ゴールドクレスト・オーレアの育て方

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ゴールドクレスト・オーレア
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科名ヒノキ科
属名イトスギ属
学名Cupressus macrocarpa GoldCrestAurea
水やり水控え目
場所外の日なた
難易度上級者向け
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植え
肥料
剪定
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ゴールドクレスト・オーレアの特徴は?

ゴールドクレスト・オーレアはヒノキ科のモントレイトスギの園芸品種の針葉樹(コニファー)のゴールドクレストのさらに改良版。ゴールドクレストの葉っぱがさらに黄色になっている。オーレアは「金色」の意味で他の植物の学名・品種名でもよく見られる名前です。

ゴールドクレストやゴールドクレスト・ウィルマがよく流通していたが、日本の気候に合っていないのがバレて最近では生産量が落ちている。オーレアはそもそも生育の速度が遅く、生産しにくいものなのもあって、現在は見かけない。ゴールドクレスト同様に日本の気候が合っていないのでワンシーズン、ツーシーズンほど栽培するのであれば可能ですが、長期的に栽培していると枯れる。

水やり

庭植えの水やり

庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。庭植えして一年か二年は根が張っていないので、庭植えでも様子を見て水やりをしてください。

ゴールドクレスト・オーレアは水を欲しがる木で、水が切れると葉っぱの先からカサカサになって枯れこんできますので、注意してください。

泥が跳ねると、泥がついた葉っぱが枯れこむので、泥はねしないように株元をマルチング(腐葉土やワラやバーク)するといい。バークを使うと格好いいです。
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鉢植えの水やり

鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。水をやったら、次には土が乾くまで水をやらない…メリハリのある水やりをしましょう。受け皿の水は捨ててください。

冬は生育が鈍くなるので水やりの頻度を減らします。水やりは土が乾いてから数日たってからやるようにします。

肥料

庭植えであれば、2月に寒肥として化成肥料であれば、周囲にまきます。油粕の場合は、株の周囲に根が当たらないように離れたところに深さ20cmの穴を数カ所に掘って埋める。2月とは別に6月にもやるといいです。

鉢植えの場合は、生育時期の春から秋の間に、二週間に一回液体肥料をやる。もしくは3月と6月に一回づつ緩効性固形肥料をやります。コニファーは意外と肥料を食くもので、肥料が少ないと葉っぱの色が悪くなり、葉っぱが少なくなります。
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植え替え・植え付け

植え替え時期

春か秋に植え付け・植え替えをする。

用土

一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。庭植えの場合は庭土に3割ほど腐葉土か堆肥を追加して混ぜて使う。

鉢植えの手順

鉢植えの場合は、根鉢(ポット)より一回り大きな鉢を用意します。植え替えのときに根についた土は落とさないで植え替えをする。土を落とすと根にダメージがあり、回復しきれずに枯れることもあります。

鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2cmから3cmほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。これで完成です。

庭植えの手順

庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、化成肥料を説明書きの規定量入れて、よく混ぜて用土とします。 穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。

挿し木

挿し木すると発根して株が増えるが、生育が遅いので普通はしない。

管理場所・日当たり

日光を好むので日当たりで管理する。室内でも室内の日当たりで管理する。多少の日陰でも育つが、あくまで日当たり。

越冬

耐寒温度はマイナス5度から0度前後。寒冷地では室内で管理する。中間地の気温0度くらいで発生する軽い霜が降りる程度の場所ならば戸外でも越冬するが、強めの寒波(マイナス5度以下)が来ると怪しい。鉢植えにして室内で管理するのが無難。

病害虫

ハダニ
乾燥すると発生する。見つけ次第、薬剤を散布する。葉っぱに水をかけると予防できるが、ゴールドクレスト類は蒸れに弱いので、浸透性薬剤(オルトラン)を使うか、直接薬剤で駆除するかします。

カイガラムシ
白い泡をまとった虫。幹や葉っぱから汁を吸う。最悪枯れることもあるので見つけ次第、ハブラシなどで、こそぎ落としてしまう。落としてしまえば動けない虫なので死んでしまう。数が多い場合は薬剤を散布して駆除する。

その他
アブラムシ・スギドクガなど。

剪定・切り戻し

3月4月あたりに、樹形を整えるように剪定します。乱れていないならやらなくてもいいです。ゴールドクレスト・オーレアは生育が遅いので気にならないなら剪定しなくてもいい。

葉っぱが密生すると蒸れてしまうので、必要であれば枝をさばいて、葉っぱをむしって風を通します。生育が遅いので、強い剪定をすると回復が遅いので、弱い剪定に押さえておきましょう。
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