花が小さくなったり減ったら寒肥をクレマチスにやるといいです

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クレマチスの寒肥

クレマチスは実は肥料喰いで、肥料を大量に必要とします。月別育て方を見れば分かりますが、液体肥料+置き肥を施します。クレマチスの栽培を毎年やっている人は春に液体肥料を一本、丸ごと原液で肥料にやるなんて人もいるくらいです。
そのくらいに肥料喰いです。鉢植えの場合は、毎年か2年に一回ほど植え替えるために、肥料と堆肥などの有機物が定期的に供給されるのですが、庭植えだと肥料を食い尽くして3年ほど経つと、花が小さくなって花が少なくなって、なんだか変な感じになります。これは株の老化・弱体化ではなく肥料不足です。

毎年肥料を追加していても、花が小さくなってきたら多めに肥料を追加しておきましょう。
クレマチスは土の腐食物が溜まって蒸れて、大株になると枯れ込みやすい。肥料を追加しても調子を崩すなら、こちらが原因かもしれません。この場合は取り木や挿木で、新株を作って更新する必要があります。詳細は以下のページを参考にしてください。

準備

用意するものは?

スコップ、肥料、ジョウロや水やりホースなどです。

どの肥料を?

肥料は「油粕7:骨粉3」か「鶏糞」が良いです。「クレマチスの専用肥料」なんてものもあります。
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クレマチス 肥料の商品画像
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完熟馬ふん堆肥、完熟牛ふん堆肥などでもいいです。堆肥は肥料ではなく、土壌改良材ではあるんですが、分解され栄養にはなりますので、長期的に効かせることができます。肥料と堆肥を両方入れるとよりよいです。
馬糞堆肥の商品画像
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時期

1月か2月に施します。

この時期に施すことで土の中で分解されて吸収されやすい状態になるのが一ヶ月か二ヶ月後です。3月〜4月以降の新芽が芽吹いてグイグイとつるが伸びる時に肥料が効いてきます。

庭植えの寒肥のやり方

クレマチスの株の周囲30cmを円状に掘ります。深さは20cmほどです。
根っこが肥料に当たると「肥料焼け」を起こして株が弱ります。肥料焼けとは、肥料に触れることで、浸透圧で根の水分が出ていって、傷んでしまう現象です。クレマチスは根が弱い性質なので尚更、肥料焼けを起こしやすく、起こすと生育不良を起こします。

クレマチスは根を下へ下へと張る性質があり、横にはあまり広がりません。だから周囲30cmで十分、根には当たらなくなります。

肥料を入れる

掘り出した土に肥料を混ぜ、土を戻します。肥料の量は説明書きを守ってください。

水をやる

最後に水をやります。肥料は水に溶けてから、根に吸収されるので、しっかりと水をやっておきましょう。

もう一つの手軽な方法

株から30センチ離れた時に何本かふかさ20センチくらいの穴を4個か5個ほど掘ります。そこに化成肥料をパラパラと入れます。穴を塞いで水をやってこれでおしまいです。

最後に…

寒肥が終わったら、気温があがって新枝が出て、花が咲き始めます。せっかく寒肥をやっても、春に水切れすると花が止まったり、花が減ってしまいます。

通常の管理については
を参考にしてください。

また2月は剪定の時期でもあります。剪定もクレマチスにとって大事な作業です。もろもろの作業については以下のページを参考にしてください。
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