植栽シートを敷いてクラピアを植え付けて雑草対策

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クラピアの植え付け・植栽シートを使って雑草対策

頑健で草丈が低くて、グランドカバーに適したクラピアなんですが、植栽シートを敷いた方がその力を発揮するとされ、ちょっと面倒。このページでは植栽シートを使った、クラピアの植え付けについてまとめています。
クラピアの栽培については を参考にしてください。

植え付け時期

3月から5月あたりに植え付けする。春に植えれば夏にはかなり広がる。秋に植えた場合、冬を越せば春から広がる。ただ、地域によっては寒さで枯れるかもしれないので、やっぱり春に植えた方がいいです。

水やりができないくらいに広いところに植えるなら、梅雨時期に植えると水やりの手間が省ける。最初の2週間は水やりが必要だが根がある程度活着すれば問題ないので。

用土

一般的な土であれば問題ない。粘土質で水はけが悪いと立ち上がり斑点病が発生するので避ける。庭土を掘り返して腐葉土か堆肥を2割か3割ほど足して混ぜて、元肥として化成肥料をやってから植える。ここで少し軽石小粒や川砂を混ぜて水はけをよくしておくと、葉枯れ病、立ち上がり斑点病などの細菌性の病気を予防できます。

やっぱりフカフカの土の方が広がりやすい。硬い土だとどうしても広がりにくい。でも、カチカチの土だから育たないということはなくちゃんと広がる。ただし硬い土だと広がりは遅い。

土が少なくても広がる。砂利に土をまいて植えても育つ。もちろん土がありフカフカな方が広がりやすいです。
深く掘り返したほうがよく広がる。
痩せ地でも育つが、痩せ地の場合、肥料をやらないと徐々に緑部分が減っていくのでやっぱり追肥しましょう。

植栽シートを使おう!

植栽シート(防草植栽シート)とは土の上に敷いて日光を遮り、雑草を抑えるもの。Amazonでも売ってる。クラピア単体よりもはるかに雑草を抑える効果がある。除草シートはホームセンターで売ってるけど植栽シートは売ってない。ネットで買ったほうが早いが100m単位なのでウ~ン…。

植栽シートは水と空気を通すが、防草・除草シートは通さないので、防草・除草シートではクラピアを植えても上手く広がらない。植栽シートを必ず使う。

植栽シートは「通根性防草シート」や「クラピアシート」でもいいです。ほぼ同じものです。表記があんまり一定していない。
シートは黒いものや、茶色いもの、土に還るものなどある。お好みのものをどうぞ。冬に葉っぱが無くなるとシートが見えるので、見えてもいいものを買うといいです。

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植え付けの手順

雑草を抜く・除草剤で枯らす

まず雑草を抜く。除草剤で枯らしてもいいがクラピアに効かないものを使う。グリホサート系(ラウンドアップなど)がいいでしょう。雑草を除かないと生えてきた雑草がシートを突き破ったり、シートを持ち上げてクラピアが浮き上がって根付かないので、必ず雑草を取り除きます。
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土を作る

庭に植える時は庭土を20cmほど掘り返し、腐葉土か堆肥を元の土に対して2割と、化成肥料を規定量入れて混ぜて用土とします。もしくは植えるところの土を一般的な培養土と入れ替えます。

極端な水はけ・水持ちにならないように、調節してください。水はけが悪いならば川砂や赤玉土などを足して水はけをよくします。

50センチ四方に苗を一つ植えるのを目安にします。条件がよいと二ヶ月ほどで50センチ四方を覆い尽くしますが、大体は3年かかります。覆い尽くすと雑草が生えなくなります。
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シートを張り、苗を植える

シートを張り、苗を植える
次にシートを敷いて固定ピンで固定する。
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シートに穴を空けてクラピアを植える。クラピアは多少深めに植える。株は50センチ四方に一個。2ヶ月後にはシートを覆い尽くす予定です。50センチ四方に1株としましたが、時間がかかっていいなら1メートル四方に一株でもいいし、挿し芽で増やすならもっと少ない株数でも問題ない。ただ地面を覆うまで雑草が生えてくるから、それを抜かなくちゃならないのが面倒。だから50センチ四方に1株が現実的。

植えたら最後にしっかりと水をやって植え付けは完了です。

経験者が言うには、シートなしに沢山の苗を植えるより、苗を減らしてもシートを使ったほうが効率よくキレイにできるらしいです。クラピアの苗は高いから選択肢としてありです。

広がりすぎないように対策

繁殖力が強すぎるので隣に広がらないように。侵入しそうなら植えない方がいい。他人からしたらクラピアはただの雑草です。ご近所トラブルになります。

広がって欲しくないときは仕切りをすれば抑えられる。ランナーで増えるので地上30センチ以上の高さの仕切りをしましょう(地下茎で伸びないので根の仕切りは意味ないです)。壁は登らないが、下には垂れ下がって広がります。

ちなみに種子はできないので、離れたところから出てくることはないですが、剪定で切った端切れを投げているとそこから生えてくるので注意してください。
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植え付け後

あとは水をやり、普通に管理する。植え付け直後に水をやり、それから根付くまで…最低2週間は、水を毎日やってください。

植え付けすると、最初の一週間か二週間は根を伸ばしています。それから葉茎が出る。なので、しばらくは地上部には変化がありません。本気を出すのは植え付けてから1ヶ月後。踏みつけるのは広がってから。植え付けてから地表をクラピアが覆いつくすまでは、雑草を抜いたり、水をやったりといった作業が必要です。

挿木で増やす

ある程度増えたらクラピアのランナーを切って挿し芽にすると幾らでも増える。ポット苗を大量に買わなくても挿し芽で増やすといいです。伸びたランナーを適当にちぎって土に浅く埋めるだけで発根して出てくる。雨が降る前に挿し芽するとよく発根する。ほとんど発根するので雑に埋めてもいい。

上記のように植栽シートを張って…という手順で植え付けエリアを増やしてもいいですが、普通は最初に前面に植栽シートを張って苗を植えます。あんまりに不恰好なんで。挿木で増やすのは植栽シートを張らなかった面倒臭がりさんだけ、だと個人的には思います。
●ある程度育ったら、掘り上げて株分けした方が広がりは早いが、面倒だし挿木の成功率が非常に高いので挿木が普通。
●増やした株を他人にあげてはいけないです。種苗法違反です。もちろん売ってもいけない。

剪定・踏み付け

全体を覆い尽くした後は綺麗に保つには踏みつけ・草刈りが必要。春〜夏に刈り込んで草丈3cm〜5cmくらいにし、踏みつける。踏みつけることで葉が密になり、他の雑草が生えにくくなる。特に植栽シートを使わなかったなら、剪定+踏み付けはしないと他の雑草が生え、場合によってはクラピアが負けることもあります。

人の踏み付けには強いが、車で踏まれるとさすがにそこがハゲる。狭い範囲であれば意図的に踏みつけるといいが、広い範囲に植えた場合はローラーで圧をかけた方がよいです。
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