ドライフラワーに適した花、向いてる葉・実を紹介
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ドライフラワーに適した花を!
ドライフラワーは花を乾燥させて長期保存できるようにしたもの。大抵の花は風通しの良い日陰で管理していれば、ドライになるんですが、花びらに水分量が多い花だと乾燥する前に腐って、もしかすると吊るしていた自宅の壁に跡が残ることもあります。そこで花びらに水分が少なく色落ちしにくく、ドライフラワーに適した花をまとめています。
ドライフラワーに向いた花
センニチコウ
センニチコウは春から夏に植え付けると、夏から秋にボール状の花を開花するヒユ科の一年草。触ってみるとすでにカサっとしているので、花茎を摘んで、束ねて風通しの良いところで逆さに吊るしておくと、ドライフラワーになります。色も落ちにくいです。栽培もしやすくて、夏の定番のガーデニング植物です。
アジサイ・アナベル
アジサイ・アナベルはアジサイ科の落葉低木。大株になると大きな花をたくさん咲かせるのも嬉しいですが、アジサイで失敗しやすい剪定もアナベルは簡単!ってのも嬉しい。適当に花茎を切って、吊るしておくとドライフラワーになるのですが、刈り取らずに庭に放置していても、カラカラになってドライフラワーになっている。
ノリウツギ・ミナヅキも同様にドライフラワーにできます。
スターチス
スターチス(リモニウム)はイソマツ科の一年草・多年草。ガーデニングではあまり見かけないですが、切花ではよく流通していて、束ねて風通しの良い日陰で吊るしているとドライフラワーになります。カスミソウ
カスミソウはナデシコ科の花で、よく花束にクッションとして入っています。カスミソウの花って放置していると黒ずんでしぼんでしまうので、その前に…綺麗なうちに束ねて吊るしておくと、ドライフラワーになります。でも、ちょっと嵩(カサ)張るんですよね。ヘリクリサム
帝王貝細工などのヘリクリサムは、開花しているときからかなりカサカサで乾燥しているので、綺麗なうちに摘んで吊るすと、簡単に…色落ちも少なく1週間ほどでドライフラワーになります。ヘリクリサムは新しい園芸品種(ヘリクリサム・コロロ)も開発されているので、栽培したら一度はやってみるといいです。
ラベンダー
ラベンダーの中でもイングリッシュラベンダーと呼ばれるものが、香りがよくてドライフラワーに適しています。他の種類もできますが、香りが良いのはイングリッシュラベンダーです。ドライフラワーというよりはポプリやドライハーブというべきですね。ローダンセマム
ローダンセマムは春に開花し、流通するキク科の多年草。夏越しできずに枯れることが多いので、綺麗なうちにドライフラワーにするのも手。ただ、あんまり花茎が長くないので、束ねてドライにするのは大変かもしれないです。ケイトウ
ケイトウというと、槍型の花と、脳みそのような丸型とあって、どちらもドライフラワーにはできますが、丸型は腐ることもあるので、槍型ならおすすめです。バラ
バラでも一本に何輪も花がついているスプレー咲きのバラは、一輪づつが小さいので簡単にドライフラワーになります。ですが、大輪だとドライフラワーになり切る前に腐ることもあります。よくお花屋さんが吊るしてドライフラワーにしているので、交渉すればかなりお安く売ってくれると思う。なぜなら、あれは売れ残りを仕方なく吊るしているだけで、安くてもいいので買ってくれると嬉しいから。
カーネーション
カーネーションは母の日だけでなく、年間を通して流通する切花です。同様に風通しの良いところに吊るしておくと、ドライフラワーになります。ただ、綺麗かどうかはなんとも。セルリア
セルリアは南アフリカに自制するヤマモガシ科の多年草。花びらがまるでワックスペーパーのような透明感があり、最初から乾燥気味でドライフラワーに適した植物です。ただ、栽培自体は難しいので、ドライにするなら切り花を花屋さんで購入しましょう。特殊系
エリンジューム
エリンジュームやヒゴタイ、ルリタマアザミも開花しているときからドライっぽいです。見た目がまるで金属のような不思議な質感があり、部屋の雰囲気によってはオシャレです。栽培もできますが、切花で流通しているのでこれをドライにするといいですね。スモークツリー
スモークツリーはウルシ科の落葉樹。よく庭で咲いていますし、切花として花屋さんに流通しています。あのモコモコは花ではなく、花の咲いた跡。綺麗なうちに切って吊るしておくとドライフラワーになりますが、緑系のスモークツリーのドライフラワーは特に「ホコリ」みたいなので、綺麗と思うかどうかは、結構人によると思います。プロテア
プロテアはヤマモゴシ科の常緑低木。鉢植えでの栽培をすることもありますが、日本の気候にあっておらず、なかなか厳しい。切花だと流通しているので、ドライフラワーにするならこれを買うなどします。もともと乾燥しているので、吊るさなくても風通しさえよければドライフラワーになります。
アーティチョーク
アーティチョークはイタリア料理の食材としても利用されるキク科の植物。栽培も可能ですが、切花としてもよく流通しています。風とおしが悪いと、水分が抜け切る前に腐ってしまいます。バンクシア
バンクシアはヤマモガシ科の常緑樹。切花でよく流通しているので、ドライフラワーにするといいです。ドライフラワーにするのに注意が必要
ミモザ
ミモザアカシアはマメ科の常緑樹。春に黄色いモコモコの花を咲かせます。この花が綺麗なときに摘んで吊るしたドラフラワーをよく見かけます。花も葉っぱも一緒に綺麗にドライになるのが嬉しい。ですが、花粉がアレルギーを引き起こすため、人によっては厄介なことになるかもしれないです。グレビリア
グレビリアはヤマモガシ科の常緑低木。独特の花の姿で庭木としても切花としても人気があります。グレビレアにはアレルギー源となる成分が含まれているので、室内に飾って異変を感じたら、撤去しましょう。ドライフラワーにしやすい葉・実系
ヒペリカム
ヒペリカムはオトギリソウ科の低木。赤い実が綺麗でフラワーアレンジメントによく利用されます。花ではなく実をドライにして、楽しみましょう。ただ、実はちょっとスパイスのような匂いがするので嫌いな人もいるかもしれません。綿花
綿花はアオイ科の植物で、俗に言う「木綿」。昔から日本で栽培されてきたので、鉢植えや庭で栽培もできます。ワタが弾けたら、切って吊るしてドライフラワーにします。フラワーじゃなくて「綿」ですけどね。ユーカリ
ユーカリのグニユーカリやポポラス、メラレウカなどの葉っぱは吊るして乾燥させると長期保存でき、他のドライフラワーと組み合わせると綺麗にまとまります。ただ、ユーカリは独特の香りがありますので、嫌がる人もいるかもしれないです。シロタエギク(ダスティミラー)
シロタエギク(ダスティミラー)はキク科の常緑多年草のシルバーリーフ。綺麗な葉っぱで育てやすく、手間がかからない。葉っぱが大きくなったら切って、吊るしておくと簡単にドライになります。コニファー類
ヒノキ科などのコニファー類もそのままドライにでき、他のドライフラワーと一緒に飾るといいです。生の葉でクリスマスリースを作り、それをそのまま吊るしているだけで、いずれはドライになります。あまり経年劣化しないので、状態が良ければ来年も利用するといいです。ちなみにリースにはサツマスギが人気ですが、ニオイヒバでリースを作るといい香りがしますよ。
最後に…
というわけで、ドライフラワーに適した植物はどうでしたか?あくまで「適した」というだけで、風通しが良い場所に吊るせば大抵はドライフラワーになりますし、水分が多いものもシリカゲルで脱水すれば、色落ちも抑えてドライになります。ちなみにシリカゲルはフライパンで炒めて脱水すれば何度も利用できます。
それではまた。
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