エダマメの病害虫のまとめ

TOP > マメ科 > エダマメ最終更新【
スポンサーリンク

エダマメの病害虫

このページではエダマメ栽培の病害虫と害獣についてまとめています。
最初にまとめ
●害虫・害獣はあっても、病気はほとんどない。
●最大の敵はカメムシ。

害虫

カメムシ

エダマメ栽培で発生する虫では最大の敵。ホソヘリカメムシ、アオクサカメムシ、イチモンジカメムシなどが発生する。カメムシがサヤの汁を吸うと成長が止まって落ちる。窒素肥料が多いと発生しがちなので控えめにする。
カメムシはスミチオン乳剤薬剤で予防・駆除します。農薬の注意書きをよく読んで使用後、防虫ネットで保護。カメムシが汁を吸うと味が落ち、卵を生まれると目が当てられない。手で取っても間に合わない。豆も成長せず小さいままで美味しくない。全株廃棄も珍しくないです。早めの対応(薬剤)でおいしいエダマメを。
●飲み終わった牛乳パックを洗わずに置いておくと、カメムシが中にやってくるので、それを廃棄する――という方法があるらしいです。
●ホソヘリカメムシの幼虫はアリに擬態している。よくよく見ると違う!かも。
●カメムシが発生するとエダマメもカメムシ臭い。茹でても匂いが残ることもある。
●カメムシは実がつくのを待っている…かのようにサヤができるとやってくる。
●カメムシはバケツに水を張って落とす。やるなら朝か夕方に。ガムテープでくっつけて廃棄でもいい。

ナメクジ

発芽後に新芽を食べにナメクジがやってくる。発が前にペットボトルをかぶせてカバーしておくといい。もしくは新聞紙や寒冷紗や不織布で覆う。

ハダニ

ハダニは乾燥すると発生する。葉っぱの裏から汁を吸い、葉っぱがかすれたように見える。夏の乾燥時期に発生するので葉っぱの裏に水をかけることで予防できる。あんまりハダニで枯れたってことはないけど、量が多いなら薬剤を散布する。

コガネムシ

コガネムシの幼虫で発生すると根を食べて、速攻で葉っぱが黄色くなって枯れる。2匹ほどで1株が枯れる。エダマメは根が浅いのでちょっと掘ると見えるところにいることもある。

バッタ

バッタ
バッタは葉っぱは食べるが実は食べない。カマキリがバッタなどを食べてくれるので放り込むといいがそれで駆除できるわけではないので気休め。目の小さい防虫ネットで覆えば被害は抑えられるが、ネットを張る前に入り込んでいると意味がない。苗を植え付けたときから張っている方が良い。バッタは葉っぱを食べるだけなので被害がそうでもないなら放置でもいい。

マメシンクイガ

マメシンクイガ
幼虫がマメ科植物の豆を食べる。7月8月に成虫がやってきて卵を産み、幼虫が豆を食べる。8月が成虫の活動活発時期なので7月中〜8月上旬に収穫するなら被害に合わない。
薬剤はスミチオン・トレボン・マラソンなどが効く。
●マメシンクイガはサヤが出来た頃に卵を産みに来る。卵から帰った幼虫はサヤの中を食べるために早めにBT剤など、人間に影響のない薬剤で対処する。

その他雑記

●カメムシが大敵。あとは台風や鳥も。マメを食べに鳩やその他の動物が。ネットが必須。
●ネットをエダマメの周囲に被せる。もしも一株だけの場合は、ネットをホッチキスで止める。ホッチキスの芯をステンレス製のものにしないと錆びてスグに取れてしまう。ただ見回ってその都度、固定するなら鉄のでもOK。
●防虫ネットは来年も使う。
●テントウシモドキが発生する
●イズサヤタマバエ…スミチオンで駆除。発生するとサヤができても実が太らずペラペラになる。
●スミチオンを散布すると三週間収穫できない。
●開花直後にスミチオン1回。開花から2週間でトレボン乳剤1回。
●ベニカ水溶液なら収穫三日前まで大丈夫。
●農薬には収穫前14日までにとか7日までに散布という表記があるので、14日以下のものを購入して撒く。撃退後に虫除けネットを張って、収穫の日を待つ。

カラス・鳩など
種まきしたた、その種を鳥がつまむ。植えたけどいつまでたっても芽が出ないなーって思ったら鳥に食べられて何もなくなってることがよくある。ナメクジ対策とおなじでペットボトルを被せたり、不織布・新聞紙などで覆ってしまうといい。
●鳥対策にはテグスがいい。畑を囲って20cmの高さにテグスを張っておくと鳥はこない。鳥は豆を食べるだけなので、ある程度育ったら撤去する。

病気

エダマメは基本的に害虫・害獣被害はあっても以下の病気はあんまり見られない。
ウドンコ病
葉っぱに白い粉が吹いたようになる。原因はカビ。低温の乾燥状態が続くと発生しやすい。株が健康だと発症しても被害は少ない。


モザイク病
アブラムシなどを媒介して感染する病気。葉っぱにモザイク状の模様が現れる。他の株へも伝染するので早々に感染株を廃棄する。治療はできない。

白絹病
夏(7月8月)に発生する。株元の土に白いカビが生える。酸性土壌だと発生しやすいとされる。

立ち枯れ病
夏に発生しやすい。過湿にしていて、連作すると起きやすい。株の上部の葉っぱから黄色く枯れ込む。原因はカビで放置していると他の株にも伝染する。
スポンサーリンク
画像投稿BBS
スポンサーリンク