両性花と装飾花の違いは?
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両性花と装飾花(紫陽花・アジサイの雑学)

上の画像の中心部分のツブツブが両性花で、その外側が装飾花です。
装飾花


じゃあ、この装飾花しかないセイヨウアジサイは自力ではほぼほぼ子孫を残せないってことになりますよね。なぜそうなったのかというと、人間が品種改良してより派手に…より派手に…と交配していった結果だからです。人間の欲と業(ごう)は深いですね。
では品種改良する前はどうだったのかというと

それでは今度は両性花について見てみましょう。
両性花

両性花は地味ではあるんですが、花びらもあります。なので、下の画像のような両性花が八重咲きで、ガクアジサイなのに全体が派手でテマリ咲きしているような品種もあります。

アジサイは一般的には種子で増やさないですし、8月以降に剪定すると来年の花芽を落としてしまうので、7月の末までには花を剪定して落としてしまいます。だから、種子は剪定のし忘れをしてない限りはお目にかかりません。
両性花に種子が出来たら?
種子は11月に採取次第、赤玉土の単用の苗床に撒くと、2月に発芽します。花が見られるまでは3年はかかります。ただし、種子から育てた場合、親の性質をそのまま受け継がないので種子からの栽培は一般的ではないです。親の性質をそのままに受け継がせるためには挿し木します。紫陽花の繁殖は挿し木が一般的で、確実です。
挿木などの繁殖方法を「栄養系」といいます。この栄養系についてもう少し詳しく解説したページは
になりますので、よかったら参考にしてください。
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