5月のクレマチスの栽培・管理…花が終わったらお礼肥を

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5月のクレマチスの栽培・管理

気温が上昇し、葉っぱが増え、花がガンガン咲きます。5月はクレマチスの月です。生育するために水をたくさん吸い上げますし、葉っぱから水が蒸発して、水が必要になります。花が咲いた後は剪定します。剪定することで次の花が咲きやすくなります。

また開花した株が花屋さんでも流通します。母の日のプレゼントでもらう人も多いでしょう。クレマチスを庭植えにする人はこの時期に、花の色合いなどを見て、庭のイメージを膨らませて購入する人が多いです。

水やり

鉢植えの水やり

水をたくさん必要とします。1日一回、水をやります。土に触って見て乾いているようならば、曇りの日でも水をやってください。それでも追いつかず、葉っぱがしおれるようであれば、夕方にも水をやります。

庭植え(地植え)の水やり

基本は自然に降る雨だけで十分です。ただし生育する時期で、水をたくさん吸い上げるので、乾燥するようだと庭植えでも水切れをすることがあります。乾燥するようであれば、水をやってください。

肥料

開花している場合は、一週間に一回、肥料の説明書き通りに液体肥料をやります。
液体肥料の商品画像
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鉢のお礼肥

旧枝咲き(早咲きタイプ)は開花が終わります。旧枝咲き(早咲きタイプ)の花がひと段落したら、お礼肥をします。お礼肥は花が咲いたことで消耗した株に栄養を追加することです。これをしないと株は体力を失い、生育が衰えます。
緩効性固形肥料をやります。肥料の説明書き通りにやってください。

庭植え(地植え)のお礼肥

旧枝咲き(早咲きタイプ)は開花が終わりますので、庭植えも旧枝咲き(早咲きタイプ)の花が終わったらお礼肥をやります。

クレマチスの株の周囲30センチに溝を掘って、そこに化成肥料を混ぜ込みます。クレマチスははっきり言って肥料ぐいです。肥料を大量に必要として、肥料がしっかりあると毎年、すごい量の花を咲かせます。

植え付け・植えかえ

クレマチスの植え替え・植え付けに適した時期は冬〜初春で5月は当てはまらないですが、根詰まりしている場合や、鉢植えでは水やり管理が大変なので植え替え・植え付けをすることもあります。また、開花している株が流通していて、庭づくりのイメージもしやすいので、植えることは多いです。ただし植える場合は、必ず苗の土を落とさないようにします。根をいじると調子を崩すことがあります。また、開花しているなら植え替えは避けましょう。

用土

一般的な培養土か、自作する場合は赤玉土(小粒)5腐葉土3パーライト2を混ぜたものを使います。最近はクレマチスの専用の土も出ているのでそれでもいいです。

鉢への植え替え

現在植わっている鉢より1号か2号大きなものを選びます。極端に大きいものを選ぶと、余った土で過湿して根を傷めることがあります。

いきなり10号鉢で植えてもすぐにいっぱいになる。多少は過湿になるかもしれないが、そもそもそれ以上の繁殖力があるので、普通はあまり気にしない。

植えるときは苗に元からついている土を一切落とさずに植えます。鉢底に鉢底ネット(鉢底網)を敷いて、鉢底石(軽石)を2センチか3センチほど敷き、用土を多少入れて、その上に苗を置き、鉢と苗の隙間に用土を詰めて行きます。

1センチか2センチほど深植えすると良いです。詳細は以下のページを参考にしてください。

庭植え(地植え)の植え付け

庭植えするときは、花が終わって花の剪定をしてから植えます。詳細は以下のページを参考にしてください。

挿し木で保険をかける

5月からは挿し木で増やすこともできます。挿し木で株を作っておいて、クレマチスの株が枯れ込んだときの保険とします。落葉時期に植え替えをすることになるのですが、植え替えを失敗して枯らすこともあります。その際の保険を現在から作っておくといいです。

挿木の手順は
を参考にしてください。

管理場所・日当たり

日光を好みます。日光にしっかりと当てて生育させてください。日光に当てると生育するし水の蒸発も早くなるので、水切れしやすくなります。水やりに注意してください。日光が少ないと開花が減ります。

風でひっくり返らないように

店頭販売しているクレマチスは地上部に対して鉢が小さく、また鉢が軽いプラスチックで出来ていることが多くて、風に当たるとすぐにひっくり返ります。強風の通らない場所で管理するか、二重鉢にします。二重鉢でふた回り大きくて重い鉢に入れて倒れるのを防ぎます。もしくは黒い穴あきトレーを花屋さんでもらって、それにはめ込んで倒れないようにします。

クレマチス同士を離す

クレマチスの枝が風で外れて、枝同士が絡み合うことがあります。クレマチスのツルは鉄線と呼ばれるくらいに「硬い」ので、絡みあったら切るしかなくなります。クレマチス同士は離すようにします。

剪定

剪定をしないと一季咲きになる

剪定をしないと一季咲きになる
花が終わったら剪定します。四季咲き品種であっても、剪定しないでいると次の花が咲かず「一季咲」になります。大変ですが、必ず剪定をしましょう。花が終わると画像のような「種子」ができます。見た目は綺麗なんですが、放置せずに剪定しましょう。
●剪定できる程度の大きさ…手の届く高さに止めるように冬に剪定するか、誘引しましょう。

手順

詳細な剪定の方法は以下のリンクを参考にしてください。品種(タイプ)によって剪定の方法が違います。ちなみに4月下旬から咲いているのが早咲きタイプ。5月中旬から咲くのが中間タイプ。5月下旬に咲き始めるのは遅咲きタイプです。

誘引

すでに誘引をしていると思いますが、誘引は継続します。

誘引させるときに折らないよう、ある程度固まってから誘引するんですが、ガチガチに固くなると、今度は硬過ぎて誘引できません。毎日、様子を見て、誘引できそうな枝をその都度誘引していきます。誘引は蔓の先が一箇所に固まらないように工夫します。

誘引はイラストのようにS字に徐々に登るか、枝を扇状に広がっていくように誘引させます。

病害虫

気温の上昇とともに病害虫が発生します。アブラムシ・ハダニなど。詳細は以下のページを参考に。一度ざっと見ておくと良いです。

来月の管理は?

先月の管理は
を参考にしてください。

来月以降は
を参考にしてください。
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