挿し木・水挿しで株を増やすのは簡単です(ローズマリー)

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ローズマリーの株を増やす

このページではローズマリーの株の増やし方をまとめています。

ローズマリーは挿木・水挿し・取り木などで増やすことができます。株を増やすことは簡単です。株を作り、冬越し・夏越しで枯れた場合の保険としておくこともできます。特に植え替えで枯れ込む際の保険とすることが多いです。

挿し木

挿し木
刈り込んで出た枝を土に挿しておくと幾らでも増えます。近所の家から頼んでももらって挿し木するといいかも。

晩秋(10月)か晩春(4月)に少し木質化した枝を6cmから7cm切って、土に埋まる部分の葉っぱを取り除きます。指でむしって雑菌が入るのを防ぐため、葉を取り除くときはハサミで切る方が良いです。この挿し穂をまずは水揚げします。水揚げとは水を葉っぱの先まで行き渡らせることで、土に挿す前に30分〜1時間ほど切り口を水につけて葉っぱをシャキっとさせます。

あとは土に挿して日陰で乾燥しないように管理していると一ヶ月で発根します。この時、葉っぱを濡らさないようにします。葉っぱに水をかけないで土に水をやりましょう。土は赤玉土単用でもいいが、植え付けの用土(ハーブ用の土)でもいいです。

秋に挿し木したものは春になってローズマリーの新芽が出る時期に鉢や庭に植え付けをする。春に挿し木したものは発根したら、すぐに植え替える。植え替える手順は以下のリンクを参考に。

挿木の注意点

●赤玉土単用の雑菌のない綺麗な土だと発根しやすい。
●挿し穂は地上部3cm、土中3cm、合計6cm〜7cmの長さ。
●枝を誘引して土に当てて「取り木」すると発根して株が増える。
●完全に茶色く木質化した枝は発根率は下がる。下がるだけで発根しないわけじゃないので、たくさん挿木すればある程度は発根します。すこし木質化した柔らかいところを水につけていると発根しやすい。逆に緑の新芽の柔らかすぎるところも発根せずに水が腐って枯れやすい。
●挿木のときは葉っぱをむしって減らす。葉っぱが多いと発根する前に水が下がって枯れてくる。葉っぱの先までシャキッとしている状態を維持するのがコツです。
●挿木のときは腰水で管理してもいいです。挿木する前に水揚げをしていたら、腰水は必要ではないです。
●スーパーで売ってるフレッシュハーブを挿木にするのは確率が低いとされるが、可能ではある。ただ、品種がわからないから、できれば苗を買った方がいいかな。
●マリンブルーは挿木するとよく発根する。

水挿し

水挿し
コップに水を入れて、枝の切り口を水につけていると発根する。これを水挿しといいます。ローズマリーの枝の木質科しかけているものを10cm〜15cmを切って、水につけておきます。水に浸かる部分の葉っぱは腐ってしまうので、前もって取り除きます。

水挿しするときは水にハイターを一滴垂らすと水が腐るのを予防できる。次亜塩素酸の方がよりよい。3週間前後で発根する。水挿しすると葉っぱが黒く変色して枯れ込むので、発根したらすぐに土に植えるといいです。植える手順は以下のリンクを参考に。

水挿しの注意点

●ハイター・次亜塩素酸・10円玉を入れて水が腐るのを防ぐか、水を毎日換える。とにかく水を綺麗に。
●新芽は発根する前に水がさがって黒くなるので、挿木には「少し木質化した」部分を使うと成功率があがります。もしくは木質化したものを使います。

取り木

ローズマリーの枝が土に接するとそこから発根して新株になります。発根して根付いたら、親株から切り離し、掘り出して別の場所に植え替えたり、鉢植えにします。ただ、立性は枝が硬くて土へ誘引しにくく、匍匐性はそんなことしなくても勝手に接地して発根しているので取り木はあんまり主な方法ではないです。

こういうこともできるよ〜くらいのことです。

その後の管理は…

上にも書きましたが、ローズマリーは根が土に広がりきるまでは、枝葉が伸びにくく変化が鈍いです。挿木・水挿しで発根した株も土に植えてしばらくは成長せず、変化がないので、この時期に焦って水やりを増やしたり肥料をやって、余計に調子を崩すことが多いので、この時期はグッと我慢しましょう。

その後の通常の管理は
を参考にしてください。
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