アメリカハイネズ・ウィルトニーの育て方

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アメリカハイネズ・ウィルトニーの基礎データ

アメリカハイネズ・ウィルトニー
科名
ヒノキ科
属名
ビャクシン属
学名
Juniperus horizontalis Wiltonii
水やり
水控え目
場所
外の日なた
難易度
中級者向け
アメリカハイネズ・ウィルトニーの植え付け・植え替え時期…肥料時期…月別スケジュールです。

ウィルトニーとは?

アメリカハイネズ・ウィルトニー:ウィルトニーとは?
ウィルトニーはヒノキ科ビャクシン属のアメリカハイネズ園芸品種。常緑低木針葉樹コニファー)。樹高が非常に低く、匍匐して広がる。葉っぱの色は青緑で綺麗。冬は白・紫がかる。春になれば葉色は回復する。高温多湿に若干弱く、密生させると蒸れて葉っぱが傷む。地形に沿って生育し、垂れ下がって伸びるのも可能。グランドカバーに使われるが、当然ながら踏みつけには弱い。

樹高が低すぎて、葉っぱに土がかかることがある。するとその部分が枯れこむ。土に砂利をしいたり、バークを敷くことで予防できるが、そこまでしなくても土を落としてやれば十分。多少枯れても生育が早いので回復する。

ビャクシン属は赤星病の中間宿主で自治体によっては栽培を禁止しているのでHPでチェックしてください。
樹高30cm横幅3m

最初に簡単にまとめ

●ウィルトニーはヒノキ科ビャクシン属のアメリカハイネズの園芸品種。
●庭植えにしたらほぼ自然に降る雨で十分。
●鉢植えにしたら土が乾いていたら水をやる。
●冬と秋に肥料を。
●日当たりか半日陰で。
●夏に蒸れて枯れこむことがある。
●一年で40cm前後生育する。
剪定すると葉っぱが密になるが、密になると蒸れて枯れこむかも(地域・環境による)。
●ビャクシン属は自治体によっては栽培を禁止している。

水やり

庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。植え付けして一年か二年は根が張っていないので水を吸い上げる力が弱く、水切れが起きやすいです。庭植えでも植え付けして二年以内は様子を見て水やりをしてください。特に一年目の夏は水切れしやすいです。

鉢植えの場合は土が乾いたら水をやります。水をやるときは鉢底から水がしみ出すくらいにしっかりとやります。冬は生育が鈍くなっているので土が乾いてから数日経って水をやります。

肥料

庭植えの場合は2月に寒肥として緩効性化成肥料か油粕をやる。同様に9月に肥料をやる。

鉢植えの場合は3月と9月に緩効性化成肥料をやる。鉢のフチに置きましょう。

植え付け・植えかえ

時期

植え替えは新芽が出る前後の3月4月5月あたりに行う。新芽が出る直前が好ましい。

用土

庭植えであれば庭土に3割ほど腐葉土堆肥を追加して混ぜて用土として使って植えます。鉢植えならば、一般的な花と野菜の培養土で植えます。

鉢植えの植え付け・植え替えの手順は?

根鉢(ポット)より一回り大きな鉢を用意します。鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて隙間に土を入れていく。鉢を揺らすとまた隙間ができるので、また用土を入れて隙間をうめていき、隙間ができなくなるまで繰り返す。最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。
●盆栽にすることもあるが、基本的に庭植えにする。
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庭植えの植え付け

庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴を掘って、掘り出した土に腐葉土か堆肥を土に対して3割ほど混ぜて用土とします。穴に半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。
●株同士は50cmから60cmほど空ける。

株の増やし方・挿木

元気の良い、葉っぱの綺麗な枝を10cmほど取り、切り口側の葉っぱを取り除き、赤玉土単用の苗床を作り、そこに切り口を土に埋めておき、日陰で乾燥しないように管理していると発根する。発根材を塗ると成功率が上がる。発根まで一ヶ月か二ヶ月。発根したら鉢か庭に植え替える。

管理場所・日当たり

春から秋

日当たりを好むが、半日陰でも問題なく育つ。

夏の暑さには強いが、葉っぱが密だと夏の蒸れに枯れこむことがある。枯れこむならば、枝をさばいて風通しをよくする。
●樹高が低すぎて、枝に土がかかる。それで葉っぱが枯れこむことがある。土を払い落としてください。

耐寒温度マイナス20度くらい。北海道でも戸外で越冬する。

病害虫

赤星病・ハダニアブラムシカイガラムシスギドクガなど。

剪定・切り戻し

時期

三月から五月が剪定の適した時期。

剪定方針

ウィルトニーは匍匐するもので、樹形を気にしないでいいから、剪定はしないでも問題はない。枝を切り戻すと脇枝が伸びて葉っぱが密になって非常に綺麗。ただ、葉っぱが密になると夏に蒸れて枯れこむことがあるので、様子を見つつ調整する。
剪定をするときは切り戻す枝に葉っぱが残るように剪定すること。葉っぱが一枚もない枝からは新しい葉っぱや枝が出ず、枯れてしまう。
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