レモンの香りがするハーブの一覧

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レモンの香りがするハーブ

このページではレモンの香りがするハーブをまとめています。レモンの香りがするハーブは全体的にあまり流通しておらず、価格が高い傾向があります。

栽培難易度は

お茶にした時の美味しさは
①レモンバーベナ(美味しい)
②レモンマートル
③レモングラス
④レモンバーム
⑤レモンユーカリ(美味しくない)

の順。これはあくまで「お茶」にした時の個人的な感想です。例えば、マートルはシトラール成分(=薄荷のような香り)がして、好みが別れます。味には好みもあるし、栽培の環境によります。
難易度(栽培のしやすさ・繁茂しやすさ)と利用価値(調理・ハーブティなどの利用範囲の広さ)で考えるとレモングラスがダントツで使えるハーブですね。
まとめ
レモングラス…栽培は簡単で収穫も多く、利用法も多い。
レモンバーム…頑健で育てやすく、収穫は多すぎるほど。ハーブティはあまり美味しくない。
レモンマートル…葉っぱも花も良い香りでハーブティとして優秀だが収穫が少ない。
レモンユーカリ…ハーブティにするにはキツイ香りがする。
レモンバーベナ…香りがよくハーブティとしては一番人気だが、収穫量が少ない。

レモングラス

レモングラス(Cymbopogon citratus)はイネ科の多年草ハーブ。触れたり、風に吹かれるだけでレモンの香りはしません。お湯につけたり炊かないとしっかりと香りは出ません。ほとんど見た目がススキで、寒さに弱いものの基本的に頑健で、よく収穫できる。
レモン系ハーブティとしても優秀で、料理にもよく使われます。東南アジア風の料理(トムヤムクンなど)を作るなら便利です。また、ドライにしてから、水に入れると簡単にレモン水が作れます。

レモンバーム

レモンバーム(Melissa officinalis)はシソ科の多年草ハーブで、軽く触れるだけで香りがある。根張りが非常に強くてよく広がり、また、こぼれダネでも増えてほとんど雑草の勢いで増えるため、庭植えする前に鉢植えにして、どのくらい消費するか確かめてからにしましょう。レモンバームティは好みじゃない人もいますしね。日当たりで栽培するとレモンの香りが山椒の香りになってしまうので、日陰・半日陰で育てるといいです。
●伸びたら切り戻していかないと蒸れて枯れ込むので、収穫を兼ねて切り戻す。

レモンマートル

レモンマートル(Backhousia citriodora)はフトモモ科の常緑低木。葉っぱを切ったり、クシュクシュっと揉んで傷つけないと香りが出ないので、庭に植えただけでレモンの香りが!…とはならないです。ハーブティにするときも切れ込みを入れましょう。葉っぱより花を乾燥させてお茶にした方が美味しい。
暑さに強いが寒さに弱く、関東の戸外で越冬できたり、できなかったり。
●レモンマートルは抑えて管理すれば6号鉢でもいい。収穫して花も咲く。

レモンユーカリ

レモンユーカリ(Eucalyptus citriodora)はフトモモ科のユーカリの仲間の常緑高木。新芽に触れるとレモンの香りがしますが、育った葉っぱは触れただけではレモンの香りはせず、揉んだりすると香りがします。寒さに弱く、霜が降りる地域では栽培は厳しい。鉢植えで育てて、冬は室内に取り込みましょう。レモンユーカリはお茶にして飲むにはキツイ。防虫効果があるからむしむしコロンって名前で流通していることも。
●甘みのある「ハニーレモンユーカリ」ってのもあります。

レモンバーベナ

レモンバーベナ(Aloysia citrodora)はクマツヅラ科の落葉低木。寒さに弱いので基本的には鉢植えにして冬は室内に取り込む。軽く触れるだけでレモンの香りがして、ハーブティとしては一番人気。ただ、普段使いできるくらいに葉っぱが生えないから、なかなか贅沢。大量に収穫したいなら、レモンバーム・レモングラスの方が現実的です。

レモンタイム

レモンタイム(Thymus X citriodorus)はシソ科の多年草ハーブで、タイムに少しレモンの…というかちょっと柑橘系の香りがするハーブです。触れると香りがします。寒さに強く、育てるのは簡単。ハーブティにしてもタイムに柑橘系の香りが入ったような香りがします。
●ゴールデンクイーンタイム(斑入り立性のレモンタイム)もあります。斑入りなので綺麗です。

その他

●レモンゼラニウム
レモンバジル
●マーブルグレイゼラニウム
●レモンティーツリー
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