ウズアジサイの育て方

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ウズアジサイ
ウズアジサイ
科名アジサイ科
属名アジサイ属
学名Hydrangea macrophylla ’Ayesha’
別名ポップコーン、梅花紫陽花、貝咲き紫陽花、オタフクアジサイ
水やり水を好む
場所外の半日蔭
難易度中級者向け
画像の投稿
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開花
植え
肥料
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ウズアジサイの特徴は?


ウズアジサイはアジサイの園芸品種。最近はポップコーンという名前で再度注目されている。名前って大事だな。

花びらが丸まり、変な雰囲気になっている。ホンアジサイの変種で、江戸時代にウィルスに感染した病気のアジサイが固定されたとされます。ウィルスが遺伝子を壊してしまい、変異したものがコレで、それをそのまま固定したんですね。もうウィルスは残っておらず、他のアジサイに感染することはないです。

土壌のpHによって淡いピンク(中性〜弱アルカリ)から淡い青(酸性)に花いろが変わります。

アジサイは切花にするとすぐに萎れるのですがこのウズアジサイは切花にしても結構長持ちします。

丸いことから「オタフクアジサイ」「オカメアジサイ」、花の形状から、「バイカアジサイ」「カイザキアジサイ」とも呼ばれます。
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水やり

乾燥に対しては注意が必要です。もし庭に植える場合は、自然の雨だけでほぼ大丈夫ですが、夏の乾燥期には様子を見て水やりが必要です。株元に腐葉土やワラを敷いて水の蒸発を抑え、水切れを防ぐといいです。

鉢植えの場合は、年間を通して土が乾いたら水やりをする必要があります。春から秋にかけては葉っぱがあるため、水やりを忘れることは少ないかもしれませんが、冬でも完全に乾燥しないように気をつける必要があります。鉢底に水を溜めることができる底面給水タイプの鉢を使用している場合は、水がしっかりと溜まるようにしましょう。

肥料

庭植えなら1月〜2月に、鉢植えなら3月に化成肥料をやります。開花後にも化成肥料をやるといいです。7月〜8月に来年の花芽のために同様に肥料をやるといいです。
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植え替え・植え付け

時期・頻度

植え付けや植え替えの適期は主に春と秋ですが、乾燥する真夏と真冬を避けることが重要です。ただし、このウズアジサイは比較的強い種類であるため、時期に縛られずにいつでも植え付けや植え替えを行うことができます。

鉢植えの場合、根が鉢の底から出てきたら植え替えを行うようにしましょう。一般的には2年に1回程度の頻度で植え替えをすることが推奨されます。

用土

少し水もちの良い土がよいです。市販の培養土で植え付けます。自作する場合は赤玉土6腐葉土4に化成肥料を混ぜたものを使います。

pHによって色が少し変わるので、目的の色に合わせて、以下の培養土を使うといいです。
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鉢の植え付け手順は?

古い鉢から株を取り出し、根を慎重に扱います。古い土の約三分の一を取り除き、古く変色した根を切り取ります。

鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で覆い、その上に鉢底石(軽石)を2〜3cmほど敷きます。これによって水はけが良くなります。

その上に用土を入れ、株を植えます。根と用土の間に隙間ができないように注意しながら、用土を追加していきます。最後に水を十分に与えます。水は根まで行き渡るようにしっかりとやり、これで完成です。

葉っぱがある時期に植え替えをする場合、すぐに通常の管理を行わず、株を1週間ほど日陰で養生させます。その後、通常の管理に戻すことで株のダメージを軽減することができます。
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庭植えの植え付け手順は?

庭の土を30cm〜40cmほど深く掘り返します。もし花の色を赤やピンク系にしたい場合は、1平方メートルあたり150gの苦土石灰を混ぜて中和させることがおすすめです。ただし、中和反応には約1週間ほどかかるため、苦土石灰を入れた後は1週間以上待ちます。

中和後、腐葉土か堆肥を掘り出した土に対して3割程度の割合で追加します。さらに、規定量の化成肥料も加えます。これによって土壌を肥沃にし、栄養を供給します。

もし花の色を青くしたい場合は、ピートモスや鹿沼土を加えて酸性に調節します。これによって土壌のpHを下げることができます。

土の半分を穴に戻し、株を植えます。株と株の間に用土を追加し、隙間を埋めます。最後に、しっかりと水を与えます。

現在のpHがよくわからない場合は土壌pH測定器でチェックするといいです。
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管理場所

ウズアジサイは乾燥に弱いため、春から秋にかけては戸外の半日陰の場所が最適です。

この植物は寒さには比較的強いですが、冬季には寒風に直接当たることで傷む可能性があるため、寒風を避けることが推奨されます。

剪定・切り戻し

翌年の花芽は、昨年伸びた枝の葉っぱの付け根に8月から9月にかけて形成されます。そのため、8月以降に剪定すると花芽を落としてしまい、翌年の開花に影響が出ます。

花を小さくまとめたい場合は、7月中に剪定することがおすすめです。この時期なら自由に剪定してかまいません。

10月以降になると、花芽が目視できるようになりますので、確認しながら剪定しても問題ありません。ただし、葉っぱが邪魔で見にくく、手間がかかることから、7月中に剪定を済ませることが望ましいです。
剪定の詳細は
を参考にしてください。

花が咲かない場合は以下のページを参考に。

病害虫

あまり病害虫は発生しないですが、たまにカイガラムシ、アブラムシ、コガネムシ、ウドンコ病、モザイク病(ウィルス病)、斑点病、炭そ病が発生します。
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