「培養土はほとんどの植物に対応できるよう調節されています」の目次
培養土とは
培養土は腐葉土や赤玉などを配合し、植物を育てる上で必要な条件を満たした土です。培養土は水はけがよく、同時に水持ちがよく、通気性があって、中性に保たれていて、殺菌されています。腐葉土などの有機物や肥料も入っていて、これだけで十分な機能がそなわっています。酸性の土を好む植物の場合は、ここに鹿沼土やピートモスを足して調整することが多いです。ハーブ用の専用土や、ペチュニア・サフィニアの専用土などもあります。これらはその植物に特化した配分になっています。ハーブの場合は特に水はけがよくなっています。多肉植物の専用土は水はけがよく無肥料。ブルーベリー専用土は酸性に調整されています。
土は高いブランド物を
ブランド名がついているものは名前で販売しているだけあって、ちゃんとしたもので配合しています。100円均一の培養土は堆肥が完熟してなかったり、腐葉土に虫がついていたり、プラスチックやゴムの不純物が入っていたりと、色々と問題があることが多いです。
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土は徐々に酸性へ
雨が空気中の二酸化炭素を吸収して「炭酸水」になって降り注ぐために、庭に植えていても、雨ざらしなら鉢に植えていても徐々に酸性になります。石灰を撒いて中和しても石灰が雨に溶けて流されやすいです。酸性といっても弱酸性程度ですけども。余談ですが、世界的に見ても雨の多い地域は必ず「酸性」です。野菜の解説ページをみると「酸性に弱い」と書いてあります。これらの植物の出身地が雨が少ない地域だからです。
酸性は別に悪いことじゃないです
野菜を育てる上で「苦土石灰を混ぜて土を中和する」ように解説していあることが多いですが、ほとんどの植物にとって「酸性」は決して悪い事じゃないです。もちろん極端な酸性は植物にとってミネラル吸収などの妨げになるのですが、アルカリ性の石灰岩の土地ではほとんど植物は生きていません。