5月の胡蝶蘭の管理…株の充実時期へ

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5月のコチョウランの管理のコツ

気温が上昇してコチョウランには育ちやすい時期になります。温室で育てていない胡蝶蘭もこの時期になると開花します。といっても5月の第1週は関東でも霜が降りることがあります。あると言っても10年に一回かそれ以下ですが。霜は胡蝶蘭には致命的ですので、気をつけましょう。

冬に10度以上で管理していると全ての葉っぱも残っていますが、10度以下になっていたら枯れはしなくても古い葉っぱが枯れ落ちていると思います。そういう株でも5月になると花の茎が伸びて花が咲きます。

まとめ

●温室で育てていない株も開花する。
●花の茎が伸び来ていたら支柱を。
●花が終わったら茎を切って植え替えをする。
●ミズゴケが乾いたら水をやる。
●葉っぱにも霧吹きで水をやる。
●肥料を。

参考花芽形成・開花させる方法と条件
★鉢に植え替える手順
★花が落ちたら…もう一度開花させる方法(二番花の咲かせ方)
★高芽…花茎から葉っぱと根が出てきたら
花茎が折れたら…対処の方法
★支柱を立てる目的と方法

水やり

ぬるま湯で

ミズゴケが乾いていたら水をやります。水はできれば30度くらいのぬるま湯にします。冷たい水をやると根が傷むことがあります。冬ほどは必要じゃないですが、できればぬるま湯でやりましょう。

霧吹きで

ミズゴケが乾いていたら、霧吹きでやります。ジョウロでやってもいいですが、ジョウロだとミズゴケが水を弾いて吸収しないことがあるので、霧吹きでやった方がいいです。葉っぱにも水をやってください。葉っぱからも水を吸収します。
●霧吹きは胡蝶蘭だけでなく、他の植物でも利用することが多いので、買って置いて損はないです。
●霧吹きは100円ショップで売っています。
●受け皿に水が溜まっていたら必ず捨ててください。長く放置していると、水が腐って病気になります。

肥料

温室がない場合の肥料

薄い液体肥料を一週間に一回やります。ラン用の液体肥料がいいです。

温室がある場合の肥料

ミズゴケが乾いたら、薄い液体肥料をやります。水の代わりに毎回、液体肥料をやってください。

植え付け・植えかえ・種蒔き

支柱を立てる
花の茎が伸びて来たら、支柱を立てます。支柱は針金を使って、株元に差し込んで茎を動かないようにします。茎はラン用のクリップがあるので、それで固定します。固定といってもかなり緩い固定です。
●支柱はホームセンターでも売ってます。手で曲げられる針金で。
●針金はランを売ってる花屋に言ったら、貰えるかもしれません。

参考★支柱を立てる目的と方法


植え替えの時期です

冬の間にミズゴケが腐って黒くなっていると、これから高温多湿になっていくと、株に病気が発生しますので、黒くなっているならば、今のうちにミズゴケをやりかえておきます。ミズゴケを全て取り除き、新しいミズゴケで植え替え直します。

植え替えの手順は以下のページを参考にしてください。

開花後はどうする?

もしも、下の葉っぱが冬の間に枯れてしまった株で開花したのならば、花をこのまま咲かせるのは株に負担ですので、開花したら切り花として楽しんだ方がいいです。

葉っぱがしっかりとある株であれば、花がしぼんだ後に、2節から3節残して切って、管理していると、もう一回咲くかもしれません。これを二番花と言います。花が終わったら植え替えをします。

管理場所・日当たり

管理する場所は戸外の明るい日陰か、室内の遮光した窓辺です。どちらでも構いませんが、とにかく直射日光はNGです。

いきなり陽に当てない

日光に当てた方がいいのですが、これまで室内で管理していた胡蝶蘭をいきなり戸外に当てると日光に慣れていないので「日陰であっても」葉焼けします。まずは曇りの陽に戸外の日陰に出すようにして、徐々に慣らしていきます。葉焼けしないならば戸外の半日陰でも大丈夫ですが、胡蝶蘭は無理に陽に当てる植物ではありません。明るい日陰で十分です。
●葉焼けの症状は一日で出ます。葉緑素が死んで白く抜けます。回復はしません。

温室がある場合

温室がある場合は、最低でも20度以上。できれば25度から30度にします。湿度は60%前後にします。

病気・害虫

スリップス(アザミウマ)・カイガラムシ・ハダニなどが発生します。

コナダニが発生すると、花が黄色く変色してしまいます。
カイガラムシはフンからスス病が発生しますので、見つけ次第、歯ブラシなどで落とします。ハダニは乾燥を嫌うために霧吹きで葉っぱに水をやると予防できます。

温室で管理しているとナメクジも発生します。

来月は?

先月の栽培については
を来月の栽培は
を参考にしてください。
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