キウイの品種まとめ

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キウイの品種まとめ

ここではキウイの品種の情報をまとめています。キウイ栽培で一番最初の大事な問題は品種をどうするか?です。キウイは雌雄異株で果実の味を左右するのは雌木の品種。キウイには果肉から緑系・黄系・赤系があり、緑は長期保存ができるが味は普通。赤系が美味しいが保存が効かない。黄色は保存が効かず、味はまぁまぁなので、栽培家の評価は赤>緑>黄となりがち。

品種はできれば一回食べて決めた方がいい。直売所に実を売っているので、これを買って食べてから「植える品種」を考えるといい。好みじゃないキウイを植えると後悔する。味見して植えないと、新品種が出るたびに買う羽目になる。

気に入らない品種だった場合は、好みの品種の枝を手に入れて接木してしまうって方法もある。

キウイのオスメス開花時期の表

組み合わせ
ヘイワード(♀)×トムリ(♂)
香緑(♀)×マック(♂)
アップル(♀)×マック(♂)
ゴールデンキング(♀)×孫悟空(♂)
イエロークイーン(♀)×早雄(♂)
紅妃(♀)×早雄(♂)
レインボーレッド(♀)×早雄(♂)

オスがちょうどよく咲かない?

できれば同時期に開花して、虫によって受粉してもらうと嬉しいんですが、そんなにうまくいかない。植えて数年は同時期に咲いていたのに、徐々にズレていった…ってこともあります。

丁度よく咲かないのは仕方ないです。オスの木がメスより早く咲いてさえくれれば、花粉を採取して保存しておいて、人工授粉すればいいので諦めましょう。
花粉が間に合わない、量が足りないなどする場合はネットショップで売ってるので書いましょう。
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緑系

果肉が緑なので「緑」とも「青」とも呼ぶ。開花は遅く、収穫は遅め。

ヘイワード

美味しくないわけではないが糖度が高いわけでもないヘイワードですが、収穫後に長期保存できることから、輸出用品種としては最高。家庭でも、大量に収穫できるキウイでは長期保存できるヘイワードはなんだかんだ言っても優秀で、無難な選択です。

ヘイワードはスーパーで売っているので作ってもあんまり嬉しくない。でも、長期保存が効くので、なかなか食べきれないならヘイワードがいい。食べ切れるなら赤・黄系の貯蔵期間が短いものを。

ヘイワードは緑色が濃いのでジャムにすると綺麗。外の皮の毛をタワシでゴシゴシ洗って落とすと皮も食べられないこともない。
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オスの木はトムリなど。

香緑

1987年に品種登録された香川県オリジナル品種の「香緑」は。一般的な品種「ヘイワード」よりも酸味が少なく糖度が高く、鮮やかな濃い緑色の果肉が特徴的です。

香緑はフルメット使ってもヘイワードほどは大きくならないが、味は香緑の方がよい(個人的感想)。毛が多い。
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オスの木はトムリなど。

ニューエメラルド

ニューエメラルドは香緑の改良種で、一本で結実する緑系キウイ品種。花粉が取れないんじゃないか?受粉しないんじゃないか?とドキドキする必要がないだけでもありがたい。酸味は少なく甘い。

他のキウイの受粉木としても使えますが、緑系で開花は遅いので注意。同じ緑系であればいいです。
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スーパーエメラルド

スーパーエメラルドも一本で結実する品種。ダンディライオンという別名もあります。他のキウイの受粉木としても使えます。
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赤系

紅妃など果肉の赤い品種が非常に人気で、赤系はスーパーでは売ってないのでお得な感じがする。これに対応するオス品種が「早雄(ハヤオ)」。この早雄が品薄ぎみ。キウイ栽培では赤>緑・黄で赤の方が評価が高い。でも赤は小さめで、いろいろとテクニックを使っても一個80g〜100gくらい。

開花は遅く、収穫も遅め。
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紅妃

紅妃は赤品種で人気、紅妃とレインボーレッドは本来は別品種。混在して、よく分からない状態になった?とも。開花は早い。紅妃の完熟した実はキウイのトロとも言われて美味しいが、貯蔵が難しいので、収穫はその都度行う。ただ、樹上で完熟すると動物(鳥・アライグマ)に食べられるので、早めに収穫して追熟させる。
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オスは孫悟空、早雄、ロッキーなど。

レインボーレッド

レインボーレッドは中国系の種子から静岡県庵原郡富士川町の小林氏が選抜した品種。赤系キウイ…といっても、種子の周囲が赤くなり、果肉は緑と赤が混在する。このグラデーションを「虹」としたようです。他の赤系と同じで糖度が高い。果実は小さく60gほど。
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オスの木は早雄など。

黄色系

ゼスプリゴールド

ニュージーランドで育種された品種。オスの木とメスの木の両方がある。黄色系ではおそらく一番美味しく、甘くて人気ではあるんですが、日本ではオスの花の開花時期とうまく合わないため、人工授粉しないと結実しにくく、同じような味の東京ゴールドの方が、栽培の容易さを優先して、現在は人気。

黄色系で美味しいのはゼスプリ系。とはいえゼスプリはスーパーで売ってるので、いまいち喜ばれない。

東京ゴールド

東京ゴールドはゼスプリゴールドによく似ているんですが、東京・日本での栽培に適した性質。適した性質ってのはオスの木の開花時期と合いやすいってこと。果実は意外と薄味ですが、ゼスプリを除く黄色系の中では美味しい方です。果実の形が縦長。
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オスの木としては孫悟空・トムリなど。

ゴールデンキング

ゴールデンキング(イエロージョイ)は黄色の代表品種。実は120gと大きめ。最初は緑の果肉ですが、熟すと黄色くなっていく。ゴールデンキングは酸っぱいので、ちょっと不人気。
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オスの木としては孫悟空・ロッキー・早雄・マックなど。

ジャンボイエロー

ジャンボイエローはその名前のとおり、大きめの黄色系の中でも大実の200g。ゴールデンキングと同じで酸味があり、甘味もある。毛が薄い。未熟なときは果肉が緑。
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オスの木としては孫悟空・ロッキー・早雄・マックなど。

アップルキウイ

りんごのような形をしているキウイ。果実は140gと大型。別名はセンセーションアップル、魁蜜、カイミツ。オスは孫悟空・マック・ロッキーを利用します。味も独特で、好き嫌いがありますので、植える前に果物屋さんで買って食べてみましょう。
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ベビーキウイ?ミニキウイ?

サルナシのことです。キウイはサルナシの近縁種。

雑記

●ホームセンターの品種表示タグ当てにならない。間違いが多い。店員に聞いても無駄。ということを知った上で買うか、それが嫌ならキウイ専門のネットショップ(農園が運営してるやつ)で買うべき。
●緑ならヘイワードと香緑にニューエメラルド、黄はアップルにイエローキングにジャンボイエローに東京ゴールド、赤系は紅妃。ホームセンターで十分揃う。
●赤系…イチゴキウイ(紅珊瑚)
●赤・黄は10月から12月が食べごろ。緑系は12月から4月が食べごろなので、赤黄と緑系の二種植えるとずっと食べられる。そんなに食べるかどうかは知らない。大抵は近所に配ることになります。
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