宿根朝顔の育て方
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科名 | ヒルガオ科 |
属名 | イポメア属 |
学名 | Ipomoea indica |
別名 | 野朝顔、ノアサガオ |
水やり | 水を好む |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
開花 | ||||||||||||
植え | ||||||||||||
肥料 |
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宿根朝顔とは?
宿根朝顔はヒルガオ科イポメア属の宿根草。土中に芋を作って越冬して毎年春に芽を出し、夏に開花して気温が低下すると生育が止まり、霜に当たると地上部が枯れて、芋で越冬します。冬に地上部が枯れたら、茎を株元から切ってください。オーシャンブルー、ラッキーブルー、クリスタルブルー、ケープタウンブルー、琉球朝顔といった名前で流通しています。野生化しているため「野朝顔(ノアサガオ)」とも。苗を植え付けて1年目はなかなか咲きません。1年目に実際に咲くのは9月以降くらいのちょっと涼しくなってからです。株がある程度成長しないと花が咲きません。1年目で十分株が生育し、冬を越せれば2年前は6月から花が咲きます。
グリーンカーテンとしても利用可能。ネットなど絡ませるものが必要です。
水やり
鉢植え・プランターの場合は土が乾いたら水をやります。庭植えにした場合も乾燥するようであれば水をやってください。鉢植えならば春と秋は晴れたら毎日、夏は朝夕の二回、冬は土が乾いてから数日経って水をやります。庭植えした場合は、野ざらしで雨が当たるならば真夏の暑い時期以外は水をやらなくてもスクスク育ちますが、土の水はけや地域によって違いますから宿根朝顔の状況を見て判断してください。
肥料
春から秋に掛けての生育期には一週間に一回は液肥か、一カ月に一回は緩効性肥料をやってください。肥料が無くても育ちますが、あげると尚よく育ち、たくさん開花します。植え付け・植えかえ
時期
春から初夏にかけて、苗が出回るので、これを植え付けます。用土
用土は選ばず。市販の花と野菜の土で植え付けをします。自作する場合は赤玉土6腐葉土4を混ぜたものを使います。庭植えする場合は、庭土に対して腐葉土か堆肥を2割ほど追加してから用土とします。鉢植え
宿根栽培で大事なのは「植える場所」です。日当たりが大事、というのもあるのですが、宿根朝顔は株が大きくなれば毎年咲くありがたい植物。しかし小さな鉢やプランターに植えると咲きづらいです(枯れるわけじゃないし、咲かない訳じゃない)。株が大きく育てば二年目以降は6月から花が咲き始めます。株が小さいままだと中々花が咲きません。そこで出来れば庭植え推奨。鉢植えにする場合はとにかく大きな鉢で植えます。10号鉢という直径30cmの鉢がありますが、あれよりも大きいものがあるならが大きい方が尚いいです。
鉢底の穴を網で塞いで、その上に軽石を3cm入れて、用土を入れて、苗を入れて、隙間に用土を入れていきます。鉢を揺らすと隙間ができますので、隙間を用土で埋めていきます。最後に水をしっかりとやって完成です。
庭植え
直径30cm深さ20cmの穴をほって、掘り出した土に対して2割の腐葉土か堆肥を追加して、化成肥料を少量入れて、よく混ぜて用土とします。用土を戻して苗を植え、最後にしっかりと水をやります。宿根朝顔は冬を越し、毎年花を咲かせるもので、暖地では強い雑草です。アサガオが毎年咲く――という意外性から人気がありますが、実はしぶとくて、繁殖力があります。塀の下をくぐって隣の家に伸びるなんてこともあるので、場合によっては引っこ抜く選択も考えておきましょう。
管理場所・日当たり
日光を好み、日当たりだと生育して花もよく咲きます。日光が不足すると花が減りますのでとにかく日当たりで管理しましょう。つる性でネットなどに這い上って日当たりへと移動します。冬の管理
冬は地上部が枯れるものの、枯死していなければ春にはまた芽吹きます。関東南部でも越冬する――という話もありますが微妙。越冬することもありますしできないこともあります。関西以西の沿岸部・平地ならばほぼ間違いないです。関西沿岸部でも、出来れば冬は霜よけ・寒さ避けとなるものが欲しい。冬は地上部がなくなりますが、断水せず水やりをしましょう。庭植えなら自然雨で十分です。鉢植えなら水やりを控えつつも水やり自体は継続します。
摘芯
アサガオというと摘芯。一般的なアサガオは摘芯をすればするほどに脇芽が増えて株が大きくなるものなのですが、この宿根朝顔は最初――4月から5月に掛けて――摘芯を何度かしたら、あとは摘芯をしない方が良いです。というのも宿根朝顔はツルの先にだけ花を付ける傾向があって、摘芯をすると開花が遅れて花が少なくなるからです。特徴・由来・伝承
亜熱帯地方に自生するヒルガオ科のつる性多年草。小学校の夏休みの宿題で植える「アサガオ」とは見た目が同じでも性質が全く違う。通常のアサガオが一年草で秋には枯れてしまうのに対して、霜に当たれば地上部が枯死するものの、そのまま越冬する宿根草。また宿根朝顔は「種子」が出来ず、増やすには挿木と株分けのみ。スポンサーリンク