ロサ・ガリカの育て方
TOP > バラ科 > 薔薇 > ロサ・ガリカ最終更新【】ロサ・ガリカ
科名 | バラ科 |
属名 | バラ属 |
学名 | Rosa gallica |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 上級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
剪定 |
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ロサ・ガリカの特徴は?
ロサ・ガリカはバラ科バラ属の落葉低木のバラの品種。半ツル性・シュラブで一季咲。地中海〜中近東で生まれた品種で、ギリシャ・ローマ時代から庭植えにされていて、「最初の庭植えバラ」とされています。ガリカがいつ、だれによって作り出された品種なのかは分かっていません。ちなみにガリカはケルト人の民族であるガリアにちなんだ命名。このガリカという学名は18世紀に付けられた名前で、これは分類学の祖のリンネに届いた標本がフランスのものだったから、ってだけで、本当のことはよく分からない。
薬用・香料にも利用されてきたので、薬剤師のバラという異名もあります。ここから初期のバラの品種が生まれました。ダブル・セミダブル・一重のピンクの花を咲かせる。淡いピンクのこともあるし、濃いピンクのこともある。これは環境というよりは個体差や他の品種との交配が原因だと思われます。原種に近い品種らしく野生的…というか小さなトゲも多くて花びらも少なくて、現在では好む人は少ないかなと思う。
ただ、歴史的には非常に価値のある品種で、育ててみてもいいでしょう。流通はしていますが、数が少ないです。
水やり
庭植えにした場合は、自然に降る雨だけでほぼ大丈夫ですが、活動する春と、高温になる夏は様子を水をやります。冬は自然に降る雨だけでいいです。鉢植えの場合は鉢の土が乾いたら、鉢底から水が出るくらいにしっかりとやりましょう。受け皿に溜まった水は捨て、土が乾くまで水をやらないようにします。
肥料
庭植えなら2月と9月下旬に周囲に穴を掘って化成肥料と堆肥を埋めます。鉢植えであれば3月と10月に化成肥料をやります。もしくは3月〜9月に液体肥料を月に2回ほどやります。植え替え・植え付け
時期・頻度
植え付け・植え替えは落葉時期の12月〜2月にします。鉢植えの場合は2年に一回植え替えをします。用土
一般的な花と野菜の培養土か、バラの用土で植え付けます。自作する場合は赤玉土6腐葉土4に化成肥料を混ぜたものを使います。鉢の植え付け・植え替えの手順は?
鉢植えの底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで、その上に鉢底石(軽石)を2cm〜3cm入れて、その上に用土を入れて、株を入れて、隙間に用土を入れて、最後に水をしっかりとやります。植え替えをするときは古い土を3分の1ほど落として、同じ大きさの鉢かひと回り大きな鉢に植え替えます。植え替えの際は地上部を少し刈り込んで根の負担を減らすといいです。
庭植えの手順は?
深さ30cm〜40cmの穴を掘り、大きな石があったら取り除いておきます。掘り出した土に腐葉土か堆肥を、庭土に対して3割か4割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。できれば1週間寝かせて、土を馴染ませると根が広がりやすくなります。穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
管理場所
日当たりを好むので日当たりで管理します。寒さには強くマイナス20度〜マイナス25度まで耐えます。剪定・切り戻し
落葉時期(12月〜2月)に開花しにくくなった古い枝を落として、新しい枝に更新します。また、放置していると大きくなるので、毎年、高さを半分〜3分の1くらいに切り戻しておくと管理が楽です。多少切り戻しても、春〜夏にグイグイ伸びるので気にしないでいいです。作業をするときはトゲがすごいので革手袋をしてください。
冬の剪定の詳細は
を参考にしてください。
病害虫
アブラムシ・ハダニなどが発生するが、バラとしては病害虫には強い方。その他の病気については
を参考にしてください。
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