ギフトでもらったチューリップの管理・長く楽しむコツ

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ギフトのチューリップとは?

1月〜3月にお花屋さんに行くと、浅い鉢に何株も植えられたチューリップの鉢植えが見られます。このまま鉢植えを購入して、お家で飾ることもありますが、これをラッピングしてギフトにすることがあります。

このページではそんなチューリップの鉢植えの管理方法をまとめています。秋に球根を植えて、春に開花して楽しむものは
を参考にしてください。

チューリップの鉢が出回るのは1月から3月。このあたりに誕生日であったり、卒業や異動があるともらうこともあるでしょう。愛らしいもので長く楽しみたいですが、長く楽しむにはコツがあります。

管理のコツ

寒さ(霜)に当てない

庭に植えたチューリップは秋〜冬と寒さに当たり、寒さに慣れているものだから、霜に当たっても枯れないんですが、1月から3月に「ギフト用」に店頭に並んでいるチューリップは、温室で育てて、早めに開花させているため、寒さに弱く、霜に当たると枯れてしまいます。

一般常識では「庭にチューリップが植わっている」ものですから、霜に当たって枯れるわけがない!と思いがちで、うっかり霜に当てて枯らす人が結構多いのです。霜には当てないように、室内で管理しましょう。

暖かいと開花する

霜に当てると枯れます。でも、暖かい場所に置いておくと、パっと開いて花がすぐに終わってしまいます。

チューリップをギフトで貰ったら、シクラメンと同じで「人が活動しない場所」…室温が10度前後になるような場所…主に玄関で管理します。日光を浴びていないと、どうしても弱るのですが、チューリップを観賞しないのも損ですから、人が通るけど、活動しないような涼しいところで管理することになり、結局「玄関」になっちゃいます。でも、玄関なら毎日通るからチューリップを顔を合わせますよね。そういうところで管理しましょう。
リビングは昼間に暖房をかけるため18度前後になりチューリップには暑い。

水やり

土が乾いたら水をやります。土に触ってみて、濡れているようなら水やりはしません。水やりの管理は、通常のチューリップと同じです。日当たりで管理しているなら液体肥料を2週に1回ほどあげてください。

できればラッピングを外して、受け皿を敷いて、管理しましょう。
鉢受け皿の商品画像
鉢受け皿の購入はこちら

ラッピングは外す?

ギフトでもらった場合、ラッピングペーパーで綺麗にラッピングされ、セロハンで覆われています。見た目は綺麗なんですが、水やりがしづらいですし、蒸れることもありますし、根腐れの要因にもなるので、何日かしたら外しましょう。

開花後は?

残念だけど廃棄する

チューリップは花が色づいて開花すると終わりです。新しい花茎が伸びて花が咲くことはありません。チューリップの球根は来年も開花させることもできるのですが、暖地・中間地では気候が合っておらず、球根が太らないため、来年は開花しません(しないことが多い)ので、このまま廃棄してかまいません。

廃棄するのであれば、球根は生ごみ(燃えるゴミ)、土は自治体によって処理方法が違うので、問い合わせてみましょう。
★★園芸で使った培養土を処分・廃棄するには?
リサイクルする場合は以下のページを参考にしてください。

来年も咲かせたいなら…

花が終わったら、茎の根元から切ります。葉っぱは切らないでください。花を残しておくと、花に種子を作ろうとエネルギーを注いで球根が疲弊します。花を切って、霜が降りなくなったら、戸外の日当たりで管理します。日光にしっかり当ててください。また、水をやり、液体肥料を週に1回やってください。

葉っぱは黄色くなるまで切らないでください。葉っぱが光合成して、球根に太らせ、来年の花を作っています。

そのまま5月、6月まで日光に当てていると徐々に葉っぱが黄色くなってきますから、これを切って捨てて、掘り起こし風通しの良い日陰で管理しておいて、また秋に植えます。もしくは、鉢に植えっぱなしにして、夏は断水(水やりをしないこと)して、日陰で管理します。

掘り上げなどの詳細は以下のページを参考にしてください。

注意事項「無理しない」

植物のギフトをもらうと、どうしても「枯らしちゃいけない」と思いがちですが、そんなこと考えない方が「精神的には健康」です。贈った側もそこまで期待していません。花が終わったら廃棄するというのも手です。おかしなことはありません。無理に来年、咲かせようとしない方が気楽ですよ。

咲いたらめっけもの。枯れて廃棄するのが当然くらいの気持ちだと楽。かわいそうかもしれないけど本末転倒ですからね。

最後に

以上がギフトのチューリップの管理のコツです。ちょっとしたコツですが、知っているのと知っていないのでは大きな差が出るものです。特に「無理しない」というのは、元花屋である管理人にとっては本当に大事、「花がストレス」になんてならないで欲しいものです。
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