ヒマワリを庭(畑)に植える手順と支柱

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ヒマワリを庭(畑)に植える手順と支柱

まとめ
●5月〜7月に植える。
●大型品種は深く、小型は浅く掘り返して、腐葉土か堆肥と肥料を追加して用土とする。
●株間を狭くすると草丈が小さくなる。
●直根性で、移植はできない。
●大型品種は支柱を立てる。小型だったり、密生させて低くしているならなくていい。

植え付ける時期

ヒマワリは霜が降りなくなる5月から7月に植えると7月から9月に開花します。品種によって開花するまでの期間が大まかに決まっているので、それを参考にして「開花させたいとき」があれば、狙って植えます。

ヒマワリは直根性なので移植不可

ヒマワリは直根性といって、一本大きな根が深く生えるタイプです。直根性はこの太い根が傷つくと枯れてしまいますので、大きくなってからの移植は枯れる原因になります。
●一旦植え付けて、根を張った後の移植はよほど丁寧にならないと失敗する。一度植えたら植え替えは不可と考える。
●移植が苦手というのは、庭植えしてからある程度育ったら、植替えは出来ないという意味で、小さなポットのうちは植え替えは可能。ただし、ポットを植えるときは土を崩さないで植え替えること。土を崩したり、根をほぐすと生育不良を起こして枯れる。
●植替えをしないでも、大きく育ってから株元にスコップを入れて、根をいじっても枯れる。とにかく根はいじらないこと。

連作障害を起こす

毎年ヒマワリを育てていると連作障害で4年か5年で徐々に生育しなくなる。連作を避けるのが一番の方法。ヒマワリは肥料を吸い上げる力が強く、窒素・リン酸・カリとそれ以外のミネラルを強力に吸い上げるため、土の肥料バランスがおかしくなって連作障害を起こすっぽい。

一般的には堆肥を入れたり、「リサイクル剤」などを混ぜたり、土をまるごと入れ替えたりなどする。どうしても萎れる場合は、夜に水をやってみる。
ウリ科ナス科のような露骨な連作障害じゃないが、徐々に起こす。

ヒマワリの庭植えの手順

庭植えにする場合、大型品種は50cmほど掘り返して、土に腐葉土を3割ほど混ぜ、緩効性肥料を混ぜて、植え付けをします。大型品種でなければ深さは30cmほど掘り返します。掘り返した庭(畑)の土に堆肥や腐葉土を2割か3割足し、そこに肥料を追加して用土とする。
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用土を戻して、苗を植えます。苗は普通に植えます。深くもなく浅くもなく。ポット苗の地面と植え付ける地面を同じにして植えましょう。また、葉っぱが地上部に出てるようにしてください。大型品種はこのとき一緒に支柱を立てます。支柱を建てないと倒れます。最後に水をやって完成です。
●巨大ひまわりは深さ60cmから1mの深さの穴を堀り、株間は1m空ける。土は有機質(=腐葉土・堆肥)の多いものにし、茎が伸びた後に土寄せする。大きくするためには板で囲って土を盛る。そこまでしなくてもいいです。あくまで理想論。ちなみに大型種を植えて、それを引っこ抜くのは大変。
●ロシアなら深さ50cm。タイタンは1mまで掘るといい。
●ロシアは50cmほど掘って植えれば3mの株に育ち、前を向いて咲く。
●ロシア以外のタイタンなどの巨大輪系の種は深く掘って(60cmから1m)、肥料を入れても、重さで花は下を向いてしまう(種子の収穫が目的なら別にかまわないけど)。
●株間(=株同士の距離)は品種によって違う。大型品種は50cmから1mほど空ける。株間を大きくしたほうが大きく育つ。中型は30cmくらい。でも、密生させたからって枯れるわけじゃない。生け垣っぽくするんならもっと株間は狭くする。

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植える向き

ひまわりは、芽が出ると太陽の方向を向きつつ成長し、ツボミが出る頃には動きが止まる。すると花は大体は東、もしくは南になるため、鑑賞する場所から見て、南側に植えるとヒマワリの背中しか見えないということになります。

「あなたがどこから鑑賞するか?」を想定して植える場所を決めましょう。その北側に植える様にします。

支柱

大型のロシアの場合はちゃんと育てば3mになります。理想は3mの支柱を立てて固定するようにします。無理なら2mでもいいです。植え付けの時に支柱を立てておくと便利ですが、後から設置してもいいです。ただし、大きくなってから近くに支柱を建てると根を傷めてしまうので、早めにするのが吉。
●大型品種の支柱は建築の足場に使うようなアレ。
●頭が重いので、風に非常に弱い。
●台風が来ると支柱をしていても倒れることがある。
●雨が降ると地盤が緩み、支柱で支えていても倒れることはよくある。最初から倒れるものと諦めてしまうか、台風を避けるように栽培する。
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