バジルの植え方と用土(鉢植え・プランター・畑植え)

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バジルの植え方と用土(鉢植え・プランター・畑植え)

このページではバジルの植え付けの方法についてまとめています。
まとめ
●種子でも苗もどっちでもいいです。
●苗は8号〜10号に1苗、プランターに2苗か3苗。
●用土は一般的な培養土で。
●植え付けは5月以降がよい。
●バジルの生育の本番は6月7月以降。
●鉢・プランターなら防虫ネットを張るといい。

種子か苗か?

バジルを植えるなら断然「苗」です。苗は春〜初夏にホームセンターに並びます。種子だと安くてお得な気がしますが、あまり変わりません。まず「種子を使い切れない」です。100円ショップでもバジルの種子(量が少ない)を売っていますが、それでも余ります。

それにバジルは摘芯して、その脇芽を土に挿していると発根していくらでも株が増えますし、こぼれダネで増えることもあり、意図せず庭がバジルだらけ、ということはよくあります。種子をまくのもいいですが、苗でも十分に収穫できます。
●慣れてる人は種子。慣れていない人は苗から。

バジルの苗の植え付け

苗の植え付け・種蒔きの時期

バジルは寒さに弱いです。4月は種蒔にしても苗植えにしても早い。関東では5月のゴールデンウィークまでは霜が降りることがたまーにある。霜に当たれば一発で枯死。寒さに当てればしなびるので5月以降が無難。

バジルがしっかりと育つためには「温度」が必須…20度以上が必要です。早めに育てても生育しないので、早くに種子を蒔いたり、苗を植えても、意味がないので、しっかり気温が上がってから植えた方がいいです。
●挿し芽で簡単に増える。
●4月下旬はたまに寒の戻りがあって、傷むことがあります。葉っぱが白く抜けるような症状です。
●発芽して健康に見えても寒いうちは生育がほとんどない。生育するのは5月以降。ガーデナーは早く植えたがるが、気温が25度以上になってから種まき・植え付けをした方がいい。というか、寒い時期は変化がないから早く植えるメリットがそんなにない。

用土

一般的な花と野菜の土か、ハーブ用の土で植え付けします。ハーブ用土よりも一般的な花と野菜の培養土の方が肥料が入っていて水もちが良く、適しています。自作する場合は赤玉土6腐葉土4に化成肥料を混ぜたものを用土とします。

庭植え(畑)にする場合は、植え付けの二週間前に深さ15cmを掘り返して苦土石灰を混ぜて中和させておきます。植え付けの一週間前に元の土に対して2割〜3割の腐葉土か堆肥を混ぜて用土としておきます。

苗を株分けする?

バジルの苗をよく見ると、複数の株が生えていることがあります。この苗を株分けすると、たくさんのバジルの株ができて、それを別々に植えることも可能です。詳細は以下のリンクを参考にしてください。

鉢・プランターの植え付け

鉢・プランターの植え付け
バジルはプランターでも鉢植えでも庭植えでも可能。プランターなら3苗植える。鉢植えならば8号〜10号に1苗。最初に5号〜6号に1苗植えて、大きくなったら8号〜10号に植え替えるのでもいいです。軽石を入れる必要がないものじゃなければ軽石を底に2cmほど敷いてから用土を入れて、株を配置して、土を入れていく。最後に水をやって水が出てきたら完成。プランターは排水ができるようにすること。
●バジルの苗は複数の株が生えていることがある。これは別々に植えてもいいし、そのまま植えてもいい。
●摘芯して枝を増やして、切って挿木するといくらでも株が増える。庭がバジルでいっぱいになるくらいには増える。よってバジルの苗は1つでも十分に最後は帳尻が合う。
トマトのコンパニオンプランツです。トマトを定植する時期に種まき・植え付けするとちょうどいい。
●種まき後、気温が上昇する6月〜7月までは生育が鈍い。病気ではないので安心してください。

防虫ネットを張る

バジルは食用に植えるのが普通で、食用にするのであれば農薬は使いたくないですよね。そこで、虫にやられないように「防虫ネット」で鉢植え・プランターを覆います。プランターにワイヤーを立てて、0.4mmの防虫ネットで覆います。バジルは強い日光があたると葉っぱが硬くなるので、ネットで多少、日光が遮られてもいいです。それより防虫です。
●0.6mmだとスリップスが通るため0.4mmが好ましいです。
●バジルでよく発生する害虫はスリップス・ヨトウムシ・ネキリムシ・ハダニです。ヨトウムシとネキリムシは土中に住んでいて鉢・プランターの底の穴から侵入するので、予防するためには防虫ネットで鉢・プランターごと…底まで覆って包んでしまいます。
●防虫ネットで覆わない場合は、虫が発生したらテデトール・フミツブースします。

畑植え(庭植え)

植え付ける二週間前に深さ15cmを掘り、苦土石灰を混ぜておきます。苦土とはマグネシウムのことで、マグネシウムが不足するとクロロシスという葉っぱの色が抜ける症状が見られるようになります。

植え付けの一週間前に元の土に対して2割〜3割の腐葉土か堆肥を追加して、化成肥料を1平方mあたり100gほど入れて、よく混ぜて用土とします。

バジルの株同士は20cm〜30cm空けて植えます。

バジルの種まき

種まきの時期

暖地・中間地では5月から6月に種まき。4月でもいいけど、寒の戻りがあるから5月以降に。寒冷地では6月以降に種まきをする。

種まきの手順

発芽温度は20度以上。去年採取したものを蒔いたり、ホームセンターや100円ショップでもバジルの種は売ってます。種子を一晩水に浸けておくと発芽しやすいです。育苗ポットでも、普通の鉢でも種まきは出来ます。

種まきの用土も一般的な培養土でいいです。適当に蒔いて、土をうっすら被せます。本当にうっすらです。バジルの種子は「好光性種子」で光が当たらないと発芽しませんから、土をしっかりと被せてしまうと発芽しません。あとは乾燥しないようにして、20度以上を保てば二日から三日で双葉が出ます。

発芽しにくいなら、透明ビニールで覆って、保温&保湿すると発芽しやすい。
本葉が8枚から10枚になったら普通の苗と同じように、鉢に植えたり庭植えにします。
●発芽しない理由は温度・水・光のどれかが不足しているから。
●スパイスとして販売しているバジルシードからも発芽する。
●双葉が三つあるということは珍しくない。原発事故前後にネットで話題になったが関係ない。

余った種の保管

あまったタネはそのまま保管する。冷蔵庫で保存する方がより長持ち。常温でも多少は発芽率は落ちるが大丈夫。冷凍庫で保存すると発芽率が落ちづらい。

古い種子でも発芽はするが、1年が一応の区切りで、その後は年々発芽率は落ちる。とはいっても3年くらいではさほど差はなく、5年後で発芽率70%とかそのくらい。ただし発芽後のしばらくの生育は種子の中の栄養を消費するため、種子が古いと発芽してもその後の生育がよくない。なので発芽後に枯れるものが増えてくる。やっぱり古い種子より新しい種子がよいです。
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