デュランタ・アルバの育て方

TOP > クマツヅラ科 > デュランタ最終更新【2023-11-16】

デュランタ・アルバ

科名	クマツヅラ科
属名	ハリマツリ属
学名	Duranta repens 'Alba'
耐寒	5度
水やり	水を好む
場所	外の日なた
難易度	中級者向け

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11	12
開花
植え
肥料
剪定

デュランタ・アルバとは？

デュランタ・アルバはクマツヅラ科ハリマツリ属のヂュランタの白花種。デュランタ・ホワイトラブという名前でも流通していることが多い（参考：学名と流通名など植物の名前について）。ホワイトラブはアルバの香りが強いものを選抜したもの（だと思われる）。

白い花が綺麗だが、花の量はデュランタ・宝塚の方が多くて派手。他の性質はデュランタと同じなので、詳細な育て方はデュランタを参考にしてください。
樹高最大で2ｍ

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最初に簡単にまとめ

●デュランタ・アルバはクマツヅラ科のデュランタの白花種。
●水やりは普通。鉢植えなら土が乾いてから水をやる。庭植えならほぼ自然に降る雨だけで十分。
●春から秋に肥料を。
●日当たりか半日陰で管理する。
●夏の直射日光に葉焼けするかも。葉焼けするなら遮光する。
●冬は暖地なら戸外で越冬。中間地でも地上部が枯れ込んでも根が枯れなければ春には芽吹く。寒冷地では室内に取り込む。

水やり

庭植えの水やり

中間地・暖地では庭植えでの越冬も可能。庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。

鉢植えの水やり

鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。要は普通の水やり。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。受け皿の水は捨ててください。受け皿の水を放置していると水が腐って病気の原因になります。

●夏は早朝か夕方に水やりをします。昼間に水をやると水が沸騰して根を傷めます。
●冬は生育が鈍くなっているので土が乾いてから数日経って水をやります。朝に水をやります。昼以降に水をやると水が明け方に凍って枯れてしまうかもしれません。
●冬は寒さで地上部が枯れこむこともありますが、根まで枯れていなければ春には芽吹きます。なので鉢植えの場合は冬の間も諦めずに水やりをしてください。
●店頭販売しているものは地上部に対して鉢が小さい。そのため、夏に水切れしやすい。

水やり三年…水やりは難しい。（初心者向き）

肥料

生育時期の4月から10月は二週間に一回液体肥料をやる。もしくは一ヶ月か二ヶ月に一回緩効性固形肥料をやる。開花時期に肥料が切れると花が止まるので、肥料は切れないようにする。

●ただし、肥料が多すぎると逆に花が咲かなくなりますので調節してください。

植え付け・植えかえ

時期

鉢植えの植え替えは二年に一回か毎年。鉢の底から根が出てきていたら植え替えをします。植え替えや植え付けに適した時期は5月から7月あたり。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒7腐葉土3を混ぜたものを使う。庭土に3割ほど腐葉土か堆肥を追加して混ぜて用土として使う。

鉢植えの植え替え

鉢植えの場合は、根鉢（ポット）より一回り大きな鉢を用意します。植え替えの場合は古い土を三分の一ほど落としておきます。根の負担を減らすため、地上部の枝も半分ほどに切り詰めます。鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。

庭植えの植え付け

庭植えの場合は、植え付ける二週間前に深さ30cmほど掘り返し、苦土石灰をまいて中和させておく。植え付け直前に、同じように深さ30cmほど掘り返し、掘り出した土に腐葉土か堆肥を３割混ぜて、化成肥料を説明書の容量を入れよく混ぜて用土とします。

穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

●霜が降りない地域であれば冬も戸外で越冬。関東以西の地域では冬の寒さで地上部が枯れ込んでも根まで枯れなければ、春には芽吹く。

栽培可能地域

九州・中国・四国・関西・中部・関東南部

参考自分の地域で育てられるのか分からないときに読むページ

九州南部・四国南部の暖地であれば、戸外で越冬が可能。関東以西の中間地ならば冬の寒さで落葉・地上部が枯れ込んでも根が枯れなければ春には芽吹く。

管理場所・日当たり

日当たりを好む
日当たりを好み、日当たりが悪いと花が咲かなくなる。夏の直射日光には葉焼けすることがあるので、葉焼けするようであれば半日陰に移動させるか、寒冷紗やヨシズで遮光する。室内で育てることもできる。一年で通じて室内の日当たりで管理する。

冬の管理場所

耐寒温度は0度あたりとされますが、実際にはマイナス5度くらいまでは大丈夫らしい。土が凍ると根が枯れて完全に枯れる。冬は霜が降りない暖地であれば戸外問題なく越冬。5度以下になると落葉してしまうが、落葉して地上部が枯れ込んでも、根が枯れていなければ春には芽吹きます。

中間地でも落葉させたくないなら、鉢植えにして室内に取り込んで管理する。昼間に暖房をかけている部屋（リビングなど）では夜中でも5度以下にはほぼならないので、そういう部屋で管理する。ただし、窓の近くは外気に近く、寒波が来ると氷点下になるので注意する。

冬の間も鉢植えの場合は水をやらないと春までに枯れてしまう。諦めないで水をやってください。

冬に室内で管理する場合、暖房の風が直撃すると乾燥で枯れてしまうので、直撃は避けてください。