1月のラベンダーの栽培…系統によって管理場所が違う

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1月のラベンダーの栽培

1月はすっかり寒くなっています。ラベンダーは高温多湿を嫌い、寒さには強いもの。といっても、寒さに弱い種類もありますので、細かい温度は以下のページを見て確認してください。
ここで問題なのは降雪です。例えば雪が積もる地域の場合、雪が積もると、雪が保温になって地表では地温もあって0度前後にしか下がらないです。よって氷点下まで耐えられる大抵のラベンダーは雪の下の方がむしろ越冬ができるのですね。

それよりも、寒冷地でも雪が積もらない地域の「寒風」の方がラベンダーにはきつい。寒風は低温かつ乾燥していて、これがなんのマルチングもないところに当たると霜柱になったり、土が凍結したりして、枯れたり、傷んでしまいます。

栽培のまとめ

●ラベンダーの系統によって耐寒温度が違うのでチェック。
●水やりは控えめに。
●肥料はやらない。
●寒さに弱いプテロストエカス系は室内へ。
●ストエカス系・デンタータ系はマルチングするか、室内に取り込む。

水やり

鉢植え…土が乾いてから水をやる

冬になり、生育が鈍くなり、水やりは稀になるんですが、冬は乾燥していて生育しなくても土が乾燥します。鉢植えの場合は、土が乾燥して数日経ってから水をやります。水をやるのは朝にしてください。午後に水をやると、その水が夜から明け方になると、残った水が凍ってしまいます。

庭植えの水やり

基本的に雨や雪だけでいいのですが、どうにも雨が降らない時期があります。その時は水をやるようにしてください。

葉っぱのよごれ

デンタータ系など葉っぱに汚れがついている場合があります。これは葉っぱから染み出した油に土ぼこりがついている状態です。このままだと「気孔(葉っぱが呼吸をする穴)」が塞がって、葉っぱが枯れてしまいます。

晴れた日の午前中に葉っぱに水をかけるようにして水やりをして汚れを洗い流してください。

肥料

肥料はやりません。生育していないのに肥料をやると根を傷めて枯れてしまいます。

植え付け・植えかえ

植え替えはできません。

管理場所・日当たり

系統によって管理場所が違うので、以下のページで系統を確認しておきましょう。

アングスティフォリア系・ラバンディン系

イングリッシュラベンダーなどのアングスティフォリア系(耐寒温度−15度)とラバンディン系(耐寒温度ー10度)は寒さに強いです。冬の寒さなんてへっちゃらです。なんの問題もありません。戸外のできれば日当たり。寒風に当たると葉っぱが赤紫になることがありますが、これは寒さで紅葉しているのと同じです。問題ありません。

上にも書きましたが、雪に埋まっているなら、温度は0度に保たれてむしろいい環境ですが、雪がなく、寒風にガンガン当たっていると、寒さはともかく乾燥で傷んでしまったり、霜柱で根が持ち上がって枯れてしまいます。鉢植えならば寒風が当たらない場所に移動させ、庭植えの場合は寒風避けをして、マルチングをします。

プテロストエカス系

レースラベンダーなどのプテロストエカス系ラベンダーは寒さに弱く、0度前後で枯れてしまいます。見た目はフカフカしているんですが。最低気温が10度以下になるあたりから、室内に取り込みます。室内の日当たりで管理し、暖房の風が直接当たらないようにしてください。暖房の風が当たると乾燥のあまりカリカリで枯れてしまいます。
●霜の降りない暖地であれば戸外での越冬もできる。

ストエカス系・デンタータ系

ストエカス系・デンタータ系は耐寒温度はマイナス5度で、土が凍結すると枯れてしまいます。土が凍結しない中間地なら問題なく越冬しますが、中間地でもたまーに強い寒波がくると凍結して枯れます。そこで、中間地・寒冷地ではマルチングをします。マルチングは株元に腐葉土やワラで覆うことで土の凍結を防ぐことです。腐葉土やワラは厚さ10センチほど敷きます。
●もしくは室内で管理する。
●暖地であればなんの問題もなく戸外で越冬。
●室内で管理する場合は、日当たりのいい場所で、暖房の風が直接、当たらないようにします。直接じゃなければいいです。

来月は??

先月の育て方は
を参考に。

来月以降は
を参考にしてください。
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