モンステラの葉っぱ(ドリル・切れ込み・穴)についてのまとめ

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モンステラの葉っぱ(ドリル・切れ込み・穴)についてのまとめ

モンステラは葉っぱが本体。葉っぱの切れ込みがアンデンティティです。切れ込み・穴がないなら種としてモンステラであっても、モンステラとは言えない(ってのは言いすぎかな)。このページではモンステラ栽培の基礎知識として葉っぱのことを書いています。

切れ込み・穴は育たないと出ない

ダイソーモンステラ(=百円均一で売ってるモンステラ)みたいに小さな株についている葉には切れ込み・穴が空いていません。あれは株が小さいからで、株が育ってくると、新しく出る葉には切れ込みが出て、その後に穴が開きます。

幹から葉っぱが出てきます。その葉っぱには最初から切れ込みが入っている場合は、入っているし、最初に出てきた時に入っていなければ、後から切れ込みが入ることはありません。

イラストでいうと、ダイソーモンステラは一番下の二枚だけ生えている状態。生育し、後から出る葉っぱほど切れ込みが入る。葉っぱは上に行くほど大きくなる。葉っぱが上へ行くほど大きくなるので、鉢が軽いとひっくり返りますので、鉢を素焼き鉢に変えて倒れないようにしましょう。
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ドリル

モンステラは茎の途中から新芽が別れて出てきます。葉っぱは最初、巻いてあって、パット見にドリル状になっているので、ネットの掲示板(BBS)などでは「ドリル」と呼ばれています。新芽は色が薄く、柔らかい。これがほどけて、通常のモンステラの葉っぱになります。

ドリルはほどけるまで非常に時間がかかります。生育が鈍い時期(秋・春)だとなおさらです。で、気になって、ヤキモキしてしまって、指でほどいてやると破れるかもしれないし、ポロっと葉自体が取れてしまうかもしれない。なので、じっと我慢して見ているようにしましょう。

新芽が出てきた後に、水切れ・気温低下などの問題が発生すると生育が止まり、葉っぱが途中でなくなる。なくなった状態で開いてしまう。なので水やりには気をつけましょう。

ドリル状態のときにしっかりと霧吹きで水をかけてやると、無事に開きやすいです。

なぜ切れ込みが入るのか?

モンステラはつる性植物で、他の木に絡んで上へと登っていきます。で、上に行くほど大きな葉っぱを付ける。その上の方の葉っぱがあまりに大きく怪物のようだったために「怪物(モンスター)」のようだ!ってのが名前の由来。自生地では株によっては人間くらいに大きな葉っぱだそうです。

上へ行くほど葉っぱが大きいのは、日本の植物ではピンとこない。私達がイメージする植物は、下葉が大きくて上の葉っぱは小さいので。でも、モンステラの「上へ行くほど葉っぱが大きい」というのは理にかなっている。

モンステラが自生する地域はスコールが降ります。大粒の雨が毎日降る。もしも切れ込みや穴がなかったら、スコールで葉っぱが破れる。だから切れ込み・穴があくようになったらしい。

ちなみに細胞が計画通りに死んでしまうことを「アポトーシス」といいます。このアポトーシスの「例」としてモンステラの葉っぱがよくあげられます。

最後に

モンステラの葉っぱの仕組みや成長の過程が分かったら、今度は実際に葉っぱが開く様子を見てみましょう。詳細は以下のページにまとめてあります。

その他の育て方は
を参考に。
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