クレマチスの取り木のまとめ

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クレマチスの取り木をする目的とは?

クレマチスは大きな株に育つのですが、一定の大きさに育つと過湿などから株が根から枯死します。日本の気候にクレマチスがあっていないためです。そこで大きく育ってきたら、何かの方法で株を更新しないといけません。また、病害虫で株が全滅することもあります。そこで挿し木や取り木で株を増やして保険にします。

鉢植えのクレマチスも植え替えのたびに少し大きな鉢に植え替えていくと、「これ以上大きな鉢に植え替えられない」って状態になっていきます。その時も取り木や挿し木で株を更新します。

挿し木の方が短期間で大量に株を増やせます。詳細は以下のページを参考にしてください。

取り木をする時期は何月?

芽が動き始める2月か、開花がひと段落した5月6月7月あたりに取り木をします。2月に取り木しても、5月〜7月に取り木しても、発根したものを植え付けるのは翌年の2月になります。

用意するもの

ポット鉢

土の中に埋めて、そこで発根させます。ポットを掘り出せば別のところに植え替えが可能です。大きさは3号か4号程度にします。
ビニールポット
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用土

庭土でもいいですが、庭土にはすでに病害虫がいることもありますので、万が一を考えて用土を別途用意します。用土は市販の培養土か、クレマチスの専用土というのも売ってますので、これを利用します。結局は培養土かクレマチスの専用土が安上がりです。自作する場合は赤玉土(小粒)5腐葉土3パーライト2、もしくは赤玉土6腐葉土4、赤玉土7腐葉土3などです。
クレマチスの土
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針金

クレマチスのツルをポットの土に固定するための針金です。
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取り木の方法

ポットを土に埋める

ポットを土に埋める
ポットに用土を入れます。庭に穴を掘って、ポットを埋めます。ポットの底には穴が空いていますよね。ここから水が出入りし、空気も通るようにします。

ツルを地面に這わせる

ツルを地面に這わせる
ツルを地面に這わせます。そのツルは「今年出た新しいツル」です。二月に取り木をする場合は、去年のびたツルで取り木します。ツルの節から発根しますので、その節がポットの土のところに来るようにします。

針金で固定する

針金で固定する
土に針金をU字形に曲げて挿し、ツルの節を固定します。ツルの節が土にしっかり触れていることで、発根が促されます。節が浮いていると、発根が妨げられる可能性がありますので、しっかりと固定してください。

その後の作業

後は普通に水やりを

水やりをしっかりと行い、普通に管理していると、通常は2ヶ月から3ヶ月で発根します。ただし、挿し木よりも発根が遅いことが一般的です。挿し木では発根剤を使用するため、より早く発根する傾向があります。しかし、発根したからと言ってもまだ植物を本体から切り離すのは早すぎます。なぜなら、根が十分に発達していないため、植物が枯れてしまう可能性があるからです。

根が十分に成長するまでは、植物をそのままにしておくことが重要です。次の年の2月まで待って、その時点で根が十分に成長したことを確認した後に、掘り返して植え替えを行います。

2月に植え替えを

翌年の2月になったら、ポットを掘り出して植え替えをします。庭に植えるにせよ、鉢植えにせよ、後は通常の植え替え・植え付けと同じです。
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