6月のクレマチスの栽培・管理…根腐れに注意

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6月のクレマチスの栽培・管理

6月の上旬はまだ梅雨ではないので、5月と同じような水やりをしますが、梅雨に入ると過湿気味になり、クレマチスは根腐れを起こしやすくなります。水やりを控えたり、鉢を移動させたり、溝を掘って排水して根腐れを防ぎましょう。

新旧枝咲き(中間タイプ)は6月の上旬まで咲いています。新枝咲き(遅咲き)は主に6月から開花します。開花が終わったら、剪定します。新旧枝咲き(中間)は花が終わったら花から一節か二節ほど切り戻します。新枝咲き(遅咲き)は根元までバッサリと切り戻すか、花の部分から何節から切り戻します。

水やり

庭植えの水やり

梅雨前はまだ雨が少ないため、5月同様に様子を見て水やりをします。梅雨に入ったら、自然の雨にまかせて水やりはストップしてください。
庭の土の水はけが悪くて、水たまりになるようならば、溝を掘って水を庭の外に出すようにします。

鉢植えの水やり

梅雨前は5月と同じように、晴れたら水やりをします。生育しているので水切れしやすいですし、開花している場合は水をよく吸い上げるので注意して水やりをしましょう。

梅雨以降は水やりを控えます。クレマチスは過湿になるとよくありません。根が細いので、過湿になると根腐れしやすいです。水をやるときは土が乾いてからやるようにします。土を触って確認してから水をやるようにしてください。

受け皿に水が溜まっている場合は、水を捨ててください。

肥料

液体肥料を一週間に一回やります。

液体肥料とは別に花が終わったら、新旧枝咲き【中間タイプ】・新枝咲き【遅咲き】はお礼肥をやります。お礼肥は花を咲かせてエネルギーを使った株に補給するための肥料のことです。花が終わったら、お礼肥はやりましょう。緩効性固形肥料(化学肥料)はホームセンターなどで販売していますので、それを利用します。規定している量をあげてください。
旧枝咲き(早咲きタイプ)は4月から5月の上旬にかけて開花していて、5月にお礼肥をやっていますので、もうやりません。

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植え付け・植えかえ・挿し木

鉢植え

一般的な培養土か、自作する場合は赤玉土(小粒)5腐葉土3パーライト2を混ぜたものを使います。クレマチスの専用土も流通しているのでそれを利用します。

鉢植えに植え替えるときは、一回り大きな鉢に植え替えます。鉢底に土が流れ出ないようにする網を敷いて、その上に二、三センチ軽石を敷きます。その上に用土を敷いて、苗を置いて、隙間に土を詰めていきます。鉢をトントンと叩くと隙間でできるので、隙間がなくなるまで用土を入れていきます。最後に水をやって、鉢底から水が出てきたら完成です。

苗の根鉢は崩さないでください。崩すしたりほぐすと根を傷めて生育不良を起こします。
植え替えは開花が終わって、剪定し終わってからしてください。

株分けもできなくもないです。
ただし、挿木で保険をかけておいて、リスクを理解した上での株分です。

庭植え

花が終わって剪定してから植えてください。植えるときは根の土を落としたり、ほぐしたりせず、そのまま植えてください。

挿し木

株を殖やす方法としては挿し木・取り木・種子栽培とあります。6月は挿し木が可能です。挿し木で株を作っておいて、保険をかけておいて、2月〜3月に土を落として同じ大きさの鉢に植え替えや、株分をするといいです。

管理場所・日当たり

日当たりで管理します。
ですが梅雨の時期に限っては日当たりより、長雨に当たらないことを優先してください。

長雨に当たると過湿になって根腐れを起こして、突然枯れます。できれば雨に当たらない場所で管理したり、雨に当たる場所であっても、床置きしないように台に置いていればかなり違います。できれば風通しの良いところで管理します。

夏の剪定

旧枝咲き(早咲きタイプ)や新旧枝咲き(中間タイプ)は、剪定しないと生育が止まります。株の充実のためには剪定をして、これからの生育を促してやらないといけません。ただ剪定しなかったからといって枯れるわけではありません。剪定の方法は以下のリンクを参考にしてください。

病気・害虫

気温の上昇とともに病害虫が発生します。梅雨はナメクジが発生します。ナメクジは前もって「誘引駆除剤」をまいておくと、かなり発生が抑えられます。ナメクジは他の植物も食害するだけでなく、非常に不快なので散布するといいです。

詳細は以下のページを参考に。害虫については一度ザっと見ておくと良いです。

来月の管理は?

先月の管理は
を参考にしてください。

来月以降は
を参考にしてください。
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