ビオラ・パンジーのピートバンの種まきのコツ

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ビオラ・パンジーのピートバンの種まきのコツ

ここではピートバンというピートモスを固めた板を利用した育苗方法をまとめています。「鉢」で育苗する方法は「★鉢植えの種まきのコツ」です。どの方法も一長一短です。ピートバンによる育苗は場所を取らないです。この場所を取らないってのがメリットです。育苗は8月・9月に取り掛かるものなんですが、8月9月はビオラパンジーにとって暑いんです。だから、「どうやって涼しい場所で管理するか?」が育苗のポイントになります。この時、「鉢」などの大きなものだと、管理が厳しい(発泡スチロールやクーラーボックスの中で管理することが多いので)。
そこでピートバンは便利な方法です。

準備するもの

ピートバン

ピートバン
発芽させる苗床のピートバンを用意します。ピートバンはピートモスを固めた板です。ピートバンを買うと、ピートバンを置く平べったい器も付いてきます。器に水を貯めて給水します。
水を吸わせるとフカフカになります。ペーハーを調整してあり、育苗に適しています。
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種子

ビオラ・パンジーは非常に多くの品種があるんですが、そのうち、ホームセンターで流通している品種はわずかです。苗がない場合は、自分で種子を取り寄せて、発芽させて植える必要があります。種子から育てた方が苗を買うよりは安上がりではあります。ただ、手間がかかるから、買った方がいいです。

ミックス種子のパックにはいろんな花いろ・種類が入っているが、まいてみるとほとんど紫と黄色が発芽するので、ミックスより品種や色が指定されているものを買った方がいいです。
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手順

ピートバンを水に戻す

ピートバンを器に入れて、器の縁から水をゆっくりとやります。水を吸ってフカフカになったら、種子を播きます。

タネをまく

種子はピンセットで一粒一粒、離して置きます。粒同士は1センチほど空けます。
上に新聞紙をかぶせて、新聞紙の上から霧吹きで水をたっぷりとかけてあげます。新聞紙をかけていないと、種子が飛んで行きます。種子は乾燥すると発芽しません。器の水が切れないように、新聞紙が乾かないように、水を足してください。

ジョウロで水をやると、種子が流れて行きます。霧吹きをかけてあげてください。

発芽までの管理方法

発芽する温度は20度前後。25度以下にしたいです。気温の高い場所で発芽できません。クーラーの効いた部屋がいいでしょうが、クーラーの風が直撃するとすぐに乾燥してしまうので、直撃を避け、空気の乾燥は霧吹きをかけて予防します。

魚を入れる発泡スチロールやクーラーボックスに保冷剤を入れて温度を低くする人もいます(発芽までは種子に日光が当たらなくていいので)。8月に発芽させるならこの方法がいいです。

あとは、乾かさないようにすること。霧吹きを随時かけて乾燥を防ぎます。
それで5日から7日で発芽します。
種子が発芽しない場合は、条件を見直しましょう。条件が適していても、種子が古いと発芽しません。発芽するまでは肥料をやらない。肥料があると発芽しにくい。

発芽したら

発芽したら、日当たりへ移動します。日当たりといっても、あなたが8月に発芽させている場合は、日当たりで管理すればすぐに枯れます。気温が25度以下になるような場所なら戸外で明るい日陰か半日陰の場所で管理します。25度以下の場所がないなら、クーラーの効いた室内の直射日光の当たらない、レースのカーテン越しの日光か、多少明るいところで管理します。

また、水に薄い液体肥料を混ぜて、一回やります。

本葉が出たら

発芽すると二つの丸い双葉が出ます。そのあとに、ギザギザの普通のビオラ・パンジーの葉っぱが出ます。それが2枚か3枚になったら、ビニールポットに植え替えをします。それまではピートバンで育てます。

日当たりで、雨の当たらない場所で管理します。日に当てて、液肥を切らさないようにするとよくよく生育します。

ポットに植え替え

ピートバンの端から、株を取り出します。ピートは落とさず、つけたままポットに植えつけます。土(=ピート)を落とすと根が傷ついて生育不良を起こします。
ビニールポットはホームセンターで売っていますので、ポット一つに株一つを植えます。用土は市販されている培養土か、赤玉土6腐葉土4を混ぜたものか、ビオラ・パンジーの専用土です。
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ポット植え以降の管理

ポットに植え替えた直後は2、3日は日陰で管理します。植え替えは株にストレスでいきなり日当たりで管理すると株が生育不良を起こしますので、慣らすためにまずは日陰で管理します。その後は日当たりで管理します。

まだ苗は小さいですから、暑すぎ・乾燥に会うと弱ったり、枯れたりします。水やりは、腰水ではなくて、土が乾いたらしっかりと水をやるようにします。ですが、幼い苗なので乾燥に弱く、あまり乾燥させられません(ポット内の土の量も少ないし)。水はよくよく土の状態を見て、乾燥しきらないように気をつけましょう。

薄い液体肥料を週に一回、やってください。
丁寧に植え替えをしていても、根は傷ついています。そこで、メネデールなどの活性剤を撒くといいです。
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植え付け

本葉が6枚から8枚になったら、ホームセンターで売ってる「苗」と同じように植えます。できれば霜が降りる前に庭や鉢に植え替えます。

植え付けについては以下のページを参考にしてください。
その後の栽培については
を参考にしてください。
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