モンステラの根元の茎が細くてバランスが悪い場合は植え替えをする
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モンステラの茎は太くならない…植替えで解決
モンステラはサトイモ科モンステラ属の多年草で、熱帯雨林で自生する植物です。樹木の場合だと年輪ってありますよね。あれは外側にどんどんと成長していって、幹が太くなってるからこそです。だから根元の方が太いわけです(そうじゃないと大きく育てないし)。
だけど、モンステラにはそういう機能がついていません。モンステラを植物園に観にいくと何メートルもある樹木にモンステラが絡み付いていて、上へと登っているんですが、「上の葉っぱほど大きい」のです。これは上へ行くほど日光をたくさん得られることから、そういう性質になったのだと思われます。つまり、モンステラは上の茎ほど太いのが正常なんです。
なのでモンステラって一旦、茎の太さが定まったら、後から成長しても太くなることはないです。となると、根元の茎が細くて、上に行くほど太いというアンバランスな状態になります。モンステラが大きく育つと、グラついたり、鉢がプラスチックで軽いと倒れることもあります。
これはモンステラの性質上どうしようもない。
解消する方法は「植替え」をして深く植えるしかないです。
仕立て直しの植え替え①
普通に植え替えをします。その際に深く植えます。手順
植え替えは生育時期の春から初夏。5月から7月に行うといいです。鉢から取り出し、古い土を落として(古い土を全て落としてもいいです)、そして希望の感じに深く植え替えをします。細い茎が埋まって、きれいに見えるように深く植えればいいです。モンステラは気根を伸ばします。その気根も土に触れれば細い普通の根っこを出します。そのくらい発根はいいものですから、深く植えても発根して生育します。
植え替えたら、水をやらず、二週間ほどは水をやらずに様子を見ます。このとき、水をやると根腐れを起こしやすいです。
用土は観葉植物の土に赤玉土を3割か4割混ぜるか、赤玉土7ピートモス3を混ぜたものを使います。
仕立て直しの植え替え②
根元の細い茎は廃棄し、その下の根っこも捨て、そこから上の「気根」を新しい「根」として植え替えをします。気根は土に達すると普通の細い根を出します。モンステラを育てていると、気根は出るもので、これが下へと伸びて、土に入っているでしょう。これを根として植え替えをします。手順
植え替えは生育時期の5月〜7月に行います。まずは古い鉢から抜き出し、古い土と元の根を落としまします。細い茎は廃棄するか、仕立て直して、別の新しい株にしてもいいです。あとは気根の先で支えるように、モンステラを仕立てていきます。用土は観葉植物の土に赤玉土を3割か4割混ぜるか、赤玉土7ピートモス3を混ぜたものを使います。植え替え直後には水をやらず、二週間は水をやらないようにします。うまくいけば根付いて生育します。
長く大きくなったモンステラを2つに分けることも可能です。
最後に
実際の植え替え・挿し木による株を増やした画像はを参考にしてください。
その他の栽培方法については
を参考いしてください。
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