アメリカハイネズ・ブルーチップの育て方
TOP > ヒノキ科 最終更新【】アメリカハイネズ・ブルーチップ
科名 | ヒノキ科 |
属名 | ビャクシン属 |
学名 | Juniperus horizontalis Blue Chip |
耐寒 | マイナス20度 |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の半日蔭 |
難易度 | 初心者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
植え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
剪定 |
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ブルーチップの特徴は?
ブルーチップはヒノキ科ビャクシン属のアメリカハイネズ (アメリカハイビャクシン)の園芸品種。枝が立ち上がりながら広がっていく。枝が徒長せず、葉っぱがよく詰まって密生する。剪定して脇芽を出させるとより葉っぱが密生する。グランドカバーに植えられる。一年で30cmで生育する。
春から秋は日当たりでは葉色は青緑、半日陰だと銀青色になる。好みで日向か半日陰か考える。冬は紅葉するというか、紫がかった褐色になるが、春には色合いは回復する。
ブルーチップはビャクシン属。ビャクシン属は赤星病の中間宿主なため、ナシなどの果実に被害がある。そのため自治体によってはビャクシン属の植物を栽培すること条例で禁止している。植える前に自治体のHPなどをチェックして植えてもいいか調べてください。
樹高50cm直径2m
水やり
庭植えの水やりは?
庭植えの場合は自然に降る雨だけでほぼ十分。夏など日照りの時に様子を見て、水をやる程度です。ただし苗を植え付けして一年か二年は根が張っていないので水を吸い上げる力が弱く、水切れが起きやすいです。庭植えでも植え付けして二年以内は様子を見て水やりをしてください。
鉢植えの水やりは?
鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。土が常時濡れているようだと根腐れするので土が乾いてから水をやるようにします。冬は生育が鈍くなっているので土が乾いてから数日経って水をやります。
肥料
庭植えの肥料は?
2月に寒肥として緩効性化成肥料か油粕をやる。化成肥料であれば、周囲にまきます。油粕の場合は、株の周囲に根が当たらないように離れたところに深さ20cmの穴を数カ所に掘って埋める。また9月にも同様に肥料をやる。
コニファー系は肥料が切れると葉色が悪くなり、葉っぱが減る。葉色が悪いときは肥料不足を疑いましょう。
鉢植えの肥料は?
3月と9月に緩効性化成肥料をやります。コニファー系は肥料が切れると葉色が悪くなり、葉っぱが減る。植え付け・植えかえ
時期
新芽が出る前後の3月から5月に植え付け・植え替えを行う。もしくは秋。できれば春の方が好ましいです。鉢植えは2年か3年に一回植え替えをしましょう。用土
水はけ良い肥沃な土を好む。一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。庭土に3割ほど腐葉土か堆肥を追加して混ぜて用土として使う。鉢植えの植え替えの手順は?
鉢底の穴を鉢底ネット(鉢底網)で塞いで土が出ないようにしてから鉢底石(軽石)を2センチから3センチほど入れて、鉢底石(軽石)の上に土を入れ、株を入れて隙間に土を入れていく。最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。植え替えの場合は、現在の鉢より一回り大きな鉢を用意し、新しい土を追加して植え替えます。
ブルーチップの植え替えのときは土は落とさないほうが良い(根をいじらないほうが良い)。もう大きな鉢に植え替えることができず、どうしても土を落とす場合は地上部を剪定して、根の負担を減らす。根をいじると回復まで時間がかかるので、覚悟をする。
庭植え推奨です。
庭植えの植え付けの手順は?
庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴(深さ40cm直径50cm)を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割入れて、化成肥料を説明書きの規定量を入れてよく混ぜて用土とします。穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。株同士は50cmから60cmは空ける。直径2mまで生育するのでそれ以上空けてもいいが、一年で30cmほどしか生育しないので時間がかかる。
株の増やし方
挿し木
元気な枝を選び、その中から葉が綺麗なものを10cmほど取ります。取った枝の切り口側の葉っぱを取り除きます。次に、赤玉土単用を使って苗床を作ります。苗床に枝の切り口を埋め、明るい日陰で管理し、乾燥しないように注意します。発根の成功率を高めるために、切り口に発根剤を塗ると良いでしょう。発根までには、通常1ヶ月から2ヶ月ほどの時間がかかります。発根したら、鉢や庭に植え替えることができます。
栽培可能地域
九州南部・九州北部・中国・四国・関西・中部・関東南部・関東北部・東北南部・東北北部・北海道管理場所・日当たり
春から秋は日当たりを好むが、半日陰でも問題なく育つ。日当たりだと葉は青緑色に、半日陰だと銀青色になる。色合いの好みで植え付け場所を変えてもいい。夏の暑さには強いが、葉っぱが密だと夏の蒸れに枯れこむことがある。枯れこむならば、枝をさばいて風通しをよくする。●樹高が低すぎて、枝に土がかかる。それで葉っぱが枯れこむことがある。土を払い落としてください。
越冬・冬の管理場所は?
耐寒温度マイナス20度くらい。北海道でも戸外で越冬する。防寒は不要です。病害虫
赤星病・ハダニ・アブラムシ・カイガラムシ・スギドクガなど。赤星病はナシなどの果実に感染して被害を与えるため、自治体によってはビャクシン属の栽培を禁止している。調べてから植え付けるようにしてください。
剪定・切り戻し
剪定の時期は?
3月から5月が剪定の適した時期です。剪定方針は?
最初は盃型に伸びるが、その後生育していくと、自重で匍匐する。樹形を気にしないでいいから、剪定はしないでも問題はない。枝を切り戻すと脇枝が伸びて葉っぱが密になって非常に綺麗。ただ、葉っぱが密になると夏に蒸れて枯れこむことがあるので、様子を見つつ調整する。剪定をするときは切り戻す枝に葉っぱが残るように剪定すること。葉っぱが一枚もない枝からは新しい葉っぱや枝が出ず、枯れてしまう。
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