投稿者さんによる野菜苗とトマトのコラム

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投稿者さんによる野菜苗とトマトのコラム

このページは投稿フォームから投稿されたものから長文で内容の濃いものを記事ページとして独立させています。本来は二通に分けて投稿されたものですが、私(管理人)が修正してまとめています。

野菜苗の基礎知識
野菜苗は基本的に時間が経つほど老化していきます。しかし最近は品種自体の質が上がっており、多少時間が経ったくらいでは生育に致命的な打撃へ繋がることが少なくなっています。
それでもそれなりに値が張るのでなるべくいい苗がいいでしょう。特に初心者の人は。

まず最初に見るべきは、野菜苗の一番下にある双葉の部分です。これがあって、二つともピンと真っ直ぐ張っていたら新鮮で状態が良い証拠です。接ぎ木の場合は気にしなくても大丈夫です。次に見るべきは双葉の脇芽の有無です。もし、脇芽が出ているのなら、それは根に何かしらの異常があると考えられます。これは接ぎ木苗でも同じです。
ポットの下を見ると、根っこが下の穴からはみ出ているのが見えたりします。たとえ見えなくても、根に何かしらの異常があると考えられるので、やめておいたほうがいいでしょう。
次は葉を一枚ずつ見ていきます。虫食いや傷、葉が枯れていないかなど念入りに観察します。
健康な野菜の葉の色は新緑です。色が濃い場合は肥料過多の可能性が高いです。

初心者で野菜栽培に不安な人には大苗をお勧めします。大苗は初期生育がよく、小さな苗よりも早く大きく成長します。大苗は地域によりますが、関東では大体4月下旬から5月上旬ごろに出回るので、そのころにホームセンターを探してみるといいでしょう。

トマト栽培(植え付け・芽かきなど・苗選び)

トマトの植え付け
トマトの植える適宜は一番花が咲いた時です。この時に植えるとつるボケしにくく、着果もよくなります。植え方も色々ありますが、健康な苗や接ぎ木なら普通に根っこの部分を土に埋めるだけで充分です。
接ぎ木苗の注意点は、接合部まで土に埋めないことです。埋めたら接ぎ木の意味がなくなります。トマトを植える間隔は50センチ以上。これより狭いと、弱い方が負けてしまいます。植えたら細くて短い支柱、あれば篠や硬い植物の茎でも代用可能ですが、それをトマトの苗から少し離して斜めに刺し、なるべく高い位置で苗を支柱に括り付けます。
強風対策
強風対策です。もし大きな肥料袋か堆肥袋があるのなら行燈を作ってもいいでしょう。苗が大きく安定してきたら本支柱に切り替えます。普通の支柱に括り付けるだけでも構いませんが、上の方がぐるぐると巻いている支柱がおすすめです。下の部分を固定したら、あとはぐるぐるのところに定期的に茎を這わせていくだけで手間がかかりません。
脇芽かき
トマト栽培の基本は一本立ちです。脇芽が出たらとってしまいましょう。ただし、必ず乾いた清潔な手で、午前中の晴れた日に行いましょう。手に土や水がついていたら思わぬ病気に罹ることがありますし、午後に脇芽かきを行うと、夜になっても傷口が乾燥せず、思わぬ病気の元です。

これはトマトに触れる時も同じです。長期間収穫を目指すのならば気を付けましょう。
トマトは良く一番花の着果が重要だと言われていますが、最近の品種はそうでもないので、あまり気にする必要はありませんが、気になるようなトマトトーンというホルモン剤があるので、それを花に吹きかけましょう。

トマトの注意点
トマトはアレロパシーが非常に強力で、トマトと同等かそれ以上の生命力がないと近くに植えた植物は枯れてしまいます。いくら景観をよくしたいからと言って、安易に草花を植えるのはやめましょう。
トマトはとにかくよく水を吸います。その吸い方は異常で、茎からも水を吸うほど。そのため、余裕があるのなら雨除けをしたほうがいいでしょう。身割れも防げます。マルチを張っておくと泥ハネも防げます。

最後におすすめの品種
所謂定番品種。
大玉ならホーム桃太郎。
中玉ならスイートトマト。
小玉ならアイコ。
どれも二百円前後。
●追記…ホーム桃太郎の値段ですが、100円以下で購入可能です。200円前後なのは接ぎ木のほうです。それより安い場合もあります。

個人的におすすめ
サントリー本気野菜シリーズのどっさりとれるや病気に強いと書いてあるもの。値段は高いですが初心者でも高い収量が期待できますし、味もいいです。
どれも三百円以上。
追記サントリーの本気野菜シリーズのおすすめ品種も追加しておきます。
大玉、サングランテ。
中玉、ルビーノ。
小玉、ガンバ。
値段も300円前後です。もしかしたら表記が間違っているかもしれませんが。

トマト栽培(水やり・肥料・接ぎ木苗)

トマトの水やり
トマトに水をやる際は茎や葉にかけないように必ず根元に行ってください。
タイミングは土が乾いたら勢いよくやってください。地植ならほとんど必要ありません。
ハスの実を外して行ってもいいですね。
トマトが水に弱いは弱点ではなく特性です。育った環境が雨の少ないやせ地だったので。
最近の品種はある程度の抵抗性を持っていますが、それでも遺伝的に水に弱いは引き継がれています。
また、使う水は雨水か井戸水が推奨ですが、無ければバケツに汲み置いて一晩おいて塩素を飛ばした水を用意します。あくまでできればですので、無理なら無理で構いません。

トマトを二本仕立てに適しているのはミニトマトです。ただし、この場合は60センチ以上距離を取る必要があります。

トマトはよく、甘くするために肥料や水を節制すると言いますが、それは専門的な農家がやることで、家庭菜園でやるのはコストや経験的に無理です。また肥料や水を節制すると、収量も当然減ります。限られた株数で育てているのに収量が見込めないのは悲しいですね。それに最近の品種はそんなことしなくても十分甘いので気にする必要はないと思います。というよりも、樹上で完熟したトマトは市販のトマトでは味わえません。その味は市販のトマトよりもおいしいですよ。

肥料
最近はトマト専用肥料も充実していて、いろんな企業が出しています。お好みで選ぶといいでしょう。初心者におすすめなのは、元肥だけで3~4か月持つ肥料です。トマト専用ではありませんが、この間追肥する必要がないので楽です。必ず野菜専用のものを選びましょう。くれぐれもやりすぎに注意してください。

それと、トマトが支柱よりの高くなりそうになったら摘心して、勢いのある脇芽にチェンジします。事前に目を付けておきましょう。

接ぎ木のメリットとデメリット
ガーデニングをする人にとっては接ぎ木は縁遠いものでしょう。接ぎ木の花なんてありませんからね。接ぎ木のメリットは連作障害の軽減、病害虫に対する抵抗性が高い、吸肥力が強い、収量が安定、増加する。根の再生力が高い。

デメリットは値段が100円ほど値上がりすることです。
資金面に余裕があるのなら選んだほうがいいですね。
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