バッタ

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バッタと一口にいっても

バッタはよく見かける「オンブバッタ」「ショウリョウバッタ(ショウジョウバッタ)」「トノサマバッタ」といったものだけでなく、コオロギやキリギリスといったバッタ目バッタ亜目全体を含んだ、アレっぽいものを指していることが多いです。

多いという妙な書き方をするのは、ガーデニングの分野において「バッタ」の細かい種類なんてどうでもいいことが多いからです。ピョンピョン跳ねるバッタっぽいものはみんな「バッタ」なのです。茶色かろうが、とんがっていようか関係ありませんよね。

問題は草花を食い散らかす害虫だってことです。

バッタの生活

バッタは何度も産卵し、メスだけでも産卵可能
バッタたちは、春から秋にかけて何回も産卵します。しかもメス一匹だけでも産卵します(単為生殖)。なので、メス一匹がやってきただけで、どんどんと増えていきます。

卵の保全機能がすごい
バッタの卵は卵嚢(ランノウ)におおわれています。これが相当に優秀で、少々のことでは卵が傷つきません。特に水をはじく機能がすばらしく、長い間(二週間でも)水につかっていても卵が死にません。

もちろん冬は卵で越す
なかには成虫で冬を越す種類もありますが、基本は卵で冬越しします。

バッタの性質から予防を

雑草を取り除くことで予防
バッタは日ごろは雑草の中に隠れていて、それが葉っぱを食べにあなたの花壇にやってきます。バッタが雑草の中に隠れるのは、「天敵から身を守るため」です。

なので、この雑草を取り払うと、バッタは生活の場所が奪われて、バッタ被害は減ります。雑草が生えているエリアが隣の家で草むしりが出来ないなら、その雑草地帯とあなたの花壇の間に「雑草の生えていないエリア」を作ることで、移動を制限できます。

コオロギも食害
秋に音色を奏でるコオロギも食害します。それなら私たちにとっては単なる黒い害虫。コオロギはバッタ同様草むらに隠れますが、特に枯れ草を好みます。保護色なんでしょうか。そこで枯れ草を捨てることでコオロギも予防できます。

これ以上の予防は……

野菜じゃないなら薬剤散布で
食べるものを育てているのではないなら、薬剤を散布します。

食べるものなら――
バッタを寄せ付けなくする薬剤はありません。カマキリを連れてくると、バッタを食べてくれるという人もいますが、効果は疑問。ニームというのもありますが、アレは、ニームの成分を食べた昆虫が生殖能力を無くして次の世代が育たなくなるためで、食害が無くなるわけではありません(わたしはそもそも効果に疑問を持っています)。

もう防虫ネットしかないんですよ
ホームセンターに行くと寒冷紗とか防虫ネットという名前で売っていますので、コレを買って野菜の周囲に張り巡らせます。白いネットがいいです。予防しないとバッタに丸坊主にされます。

バッタの薬剤

昔から使われる以下の薬剤などで駆除することも可能。上記にも書きましたが、薬剤の散布は野菜やハーブ栽培では避けたいので、基本的には予防策(雑草取り・防虫ネット)で対応します。

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