常緑モミジの育て方
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科名 | ムクロジ科 |
属名 | カエデ属 |
学名 | Acer fabri |
別名 | ジョウリョクモミジ、トキワモミジ |
耐寒 | マイナス5度 |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
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常緑モミジの特徴は?
常緑モミジハムクロジ科カエデ属の常緑低木。カエデの仲間なんですが、常緑で秋に紅葉するものの落葉はしない。学名が「ファブリ」なのでファブリで流通していることもあります。常緑で紅葉するし、耐寒温度マイナス5度で暖地なら選択肢としてアリ。中間地は微妙。管理人の住む山口〜広島では大きくなっていました。ただ、モミジとあるものの葉っぱには光沢があり、葉っぱの形状はカエデのそれとは全く違うため、これを見て「カエデ」と思う人は少ないかもしれない。
春に開花し、その花にカエデの特徴的なプロペラの種子をつけます。
樹高3m〜5m
水やり
水を好む植物ですので、庭植えでも様子を見て水をやります。特に植え付けて1年か2年は水切れしやすいので注意しましょう。鉢植えの場合は土が乾いていたらすぐに水やりをしてください。鉢植えでずっと栽培するようなタイプの植物ではなく、庭植えにして手間をかけずに育てるものですので、庭植えにしましょう。
肥料
庭植えの場合、寒肥として2月に一回、開花後に一回、化成肥料か油粕をやります。化成肥料であれば、説明書の規定量を株の周囲にまきます。油粕の場合は、根に当たらないように穴を掘って埋めてください。そのとき、できれば腐葉土か堆肥を一緒に入れて、土の水もちをよくしておくといいです。鉢植えの場合は、3月と開花後に一回づつ化成肥料を置きます。
植え替え・植え付け
時期
落葉しないのですが、一般的なカエデが落葉している寒さで活動が止まる秋〜冬に植え付けをします。多少は春〜梅雨にズレ込んでも大丈夫です。鉢の植え替え・植え付けも同時期に行います。
用土
一般的な花と野菜の培養土で植え付けます。自作する場合は赤玉土6腐葉土4に化成肥料を混ぜたものを使います。鉢植えの手順は?
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。植え替えの場合は、土を落とさないで現在より少し大きな鉢に植え替えましょう。植え替えの時に少し剪定して枝を減らして根の負担を減らした方が回復が早いです。
庭植えの手順は?
深さ40cm直径40cmの穴を掘り、掘り出した土に腐葉土か堆肥を2割ほど追加し、化成肥料を規定量入れて、よく混ぜて用土とします。穴に用土を半分戻し、株を配置します。水をやりつつ隙間に用土を入れていき、ドロドロにしながら、根の隙間に棒でつつきつつ泥を流し込んでいきます。隙間にしっかりと入れることで根が張りやすくなります。
地面まで泥を入れていったら、余った土で周囲に土手を作って、そこに水を溜めます。水が吸収されてひいたら、土手を崩して完成です。グラグラするなら支柱をたててくくりつけて動かないようにしましょう。
また、根の負担を減らすために枝を少し切っておくといいです。その方が回復が早いです。
管理場所
日当たり〜半日陰で栽培します。日当たりの場合、株元に日光が当たりすぎると乾燥で枯れることもあるので、株元にワラや腐葉土でマルチングをして蒸発を防ぐといいです。冬の寒さにはカエデとしては弱く、耐寒温度はマイナス5度(通常のカエデはマイナス15度〜マイナス25度)。霜にあたっても枯れないが、土が凍結するほどだと枯れる。中間地でも庭木として栽培は可能だけど、強めの寒波が来ると危険。暖地での庭植えは問題ないです。
暖地以外は冬は鉢植えで室内に取り込むことになりますが、そういう植物じゃないので、暖地以外では栽培はしないと思う。
剪定・切り戻し
2月と開花後に、邪魔な枝、枯れた枝、変な方向に伸びた枝、徒長枝などを取り除き、風通しをよくする程度に間引いておきます。風通しをよくすることで病害虫の予防になります。病害虫
ウドンコ病、テッポウムシ、毛虫、ナメクジ、アブラムシ、ハダニなど。剪定で枝を整理して、オルトランを土に混ぜておけばかなり予防できます。スポンサーリンク