2月のチューリップの作業…芽が出て水を欲しがる

TOP > ユリ科 > チューリップ最終更新【
スポンサーリンク

2月のチューリップの栽培・作業

チューリップは本来は東方の雨季と乾季のある地域の植物で、雨季に開花するものです。しかし、チューリップはその後、ヨーロッパに持ち込まれて品種改良されます。ヨーロッパでは雨季と乾季という区分はなく、春が短いため、その間に一気に芽を出し開花するように品種改良されます。そのため日本で流通しているチューリップの球根は、この2月から4月あたりの短い間に芽を出し、葉っぱを出し、開花し、結実するという非常に忙しい生育サイクルをするようになっています。

2月は新芽が出て、非常に水を欲します。球根類は普通は水は控えるものですが、2月から4月にかけての生育期に限ってはチューリップは「大水飲み」と呼ばれるほどに水を欲します。

水やり

上にも書きましたが、チューリップ2月から4月あたりまでは球根類としてはありえないほどに水を欲します。絶えずビチャビチャでは球根が腐ってしまいますが、土の表面が乾いているようであれば水をやるようにします。これは庭植えでも鉢植えでも同じです。

庭植えの水やり

庭植えにしていても、土が乾いていたら水をやります。

鉢植えの水やり

土が乾いていたら水をやります。水をやるときは鉢の底から水がしみだすくらいにしっかりとやります。鉢植えは非常に水切れしやすいので、気を付けましょう。

肥料

週に一回、液体肥料をやるか、一ヶ月に一回、緩効性固形肥料(化成肥料)をやります。固形肥料をやるときに、葉っぱに当たらないような場所にやってください。量は、説明書きの規定量をやってください。

液体肥料の商品画像
液体肥料の購入はこちら
化成肥料の商品画像
化成肥料の購入はこちら

植え付け・植えかえ

植え替え・球根の掘り上げなどはありません。

管理場所・日当たり

これまでは芽が出ておらず、日光に当てなくてもよかったのですが、これからは球根を太らせ、しっかりと花を咲かせるためには日光に当てないといけません。

気温が上昇するとグングン生育しますが、大事なのは日光です。日光に当てないとひょろ長く伸び、ひ弱になります。ここまで戸外で寒さに当てていれば、寒さで枯れることはまずないです。戸外の日当たりで管理してください。
室内の暖かいところで管理すると徒長して、すぐに開花します。

店頭で買ったものやギフトのチューリップは…

店頭で買ったものや、ギフトでもらったチューリップはこれまで温室で育てているために、戸外に置いて霜に当てると萎れてしまいます。必ず室内で管理し、長持ちさせるならば、涼しいところで管理します。

病気・害虫

アブラムシ
中間地・暖地では2月から場所によってアブラムシが発生します。チューリップの場合、アブラムシは単に植物の汁を吸うだけでなく「ウィルス病」に感染させてしまいます。ウィルス病に感染すると治療方法がなく、弱ってしまいます。アブラムシの発生を防ぐために、アブラムシに対応する農薬(オルトランなど)を散布しましょう。
オルトランの商品画像
オルトランの購入はこちら

来月以降の栽培は…

先月の栽培は
を参考にしてください。

来月以降は
を参考に。
スポンサーリンク
スポンサーリンク