ブルーベリーの用土と酸度調整

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ブルーベリーの用土と酸度調整

ブルーベリー栽培での大事なポイントが「土の酸度」です。
このページではブルーベリーの用土と酸度の調整についてまとめています。栽培についての詳細は以下のページを参考にしてください。

用土(配合例)

ブルーベリーはかなり酸性の土を好み、必要とする微量要素などもあるので、一番便利なのは「ブルーベリーの専用土」がおすすめ。自作する場合はピートモス5鹿沼土5を混ぜたものを使います。

ハイブッシュ系は未分解の有機質に根を広げる性質なので、針葉樹バーク(樹皮)、木材チップ、もみがら、刈り草などの分解されにくいものをピートモスの代わりに入れるといい。
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●配合例…日向土5パーライト3富士砂1ピートモス1
●ピートモスが多いと保水はよく枝葉はしげるが実付きが悪くなる。また酸度未調整のものを使っても酸性の効果は長く続かず、結局、硫黄華や硫安で調整することになる。
●品種によっては有機物・肥料が多いと生育しても実付きが悪い。
●ハイブッシュ系は無調整ピートモスを50%。ラピッドアイ系は40%入れるといいです。

ブルーベリーと酸性土

ブルーベリーは酸性土でないと微量要素(鉄)が吸収できなくなり、クロロシスが発生したり、調子を崩す(病気・害虫のクロロシスの項目を参考に)。酸性土を維持することがブルーベリー栽培の大事なポイントになる。ただ、必要とするPhは品種によって違うし、状況(土の配合・環境・株の健康など)は各自で違うため、「これが正解」という絶対解はない。

酸度を測る酸度計があると酸性対策がしやすい。酸度を使い切りで測る「酸度紙(リトマス試験紙みたいなもの)」もあります。

ノーザンハイブッシュの最適pHは4.3~4.8、サザンハイブッシュおよびラビットアイは4.3~5.3程度。日本の雨はpH4.5~6.0。水道水は7.3位。7以下が酸性なので、雨が当たらず水道水をやっていると土が中性・アルカリよりになっていくことになる。地域の酸性雨の度合いと雨量と品種によっては、酸性なんて一切気にしないでもスクスクと育つ。

酸度調整の方法

土壌酸度計を!

土の酸性度を測る「土壌酸度計」はブルーベリー栽培には必須です。もしもブルーベリーが調子を崩していて、土壌酸度計で中性と計測されたなら、以下のクエン酸や硫安などで対処しないといけませんが、十分酸性なら別の原因となります。まずは計測です。
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クエン酸

週一回程度、クエン酸を水やりするといいです。
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硫安(硫化アンモニウム)

硫黄は入手が難しいので、安くて窒素の補給もできる硫安(硫化アンモニウム)がよい。サザンハイブッシュは根が弱い品種(オニールなど)があり、硫安をたくさんやると一時的に回復するが、その後に枯れ込むことがあるので、硫安は控えめにしつつ、クエン酸で酸度を調整しつつ、長期的には硫安で調整するといいです。
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ピートモス

成分未調整のピートモス(pH4)を落葉時期に株元にまいて、軽く土に混ぜておくといいです。
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品種

ミスティー(サザンハイブッシュ系)など弱アルカリ性でも育つ品種もある。

ブルーベリー専用肥料

酸性でないと枯れるブルーベリーのために、肥料成分に酸性にする効果のある成分の入った「専用肥料」がホームセンターなどで流通しています。これを利用するのが手っ取り早く確実です。

ただしブルーベリーは肥料をさほど必要としておらず量が多いと、これまた調子を崩す原因となるので、状況に応じて上記のクエン酸・硫安・ピートモスと併用するようにしましょう。
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