スパルタン(イブキ)の育て方
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科名 | ヒノキ科 |
属名 | ビャクシン属 |
学名 | Juniperus chinensis 'Spartan' |
耐寒 | マイナス30度 |
水やり | 水控え目 |
場所 | 外の日なた |
難易度 | 中級者向け |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
植え | ||||||||||||
肥料 |
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スパルタンとは?
スパルタンはヒノキ科のビャクシン(イブキ)の園芸品種。常緑低木の針葉樹(コニファー)。頑健で生育速度が速く剪定にも強い。葉っぱに光沢がある。雪が降る地域では雪対策として紐で縛って枝割れしないようにする。年間で30cmから40cm生育する。
ビャクシン属は赤星病の中間寄生種になり、ナシなどの被害を引き起こすため、自治体によっては植え付けを条例で禁止している。自治体のHPでよく調べてから植え付けてください。
樹高4m
最初に簡単なまとめ
●スパルタンはヒノキ科のビャクシンの園芸品種。
●庭植えにしたら自然に降る雨だけでほぼ大丈夫。ただし、植え付けて二年は庭植えでも水やりをする。
●2月と10月あたりに肥料をやる。肥料が少ないと葉色が悪いが、多いと徒長する。状態が悪くないならやらなくてもいい。
●日当たりを好む。
●毎年、春に剪定する。
●ビャクシン属は自治体によっては植え付けを禁止しているのでよく調べてから植えること。
●庭植えにしたら自然に降る雨だけでほぼ大丈夫。ただし、植え付けて二年は庭植えでも水やりをする。
●2月と10月あたりに肥料をやる。肥料が少ないと葉色が悪いが、多いと徒長する。状態が悪くないならやらなくてもいい。
●日当たりを好む。
●毎年、春に剪定する。
●ビャクシン属は自治体によっては植え付けを禁止しているのでよく調べてから植えること。
水やり
庭植えの場合は一旦根付いてしまえば自然に降る雨だけでほぼ十分。日照りの時に水をやる程度です。ただし植え付けて二年以内は根が張っていないため、自然に降る雨だけでは水切れを起こします。特に植え付けて最初の夏は水切れを起こしやすい。植え付けて二年以内は様子を見て庭植えでも水をやってください。肥料
2月もしくは3月と10月に緩効性化成肥料か油粕をやります。コニファー類は肥料が切れると葉色が悪くなり、葉っぱがまばらになって枯れ込んできますが、スパルタンは多少肥料がなくても枯れない。むしろ肥料が多いと徒長して樹形が乱れる。●肥料切れで「株全体が枯れる」ってことはないんですが、葉色が悪いコニファーなんて意味がないので肥料切れにならないように注意してください。
●肥料が不足するなら補助的に6月あたりに肥料をやる。
●2月の肥料は春以降の新芽のための肥料。
●10月の肥料は夏に消耗した栄養を補給する肥料。
●肥料が多いと徒長して樹形が乱れやすい。
●肥料が不足するなら補助的に6月あたりに肥料をやる。
●2月の肥料は春以降の新芽のための肥料。
●10月の肥料は夏に消耗した栄養を補給する肥料。
●肥料が多いと徒長して樹形が乱れやすい。
植え付け・植え替え
時期
秋から春(梅雨前)のうち、真冬を避けた時期。できれば3月あたりが適している。用土
土質は選ばない。普通の水はけであれば問題ない。庭土に3割か4割ほど腐葉土か堆肥を追加してよく混ぜて使う。●鉢植えにする場合は、一般的な花と野菜の培養土で植えるか自作する場合は赤玉土小粒6腐葉土4を混ぜたものを使う。
鉢植えの植え替え
鉢植えの場合は、根鉢(ポット)より一回り大きな鉢を用意します。株の土はできるだけ落とさず、根をいじらないようにして植えます。鉢底の穴をアミで塞いで土が出ないようにしてから軽石を2センチから3センチほど入れて、軽石の上に土を入れ、株を入れて、隙間に土を入れていき、最後に水をやります。鉢底から水が出るまで水をやってください。●深植えにしない。
庭植えの植え付け
庭植えの場合は、根鉢の二倍か三倍の深さと大きさの穴(直径40cm深さ40cmくらい)を掘って、底に緩効性化成肥料か油粕を入れて、掘り出した土に腐葉土か堆肥を3割か4割混ぜて、半分ほど土を戻して、株を入れて、隙間に土を入れて、最後に水をやって完成です。●植え付けの時の肥料はやらなくてもいいです。
●深植えにしない。
●暖地で育てるのであれば、水はけをよくするために高植えする。
●深植えにしない。
●暖地で育てるのであれば、水はけをよくするために高植えする。
栽培地域・管理場所
東北南部から南なら庭植えできる。雪が降る地域では雪囲いをして積雪による枝割れを防ぐようにする。日当たりで育てる。多少の耐陰性があって半日陰でも枯れることはないのですが、日光が少ないと葉っぱの色が悪くなり、葉っぱが枯れこむ。それではコニファー・スパルタンのメリットが生かせないので、日当たりで育てるようにする。夏の直射日光に葉焼けはしない。
冬の雪が積もって枝割れを起こすので、雪が積もる前に枝をしばって折れないようにします。
病害虫
赤星病・ハダニ・アブラムシ・カイガラムシ・スギドクガなど。剪定・切り戻し
剪定時期
剪定時期の理想は春の新芽が出る前…3月から5月あたり。ただスパルタンは生育が速く、多少剪定しても盛り返すので春先じゃないといけないってことはない。気がついたら…乱れたら…剪定してしまってもいい。●強い剪定をするときは春の3月から5月に剪定する。
●強い剪定とは太い枝をバッサリと落とすこと。
●毎年剪定をして形を整え、小さくまとめる。毎年する。
●放置していると芯が複数出て乱れるので、邪魔な芯は落としてしまう。
●強い剪定とは太い枝をバッサリと落とすこと。
●毎年剪定をして形を整え、小さくまとめる。毎年する。
●放置していると芯が複数出て乱れるので、邪魔な芯は落としてしまう。
剪定の注意点
枝を剪定するときは葉っぱを残すようにして切る。葉っぱが全くないように枝を切ってしまうと新しい葉や枝が出てこないばかりか、枯れてくる。なので剪定するときは葉っぱを残して切るか、枝を根元から切ってしまう。剪定の目的①:★芯止
スパルタンを放置していると4mとか5mになってしまうので、2mから3mくらいの管理できる高さに押さえておきたい。そこで芯を切って大きさを抑える「芯止」というのをやります。一番高い芯を切って小さく抑えるだけですが、詳細は下のリンクを参考にしてください。剪定の目的②:樹形を整える
芯が複数たち、生育が早いので樹形がよく乱れる。強風が当たる場所だと芯が歪んで伸びてしまうので、乱れた樹形を整える。スポンサーリンク