朝顔の下葉から黄色くなって枯れる理由と対処法

根詰まり
朝顔は高温時期の生育が非常に早く、根詰まりを起こしやすいです。根詰まりすると下葉から黄色くなっていきます。これは十分な大きさの鉢に植えていれば基本的には起きない問題です。朝顔を植えるときは直径30センチの俗にいう「尺鉢」に植えるのが理想。尺鉢に朝顔の苗を「一つ」です。それは理想で、もっと小さい鉢でもいいですが、最低でも7号鉢(直径21センチ)の鉢に植えましょう(もっと小さい鉢でも育つには育つが)。
根腐れ
朝顔は水を欲するものですが、ずっと土が濡れている状態だと根が窒息して根腐れを起こします。と、言っても朝顔の根腐れなんて余程です。梅雨の時に、雨ざらしにしていて、シトシト一週間、雨が降り続けたとか、そのくらいじゃないと根腐れしないです。梅雨の時期は軒下に移動させるといいです。水切れ
長く水切れをすると黄色く変色します。短時間であれば萎れても元に戻ります。水切れしないように水をやるしかないです。どうしても水切れする場合は、鉢植えであれば半日陰に移動します。水切れしやすいのは根詰まりも要因ですし、鉢が小さいのも要因。水切れ対策も「鉢を大きくする」です。もしくは熱中症対策を兼ねて、自動水撒きのシステムを構築して水切れを防ぎましょう。
マグネシウム不足

鉢が小さいと土が少なく、土が少ないと、用土に含まれるマグネシウムも少なくなり、下葉が黄色くなります。対処としては「苦土石灰を追加する」なんですが、そもそもこの症状が出るってことは、最初に植える鉢が小さい可能性が高いです。
土が古い
古い用土で植えてないですか?古い用土には肥料・マグネシウムなどの必要な栄養も少なくなっていたり、偏っていたり、また、病害虫が潜んでいることがありますので、やめておきましょう。殺菌・リサイクル材入れるなどして、ちゃんと処理していれば問題無いです。
日光不足
日光不足による生育不良でも下葉が黄色くなります。朝顔は夏の暑さ・夏の直射日光に負けないので、半日陰ではなくて、日当たりで育てます。グリーンカーテンにするくらいですから、夏には負けません。半日陰の程度によっては、日光不足になります。日光不足による生育不良によって、土の水を吸い上げる力が落ちて、土が常時濡れていて、根腐れを起こす…なんて悪循環もありますので、とにかく日当たりで管理しましょう。
種ができた

最後に…
大抵は鉢の大きさと苦土石灰が原因です。来年から鉢を大きくして、1苗を植えるようにし、差し当たっては苦土石灰をやって対処するといいです。その他の朝顔の栽培については
を参考にしてください。
それではまた。
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