モンステラの季節ごとの水やりのコツ
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モンステラって?
モンステラはサトイモ科モンステラ属の多年草で、ホームセンター・花屋さんなどでよく流通しているメジャーな観葉植物です。熱帯雨林の木にからみついて登っていく性質で、日本とは環境が全く違うため、水のやりすぎで根腐れを起こすことが多い植物でもあります。このページではモンステラの性質を解説しつつ、水やりのコツについてまとめていきます。
春・夏・秋の水やり
モンステラは春~秋にかけては生育期になり、水を吸い上げる勢いもあがりますし、高温で水が蒸発もしますので、土が乾いていたら水をタップリ与えてください。土が湿っているようでしたら、水はやらず、乾くまで待ってください。目安としては春と秋は2週に1回。夏は2日か3日に一回。水やりの頻度は土と環境によって全然変わってきます。土の配合や、置き場所や風当たりや、湿度や、気温や、モンステラの株が健康かどうか?によって頻度は全く違いますので、あくまで目安で参考程度と考えてください。
水のやりすぎで根腐れ注意
水のやり過ぎは根腐れの原因になります。根腐れというのは、根が長期間水に浸かっていることで窒息して腐ることです。根腐れすると葉っぱが黒くなって、しなびます。根腐れの原因は用土の水はけが悪いのと、水のやりすぎ。よくあることです。根腐れしたらほぼアウト。避けるためには前もって水はけの良い土に植えることです(赤玉土を足した観葉植物の土など)。葉っぱから水が垂れる
モンステラの葉っぱの先から水が垂れることがあります。これはモンステラが吸い上げた水の余ったものを排出しているからです。よって元気な葉っぱほど葉の先から水が垂れます。これは健康の証で、管理がうまくいっている証拠です。ただし、これ以上の水やりの頻度を上げる必要はないです。水が垂れるのは早朝が多いですが、湿度の高い時期は昼間でも垂れます。
成長しすぎに注意
生育期にしっかりと水をやるとドンドンと伸びてしまいます。あまりに生育すると、バランスを崩し、鉢がひっくり返りますので、それほどになったら植え替えましょう。特にプラスチック鉢だとひっくり返りやすいです。素焼き鉢に変更するといいです。葉水を
モンステラは熱帯雨林の植物で、空気中の湿度が高い環境を好みます。できれば一年中葉水をやるといいです。葉っぱの裏に葉水をやるとハダニ予防にもなります。夏はクーラー、冬は暖房の風で乾燥するから、できれば一年中、葉水はした方がいいです。気根が出る
土への水が足りておらず、空気中の湿度が高い環境(=葉水をしている)だと気根が出てくるとされます。ただし、根詰まりをしても水を求めて気根を出します。モンステラは根の張りが早く、大抵は根詰まり気味で気根は出るものだと考えた方がいいです。気根が出たらモンステラの植え替えを考えましょう。
冬の水やり
冬はモンステラが寒さで活動が鈍くなっているので、乾燥気味に管理します。水やりの頻度は環境にもよるのでなんとも言えないですが、3週間に1回とか、1ヶ月に1回とかです。冬は水道水をそのままやるのではなくて、温かいものをやりましょう。水道水から出たばかりの冷たい水だと根を傷めることがあります。温水ポットの水を足して30度くらいに暖かくしてからやるといいです。
冬も葉水を
冬は乾燥気味な上に、暖房をかけるので、湿度が下がります。気温が下がっているのでモンステラの活動が鈍くなり土の水を吸い上げなくなります。だから土に水をやるのは控えるのですが、地上部は乾燥にさらされてカラカラになります。なので冬は特に葉っぱや気根に「霧吹き」で水をやってください。葉水は3日か4日に一回…毎日やってもいいです。最後に
モンステラの水やりは分かりましたか?熱帯性の観葉植物は大体同じような性質で、土への水やりと葉水で調節すれば、大丈夫ですよ。水やり以外の詳細は
を参考にしてください。
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