11月のブルーベリー栽培…しっかり低温に当てて
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11月のブルーベリー栽培のコツ
11月になるとハイブッシュ系のブルーベリーは紅葉します。元々がドウダンツツジの仲間ですから紅葉も観賞価値があります。ラピッドアイ系は地域によっては紅葉が鈍いですし、冬になっても落葉しない場合もあります。水やり
気温が下がって水の蒸発量も減り、夏ほどの水は必要はありませんが、それでもブルーベリーは根が土の中の浅いところにあるので、乾燥しやすいことに変わりません。鉢植えはもちろんのこと、庭植えでも乾燥するようであれば水やりをするようにします。他の樹木に比べると、乾燥に弱いって意味です(他の樹木は一度庭植えすると自然の雨だけでほぼ問題ないので)。
庭植えの水やり
乾燥していたら水をやるようにします。株元にマルチングをしているなら、自然の雨だけでほぼ大丈夫になる時期です。鉢植えの水やり
ブルーベリーの活動・生育が止まっていても水やりは継続します。鉢の土が乾いていたら水をやります。土が濡れているならば水はやらないでください。指で触って見て乾いているようならば水をやります。肥料
庭植えの肥料
暖地・中間地の場合は、11月〜12月あたりに肥料をやります。土が凍るような寒冷地の場合は3月4月の新芽が動き始める前に肥料をやるようにします。この時期の肥料は「一年間で与える肥料の60%」ほどです。庭植えの場合は毎年、必要とする肥料が増えていくものです。一年から3年目だと1株で50gほど、4年から5年目で80g、6年から7年で100g、8年以上で120gほどを施します。鉢植えの肥料
鉢植えの場合も暖地・中間地だけ肥料をやります。寒冷地は3月4月まで待ってください。鉢植えの場合は、年数ではなくて「鉢の大きさ」で肥料の量を変えます。4号・5号鉢で10g、6号から8号鉢で20g、9号から11号鉢で30g、それ以上は50gをやってください。9月10月になっても新しい枝葉が出ていた場合、肥料が過剰です。9月10月に出た枝葉は寒さに当たって枯れることが多いです。その場合は、この時期に与える肥料を少し減らしてください。
ブルーベリー専用の肥料というのがあるのでソレが便利です。土を酸性にする効果もありブルーベリーに適しています。
植え付け・植えかえ
暖地・中間地では11月の植え付けも可能です。冬に土が凍るような寒冷地はこの時期は植え付け・植え替えは行わず、3月〜4月に植え付け・植え替えをします。11月はブルーベリーの苗も出回っていますので、是非、ホームセンターなどに見に行って品種の見定めをしておきましょう。植え付け・植え替えの方法は以下のリンクを参考にしてください。
11月に購入して3月4月に植える場合もあります。その苗は土が凍結するような場所には置かないでください。
管理場所・日当たり
できるだけ日当たりで管理します。まだ葉っぱがあるうちは日光に当ててください。
凍結に注意(マルチングを)
ブルーベリーは寒さには強いのですが、土が凍って根を傷つけると生育不良を起こします。そこで庭植えの場合は「マルチング」をします。マルチングは腐葉土などを根元に被せて凍結や乾燥を防止する方法です。腐葉土・ワラなどをブルーベリーの株元に敷いて、厚さを10センチほどにします。鉢植えは暖かい場所に
寒冷地の場合は、土が凍らない場所に移動させます。もしくは鉢ごとを土中に埋めて、マルチングをして凍結を防ぎます。ただし寒さに当てる必要がある
ブルーベリーは秋に落葉して休眠します。この休眠から覚めるためには「一定の期間寒さに当てる」必要があります。ノーザンハイブッシュ…7度以下を650から800時間。
ラピッドアイ…7度以下で400から600時間。
サザンハイブッシュ…短い時間で休眠から目覚めます。
ラピッドアイ…7度以下で400から600時間。
サザンハイブッシュ…短い時間で休眠から目覚めます。
寒さに当てないと春にうまく生育しなくなります。必ず戸外で寒さに当ててください。
冬の準備
雪がブルーベリーの枝に積もると、雪の重さで枝が折れます。そこで雪が降る地域はブルーベリーの枝を縛って雪が積もらないようにします。作業は落葉してから行います。来月以降は?
先月の栽培についてはを参考に。
来月以降については
を参考にしてください。
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