株分け・土を落としての植え替え(クレマチス)

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目次
  • クレマチスの株分け?
  • クレマチスは本来、株分けしない
  • 株分けも出来なくもない
  • 株分けの時期と条件
  • 3月ごろに
  • 葉っぱが出ていないこと
  • 保険をかける
  • 庭植え→鉢植えの植え替えは厳しい
  • 株分・土を落としての植え替えの手順
  • 地上部を剪定する
  • 株を鉢から抜く
  • 土を落とす
  • 株を分ける
  • 根は切らないほうがいい
  • それぞれを植えつける
  • 植え替え後の管理・養生
  • 失敗を避けるテクニック
  • 関連記事・タグ
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    クレマチスの株分け?

    クレマチスは通常は土を落とさず植え替えをするのであれば、初春であれば株分け・一回り小さな鉢に植え替えも出来なくもないです。ただしリスクがあるので、挿し木で保険も掛けること。このページでは土を落としての植え替え・株分についてまとめています。

    クレマチスは本来、株分けしない

    クレマチスは移植に弱く、根を傷つけると生育不良を起こして枯れます。なので、クレマチスの植え替えは古い土を落とさないで、鉢を小さなものから大きなものへと徐々に大きくしていくだけです。これ以上大きく植え替えることが出来ないとなると、挿し木で新しい株を作って更新する。それが普通ですので、本来は株分はしないものです。

    株分をしない通常の植え替えの手順は以下のページを参考にしてください。

    株分けも出来なくもない

    しかし、鉢を大きくしていくのも限界がありますし、挿し木で更新するのが難しい、大きく育ったので諦めるのは惜しいってこともありますよね。そこで、クレマチスの株分けも選択の一つになります。ですが、クレマチスは土を落とさずに一回り大きな鉢に植えるのが無難なのは変わりないです。

    株分けの時期と条件

    3月ごろに

    クレマチスの株分けに適した季節は冬〜初春。具体的には2月〜3月。生育が止まっていて、春に向けて生育が始まる直前、新しい枝が出る前、根が動く前に植え替えをします。活動してから土を落としての植え替えや株分をするとダメージが大きく回復せずに枯れてしまいます。

    また、気温があがると雑菌が繁殖しやすく成り、弱った株には負担が大きく枯れやすいです。開花しているときは、花に体力を消耗しているので避けます。

    理想的には中でも3月。しかし、緊急性があるならば他の季節でもやりましょう。その際には挿し木で保険をしましょう。

    葉っぱが出ていないこと

    葉っぱが出ていない、新枝が生育していないこと。活動していないときに植え替える方が確率が上がります。新枝咲きは冬にバッサリと株元から剪定しますよね。新枝咲きがもっとも成功率が高い。旧枝咲き・新枝咲きは成功率が下がるので、挿し木で保険を作っておく方がいいです。

    葉っぱが出ていない活動が止まっているときの方が理想的ってことです。緊急性があるのであれば他の季節でも。それでも挿木で保険をかけるようにしてください。

    保険をかける

    クレマチスは根をいじられると枯れることが多く、3月の土を落としての植え替えに適した時期でも回復できずに枯れることがあります。植え替えをする前に必ず、挿木をして保険の株を作っておきましょう。もしくは「枯れることもある」と覚悟を決めておきましょう。

    挿木の手順については以下のページを参考にしてください。

    庭植え→鉢植えの植え替えは厳しい

    庭植えにして、根が広がっているものを掘り上げての植え替えは厳しいです。植え付けして1年で、よほど大きく穴を掘って根を傷つけないように掘り上げれば、できなくもないですが、かなりリスクがあるので一般的にはしません。

    庭植えで移植したい場合は挿木で株を作って植え直すか、新しい苗を買って植えましょう。

    株分・土を落としての植え替えの手順

    地上部を剪定する

    地上部は高さ20cm〜40cmで切って、ほぼ丸坊主に剪定します。棒立ちの状態。葉っぱがある時期に緊急でやった場合は、少し葉っぱを残します。地上部を残すとダメージを追った根っこに更に負担がかかり、失敗しやすくなったり、回復まで時間がかかります。

    株を鉢から抜く

    鉢から株を引き抜きます。乾燥させてから、鉢を揺らして抜くと抜きやすいですが、根詰まりをしてカチカチに固まると、濡らしても叩いても抜けないこともあります。その場合は、ハンマーで鉢をかち割って取り出します。

    土を落とす

    土を落とす
    全ての土を落とします。細い棒…菜箸などで土をつついて落とします。クレマチスは大株になると株の中央に劣化した土が溜まっていて、これを取り除くことが株分けの大事な手順になります。この土を残すと寝腐れの原因となります。ひと回り小さい鉢に植え替えたいだけならば、そこまで落とさないでもいいですが、根腐れの要因になることは覚えておきましょう。

    最後は水ですべての土を洗い流します。最初から土を水で洗い流すだけでもいいです。ようは土をすべて洗い落としてしまえばいいです。

    根っこだけの状態になります。

    見ると、太い白い根っこと、茶色い細い根っこが見えますよね。太い根っこは大事な根っこです。傷つけないようにします。細い根っこも大事なんですが、太い根の方がより大事です。細い根っこは多少切れてもいいです。それでもあまり切れないほうがいいですよ。切れることが株に負担になり、回復までの期間に影響します。

    株を分ける

    株を分けます。丁寧に分けます。無理に引き裂くのはやめます。株同士がつながっている部分はハサミやナイフで切ってください。
    株分けは可能だが、種類によって、環境、株の状況によって失敗する。失敗しても気にしない。

    根は切らないほうがいい

    根がビッシリ生えていて、植え替えるのが大変でも、根は切らないほうが無難。根を傷つけると復活せず枯れることも多いし、復活まで時間がかかる。下のテクニックを参考にして成功率を上げてください。

    それぞれを植えつける

    クレマチスは根を傷つけられるのが苦手な植物です。あなたが植え替えたのが新枝咲きの改良品種ならば、元気がいいので一般的な培養土に植えてもなんら問題ないのですが、原種に近いものだと気をつけないといけません。

    適切な大きさの鉢を用意して、鉢底の穴を網で塞いで、軽石を入れて、一般的な培養土を入れ、株を入れて土を入れていき、最後に水をやれば完成です。植える時は少し深植えにすると、茎から発根して回復が早いです。

    詳細は以下のページを参考にしてください。
    庭植えにする場合は
    を参考にしてください。

    植え替え後の管理・養生

    最低でも二週間ほどは日陰か半日陰(木陰)で管理して、寒さにも当てない。霜の当たらない軒下などで管理する。活動し始めて調子が戻ったら、日当たりなどに移動させ、肥料を再開させます。
    ●種類にもよりますが、太い根が傷ついていると回復まで時間がかかる。
    ●深植えすると、茎から根が出て回復が早くなる。
    ●根のダメージによっては復活までは一ヶ月か二ヶ月以上かかることもある。それはでは養生する。

    失敗を避けるテクニック

    原種に近いもの、弱いものは以下のテクニックで成功率を上げます。

    回復するまでは無菌・無肥料の土を使う。植え替えをすると根に負担がかかります。そんなときに肥料・腐葉土・堆肥はさらに根に負担がかかり、そのまま枯死しがち。そこで、赤玉土単用で回復するまで様子を見て、ときおり液体肥料をやる程度にする。

    メネデールをやる(根が出やすくなる薬剤)。

    ダコニールをやる(雑菌を殺す薬剤)。

    深植えする。深植えすると、茎から根が出やすく、回復が早くなる。本来の地表から2センチか3センチほど深く植える。
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