10月の胡蝶蘭の管理…花芽形成の時期・18度以下で
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10月の胡蝶蘭の管理のコツ
10月は気温が下がって来ます。胡蝶蘭は18度以下になると成長が停滞します。戸外で管理している場合は、最低気温が18度以下になる前に室内に取り込みます。室内は戸外よりは暖かいですから、室内で管理しているとまだ、ゆっくりですが成長しますので、室内の直射日光の当たらない、レースのカーテン越しの緩やかな光の中で管理します。18度以下の環境で過ごすこと胡蝶蘭は花芽をつけます。ここから温かくして管理すれば、花は咲きます。
最初に簡単にまとめ
●18度の環境に一ヶ月ほどいることで花芽ができる。開花には寒さに当たる必要がある。
●水苔が乾いたら水をやる。
●受け皿の水は捨てる。
●今月から肥料はできれば「リン」の多いものを。
●室内で管理する時は、暖房の風に注意。
●水苔が乾いたら水をやる。
●受け皿の水は捨てる。
●今月から肥料はできれば「リン」の多いものを。
●室内で管理する時は、暖房の風に注意。
水やり
水苔が乾いていたら水をやります。水は午前中にやります。水を吸い上げる力が落ちていますから、その水がたくさん残って夜中になると、冷えて根にダメージがあります。水やりは午前中にします。●受け皿の水は捨ててください。
●霧吹きで水をやるといいです。
●ジョウロで水をやる時は、葉っぱの付け根の窪みに水が溜まらないようにやってください。
●水苔がカリカリに乾くと、水をやってもやっても吸収しません。そういう時は霧吹きを押し付けて水をやると徐々に吸収してくれます。
●霧吹きで水をやるといいです。
●ジョウロで水をやる時は、葉っぱの付け根の窪みに水が溜まらないようにやってください。
●水苔がカリカリに乾くと、水をやってもやっても吸収しません。そういう時は霧吹きを押し付けて水をやると徐々に吸収してくれます。
葉水
今まで通り、霧吹きで葉っぱに水をやってください。胡蝶蘭は葉っぱからも水を吸収します。
葉っぱを拭く
もしくは濡れた新聞紙やティッシュや布でで拭いてください。葉っぱにはホコリがたまったり、水アカがつくことがあります。これらは光合成に邪魔です。濡れた新聞紙で拭くのは水分補給もありますが、ホコリ取りの意味もあります。
肥料
温室がない場合の肥料
一週間に一回、午前中に、薄い液体肥料をやります。普通の液体肥料はリンとチッソとカリが同じ分だけ入っていますが10月からは、できれば「リン」の多いものを使います。リンは花が咲くために必要な栄養素で、これから花芽がつくので必要です。置き肥はしません。温室がある場合の肥料
水苔が乾いていたら、水の代わりに薄い液体肥料をやります。この液体肥料はリン・チッソ・カリが同じだけ入っている普通のです。それとは別に置き肥をします。緩効性化学肥料で、リンが多めに入っているものを置きます。前の置き肥があったら捨ててください(もう効能が薄れているので)。植え付け・植えかえ
今月は植え替えはしません。これから先は気温が下がり、成長が止まります。植え替えは株にストレスがかかり、根も傷つきます。そのダメージを、成長が止まるこれ以降では取り返すことができません。もっと寒くなると、ダメージを取り返すどころか、ダメージが原因で枯れてしまうかもしれません。なので植え替えはしません。
管理場所・日当たり
10月になってもまだ最低気温が18度を切らないならば戸外で管理します。戸外での管理場所は参考にしてください。
室内で管理する場合
18度を切るようならば、室内で管理します。温度計を胡蝶蘭のそばに置いて「現在何度なのか」がわかるようにします。15度以下になったら、冬越しの準備をします。室内の窓辺。直射日光ではなくレースのカーテン越しの柔らかな光で管理します。●暖房をかける時は、暖房の風が直接、胡蝶蘭に当たらないようにしてください。暖房をかける場合は、葉水を多めにするようにしましょう。
冬越し
室内の気温が夜や早朝に15度以下になったら、冬越しを準備します。冬越しは、株にビニールをかけて保温したり、透明な衣装ケースに入れて「簡易温室」代わりにすることです。
温室がある場合
胡蝶蘭は18度の環境で20日から40日…過ごすことで、花芽を作ります。よってこれまで通りに25度から30度の環境と作っていると、ずっと花芽ができません。今月から一ヶ月ほど18度にするように暖房を調整します。これ以降は27度以下にするようにします。湿度は60%前後にします。
夜間に温度が下がるので注意してください。
病気・害虫
気温が下がってきて、虫は出なくなりますが、相変わらず、軟腐病や褐斑細菌病は発生します。ちょっとした傷から雑菌が入って発生するので、しょうがないです。発生したら、病気の部分を大きめに切除して、捨ててください。切除に使ったカッターやハサミは、必ず消毒してください。ガスバーナーで炙るといいです。そのまま別の植物に流用すると簡単に感染します。来月の管理は?
先月の栽培についてはを来月以降の栽培は
を参考にしてください。
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