ビオラ・DJの育て方

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ビオラ・DJ
ビオラ・DJ
科名スミレ科
属名スミレ属
学名Viola
水やり水を好む
場所外の日なた
難易度初心者向け
画像の投稿
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開花
植え
肥料
剪定
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ビオラDJ

ビオラDJはスミレ科のビオラの品種。小輪の花がよく咲く。花色や花の形状は綺麗ではあるんですが他にないってほどじゃないです。でも、暑い時期でも開花し、寒い時期でも開花し、高温時期でも徒長しにくく、コンモリと仕上がりやすく、1苗で直径25cm〜30cm以上になりやすい(通常は20cmくらい)。

こういう苗は品種としての能力を生産農家がどこまで引き出せるか?というのが大事なため、1苗が高値になるのもあって、ホームセンターにあまり流通していない。

DJ(ディージェイ)は5月まで開花してくれるのも魅力的ですが、一番は徒長しづらいってことでしょう。春以降のビオラって暑さで間延びしてしまうもので、それが避けられるのは嬉しい。
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水やり

鉢植えの場合は土が乾いていたら水をやります。土に指で触れてみて乾いているかを確認して水やりするといいです。DJ(ディージェイ)は真冬でも開花しやすく、意外と水を吸うので水切れしないように気をつけましょう。花に水をかけると花がしぼみやすいので、できれば土に長口ジョウロで水をやるといいですが、まぁ、次々咲くので気にしないでもいいです。

庭植えの場合は、雨だけでほぼ大丈夫ですが、水切れすることもあるので様子を見て水やりをするといいです。

肥料

開花している間は1週間に一回、液体肥料をやるか、一ヶ月に一回化成肥料をやります。肥料が切れると花が止まりますので、必ず追肥しましょう。

植え付け

時期

気温が最高20度以下の涼しい時期がDJ(ディージェイ)の植え付け時期です。最も適した時期は11月までで、寒さがまだ厳しくないため作業が快適です。12月以降も植え付けは可能ですが、寒冷な環境での作業が厳しいことを考慮すると、早めに行うことが望ましいです。

夏越しは行わないのが通常ですが、できなくもないです。興味があるならビオラ・パンジーの夏越しのコツを参考にしてください。

用土

DJ(ディージェイ)の植え付けには一般的な花や野菜の培養土を使用します。もし自家製の土を作る場合は、赤玉土を6、腐葉土を4混ぜ、それに化成肥料を添加します。

また、ビオラやパンジーの場合、専用の土壌が市販されています。これを使用することも一つの選択肢です。特別な土壌は、これらの花に必要な栄養分をバランスよく含んでおり、より効果的な栽培が期待できます。

鉢の植え付けの手順は?

1株あたりの最適な鉢は、8号から10号の鉢です。

まず、鉢の底の穴を鉢底ネットで覆い、その上に鉢底石(軽石)を2cm程度敷きます。その上に用土を追加し、苗の高さを適切に調整します。苗の地が鉢の縁から2cm下になるように調整することで、水やり時に水がたまるスペース、通称「ウォータースペース」が確保されます。

次に、DJ(ディージェイ)の苗を植え付け、苗の株元が土に埋まらないように隙間に用土を追加します。最後に、充分な水をかけます。苗の根を少しほぐすと、根がより広がりやすくなります。

庭植えの植え付けの手順は?

まず、庭土を深さ15cmから20cmほど掘り返し、そこに元の土に対して約2割の割合で腐葉土か堆肥を追加し、さらに化成肥料を説明書きに書いてある量だけ混ぜ込みます。よく混ざった用土を半分程度穴に戻し、その中に苗を配置します。

苗同士の間隔は25cmから30cmほどに保ちます。DJ(ディージェイ)の苗の根元は少し土をほぐすと、根がより広がりやすくなります。苗を配置する際に、根元の茎が土に埋まらないように気をつけ、隙間に用土を追加します。最後に十分な水をやって完成です。

管理場所

日光が十分に当たる場所での管理しましょう。日当たりが不足すると開花が鈍り、植物の成長に影響が出る可能性があります。できるだけ、十分な日光を確保するようにしましょう。

寒冷に強く、霜や凍結によって枯れる心配はありません。しかし、寒冷な条件下では成長が弱まる可能性があるため、霜や凍結、寒風をできるだけ避け、より適した環境で管理することが望ましいです。

剪定・切り戻し

2月までの植えつけ後は、脇枝を促進するために敵芯や切り戻しを数回行います。3月以降は、蒸れを避けるための適切な切り戻しを行います。

ビオラやパンジーの切り戻しについての詳細は、「ビオラ・パンジーの切り戻し(摘芯)のコツまとめ」を参考にしてください。

花がしぼんだら摘むことで、次の花がより美しく咲きやすくなります。これを花ガラ摘みと呼びます。

病害虫

気温が上昇するとアブラムシ、ナメクジ、ヨトウムシ、コガネムシなどの害虫や、灰色カビ病などの病気が発生する可能性があります。

これらの害虫や病気の最大の予防は定期的な観察です。早めに対処すれば被害を抑えられます。
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