11月のハイビスカスの栽培…霜に当たる前に室内へ

TOP > アオイ科 > ハイビスカス最終更新【2022-10-27】

11月のハイビスカスの栽培の管理

11月は気温が低下し、霜が降りる時期です。ハイビスカスは霜に当たると枯れます。霜で一発で枯れる訳じゃない！って人もいますが、かなりの強いダメージがありますので絶対に霜に当たるのは避けます。

水やり

11月には庭植えであっても、冬越しするためには掘り上げて鉢植えにします。なので水やりは鉢植えにだけです。土が乾いてから数日経ってから水をやるようにします。冬は温度が下がり、生育が鈍くなっていて、水を吸い上げる勢いが弱くなっています。水をやりすぎると、根が窒息して枯れてしまいます。

日光が当たって室温が高ければ、11月でも開花します。開花は割とします。開花するようであれば、水やりの間隔は短くしてもいいです。でも、基本は「控えめ」です。

水やりを控えることで寒さに強くなります。水を控えれば5度まで耐えられます。

葉水を

冬の室内は暖房で空気が乾燥していて、葉っぱは乾燥します。ところがハイビスカスの活動が鈍いために土中の水分は減りません。土が濡れているのに葉っぱはカラカラ…そこでこのアンバランスを防ぐために、葉っぱに霧吹きで水をやると良いです。また、空気が乾燥するとハダニが発生します。ハダニ予防のために葉っぱの裏にも水をかけてください。

肥料

11月でも開花しているのであれば、薄い液体肥料を二週に一回程度やるといいです。開花していないのであれば肥料はやりません。生育していないのに肥料をやると根を傷めて株が弱ります。

液体肥料の購入はこちら

Amazon

楽天市場

植え付け・植えかえ

鉢植えが一般的ですが、庭植えしている人もいます。暖地の霜が降りない地域では戸外で越冬も可能です。ただし、ギリギリです（越冬したりしなかったり）。暖地でも鉢植えにして室内に取り込むのが無難。
掘り上げて鉢植えにして室内に取り込みます。

ハイビスカスの植え替え

ハイビスカスの管理

管理場所・日当たり

日光について

ハイビスカスに葉っぱがある限りは日光に当ててください。気温と日光があれば開花しますし、冬のダメージが大きいと取り返すのに時間がかかります。

室内の日当たりとなると、窓辺や窓の近くになるのですが、寒波が来ると外気に近い窓の近くは、氷点下以下にまで下がることがあります。寒波が来る時期の夜は部屋の中央に移動させましょう。朝になったらまた窓の近くで日光に当ててください。

温度について

安全のために最低気温が15度以下になったら室内へ取り込むようにします。
室内の温度が12度以上を保てればハイビスカスは開花します。12度以上は普通はありえない温度なんですが、床暖房・高気密高断熱の家なら、何の問題もなく12度以上になります。

越冬するためには10度以上があった方がいいです。10度以下になると徐々に落葉します。水を控えることで寒さに強くなり5度まで耐えられるようになりますが、耐えられるといっても落葉はします。落葉するが枯死しません。水やりを控えて管理するのが普通です。落葉していても枯れた訳ではないならば、春になって温度が上がれば新芽が出ます。