挿し苗作りと苗を買う際のポイント(さつまいも)

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サツマイモの挿し苗作りと苗を買う際のポイント

このページではサツマイモの挿し苗の作り方と、苗を買う際のポイントをまとめています。その他の栽培方法については
を参考にしてください。

挿し苗作り(1月〜5月)

一般的には4月〜6月に苗を店舗で買うが、1月から5月に種芋を買って、自宅で挿し苗を作ることも可能。この作業は一般的ではないので、参考までにしてください。

種芋の発芽には18度&湿度60%〜80%が必要で、水につけたり、土に植えたり、濡れたキッチンペーパーに包んでいると発芽する。というか、そこまで水に関しては必要ではなく、温度さえあれば発芽してくる。つまり水につけなくちゃいけないってわけでもなく、芋の内部の水分だけでも発芽するには十分。水があった方がより「発芽しやすい」程度だと考えてください。なので、大事なのは温度ですね。

発芽までは4日から7日。発芽したら、日光にあてて肥料をやるとツルが伸び、これを切って5月以降に植える。種芋ごと植えると種芋が太って小芋ができなくなるので、必ずツルを植える。

具体的な手順

具体的な手順
植える前に48度の水に40分つけると発芽しやすくなり、黒斑病の予防になります。保温のために発泡スチロールの入れ物に培養土を入れます。十分な温度が室温・温室・ヒーターなどで確保できるのならば、普通の鉢やプランターなどに植えてもいいです。

培養土には肥料が入っているので、これを効かせて意図的にツルボケを起こさせ、ツルを作ります。

ここに種芋を植えます。

種芋はホームセンターで売っていますし、スーパーでさつまいもを買ってきて、芽出しして栽培も可能。栄養繁殖なので、親株と同じ性質のものが収穫できます。

種芋は完全に埋めてもいいですし、3分の1〜半分が地上に出てもいいです。
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空気穴を空けた透明なビニールを上に張ってミニ温室を作って保温します。もしくは家庭用温室内で栽培をします。温度は32度を維持すると発芽しやすいですが、18度以上あれば発芽するので、室内の日当たりならば十分発芽します。温度が足りないなら、ヒーターをかけるなどして加温します。室内で管理する場合は、暖房の風が直撃しないように気をつけます。
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そのまま40〜45日育てて、葉っぱが7枚か8枚以上になったら、地面から2枚の葉っぱを残してツルを切る(5枚〜6枚のツルになる)。このツルを日陰に置いていると根が出ます。これを畑に植え付けます。

挿し苗を取った後も、ツルはまだ出てくるので、これを何度もとっていきます。

植え付けについては
を参考にしてください。

挿し苗を買うポイント

大体4月下旬から5月にサツマイモの苗がホームセンターに流通し始める。ツルが10本1束か25本1束で売られているのでこれを買って植える。

4月に流通し始めるが、実際に植え付けに適しているのは5月以降。ところが、我慢していると5月6月には売り切れているので、狙ってる品種があるなら、4月でもいいから買ってしまうか、予約して買った方がいいです。

販売している苗は地域によってかなり違う。ホームセンターで売っている品種はその地域にあった性質で、人気のあるものなので、これを植えるのがまず無難。飽きて、新しい品種にしたいなら、まずは店員に相談しましょう。
ウィルスフリー苗は既存のウィルスには感染していない苗でちょっと高い。

割引苗はやめといた方がいい。

ホームセンターはどんな植物でも早めに苗を出す。そしてそれが早くに売り切れる。早く買っても、植えるのは暖かくなってからにしましょう。

品種に関しては
を参考にしてください。
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