ミニバラ・レンゲローズの育て方

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ミニバラ・レンゲローズ
ミニバラ・レンゲローズ
科名バラ科
属名バラ属
学名Yametsuhime
別名八女津姫
水やり水控え目
場所外の日なた
難易度上級者向け
画像の投稿
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開花
植え
肥料
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レンゲローズとは?

レンゲローズは1961年に日本の伊丹バラ園の辺春佳四郎によって作出されたバラ科ミニバラ(ミニチュアローズ)の品種の一つ。小さな花びらがいくつも重なる小輪半八重咲きで、木立ち性で四季咲き。樹高は20cmほどとかなり小型です。

レンゲローズは確かに病気にかかりづらいのですが、それでもやっぱりバラ。病気・虫とは無縁ではありません。もうバラの宿命と諦めましょう。レンゲローズを育てるならば、毎日葉っぱの裏まで管理して、斑点や虫を見つけ次第、補殺・切除して予防します。

冬になると落葉して枝だけになります。この時期にバラはエネルギーをため込みます。枯れ葉・枯れ枝をそのままにしていても肥料にはなりませんし、病気を持ち越すことになります。必ず取り除いておきましょう。放置しておくとカビて病気の元になります。
樹高20cm
レンゲローズ 苗の商品画像
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特徴・由来・伝承

非常に小さくて可愛く、寄せ植え、寄せ鉢にもされます。

とにかく花がかわいい。一重で淡いピンクで、高級感が売りの「バラ」というジャンルにあってこの繊細なイメージは独特です。

レンゲローズという名前はこの花を見た「岐阜知事」がレンゲに似てるなぁ、と言ったことからで、本来は「八女津姫」という名前です。

水やり

鉢の水やり

鉢植えであれば、土が乾いていたら水をしっかりとやります。気温にもよりますが、春は毎日、夏は毎日二回、冬は三日に一回程度。

レンゲローズに水やりを忘れて土があまりに乾燥しすぎてしまったら、土が硬直してしまって水をやっても水を給水せずに流れていくような状態になることがあります。これは土にピートモスが入っていると起きます。そんなときは、バケツに水を鉢の高さの7割程度に張って、そこに鉢ごと付けます。これで15分ほど放置して水を吸わせます。

庭植えの水やり

庭植えの場合は自然に降る雨だけでほとんど大丈夫ですが、花が咲いている時期や乾燥する時期は水切れしやすいので、庭植えでも様子を見て水やりをしましょう。

肥料

バラは非常に肥料食いで肥料が切れると花が咲かなくなります。花が咲いている時期は液肥を1週間に一回程度あげましょう。

あとは落葉してから12月あたりに緩効性肥料を一回、2月にもう一回、やります。冬の肥料はバラの根の成長を促すもので、この時期の肥料によって春以降の成長が段違いです。

肥料は4号鉢に1グラムとかその程度です。庭植えのときも一握りとかです。グラム数は肥料の種類によって違いますので注意書きを参考にしてください。

植え付け・植えかえ

時期・頻度

落葉時期であれば、土を落としての植え替えが可能です。落葉していない時期も、土を落とさないで、少し大きな鉢に植え替える鉢増しであれば可能です。店舗で流通している花鉢は根詰まり寸前なのですぐに鉢増しすると調子がよくなります。

鉢は毎年植え替えます。最低でも2年に一回の植え替えはしましょう。

用土

用土は花と野菜の土(培養土)を利用するか、バラの専用土というのがありますので、これを使って植え付けをします。

バラは弱酸性の土を好みます。日本は放置しておくと庭の土は勝手に弱酸性になっていきます。

鉢植えの植え替えの手順

店舗で販売しているのは「鉢苗」なので、これを植え替えます。落葉時期であれば土を落として植え替えをします。土を落とす時にバラの癌種病やコガネムシの幼虫がいないかどうかチェックしましょう。落葉していないけど、根詰まりしているようなら土を落とさないで1号か2号大きな鉢に植え替えます。

鉢底の穴を鉢底ネットで塞ぎます。その上に鉢底石(軽石)を2cmほど敷き、その上に少し用土を入れます。苗を入れたときにウォータースペース(水やりのときに水を貯めるための余裕)がある高さになるように調節しつつ、隙間に用土を入れていきます。最後に水をしっかりとやって完成です。

庭植えの植え付けの手順

庭植えすることもできますが、庭植えすると蒸れて黒点病になりやすく、失敗しやすいです。これは毎日チェックすることで予防できますが、鉢植え推奨です。

深さ30cmほどを掘り返し、掘り出した土に堆肥を2割〜3割を入れて、化成肥料を説明書きの量を入れて、よく混ぜて用土とします。穴に用土を半分戻して、苗を入れて、隙間に残りの用土を入れて、最後に水をやって完成です。

管理場所・日当たり

室内で管理していると葉っぱが黄色く変色してポロポロと落ちていきますので、とにかく日に当てます。

冬の休眠期は根が成長する時期です。日光をあてることによって土が暖かくなり、根の成長が早まります。冬は葉っぱが無いので鉢植えにして室内で管理して、気温が保てるならば日光に当てる必要はありません。

剪定

冬の剪定

冬に入り、葉っぱが落ちて丸坊主になります。ならない場合もありますが、葉っぱが紅葉しているはずです。これが休眠のサインです。

休眠したら1月~2月に地表10センチくらいで枝をバッサリと斬り戻します。すると徐々に新芽が出て来ます。

春以降の剪定

バラは一旦咲いたあとに剪定をすることで、脇芽が増えて株が大きくなります。コツとしてはひと枝に葉っぱが5枚生えている根本に新芽が作られますので、この上で切ることです。
●花がひと段落→バッサリ→また開花→ひと段落→バッサリを繰り返す。これで一斉に開花する。
●一斉に開花じゃなくて、継続させて開花させたいなら、その都度、切り戻すを繰り返す。面倒だから、バッサリパターンがおすすめ。

病気・害虫

癌腫病、黒星病、ウドンコ病、ハダニ、コガネムシ、カイガラムシなどが発生します。詳細はバラの病害虫とその薬剤の一覧・まとめのページを参考にしてください。
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