ラベンダーの種類(系統)と耐寒温度と耐暑性のまとめ

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ラベンダーの種類(系統)と耐寒温度と耐暑性のまとめ

ここではアングスティフォリア系・ラバンディン系・ストエカス系・デンタータ系・プテロストエカス系・スイートラベンダー系・スパイクラベンダー系の耐寒温度と耐暑性を主にまとめています。

系統の詳細はラベンダーの系統まとめの方が細かいのでそちらをどうぞ。

耐寒と耐暑について

耐寒温度というのはマイナス5度までは「土が凍らなければ枯れない」という意味。0度というのは霜に当たったら弱っていずれは枯れるという温度。マイナス10度、マイナス15度というのは寒冷地でも育つってこと。
●表にするとラベンダーは種類によってかなり育つ環境が違うのが分かりますね。

一覧

名前耐寒性耐暑性開花料理
アングスティフォリア系-15℃5月6月
ラバンディン系-10℃7月〜9月×
ストエカス系-5℃4月〜6月上旬×
デンタータ系-5℃4月〜6月、11月12月×
プテロストエカス系0℃6月〜10月×
スイートラベンダー-5℃普通5月6月×
スパイクラベンダー-10℃7月8月×

補足

アングスティフォリア系

主にイングリッシュラベンダーのこと。

北海道で育つくらいに寒さに強く、他の地域では夏の暑さで枯れてしまう。香りが良く、料理やその他の用途でも利用される。ラベンダーの香りというのは基本的にコレのこと。アングスティフォリア系以外は基本的に観賞用。

ラバンディン系

アングスティフォリアとスパイクラベンダーの交配種のグループ。大株に育ち、寒さにはそこそこつよくて、夏の暑さにもそこそこ強いが、あくまでアングスティフォリア系に比べれば程度の話。中間地でも夏越しは可能だけど、それなりの手間は必要になります。

ラベンダーグロッソアロマティコなどがあり、頑健で育てやすいです。
●夏の暑さにそこそこ強い。アングスティフォリアは寒冷地じゃないと夏越しはかなり厳しい。夏越しで来ても徐々に弱ってしまうが、ラバンディンはそこまでではない。

デンタータ系

葉っぱがキザキザで葉っぱのようになっているラベンダー。夏の暑さにそこそこ強いが、あくまでアングスティフォリア系よりマシ程度。葉っぱに毛が生えていてシルバーリーフになっている。

ストエカス系

夏の暑さにそこそこ強いが、あくまでアングスティフォリア系よりマシ程度。それなりに手間がかかるので、強いと表記されていてもそのまま信じないでください。

プテロストエスカス系

実質、レースラベンダー。レースラベンダーは葉っぱがフワフワしていて可愛いのですが夏の暑さにも冬の寒さにも弱いというガーデナー泣かせのラベンダー。香りも別によくない。

スイートラベンダー

スパイクラベンダーとデンタータの交配品種。

スパイクラベンダー

ラベンダーの原種の一つ。夏の暑さに弱い。
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