ブーゲンビリアが開花しない原因

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ブーゲンビリアが開花しない原因

実はブーゲンビリアを開花させるためには、適切な育て方があって、そうしないとうまく開花しません。全然開花しないんじゃないんですが、開花の量が全然違います。ここでは開花させるためのコツをまとめています。

花芽ができるのは何月?

ブーゲンビリアの花芽が出来るのは随時で、何月にできるというのではなく、気温が10度以上で株が充実していればいつでも咲きます。ただ最低気温10度以上なので、通常管理していれば4月以降から花芽ができます。

真夏はあまりに暑くて弱って開花しにくくなるので、5月〜10月のうち、真夏以外に開花します(品種によっては夏も開花)。冬も温度と日光があれば、開花します。

水やりについて

ブーゲンビレアは雨季と乾季のある地域の植物で、乾季の乾燥した水切れの状態を経て雨季に開花するものです。なので水を普通に適切(?)にやっていると、花芽がつきません。ブーゲンビレアをしっかりと開花させるためには「意図的に水切れ状態」を経験させないといけません。これをしないと開花しないわけじゃないのですが、花付きが全く違います。

しおれるまで水を切る

気温が20度以上になる4月〜10月までは、葉っぱが萎れるくらいまで水をやらず、萎れてから鉢底から水が流れるくらいまでシッカリと水をやります。大事なのはメリハリです。水をやらないときはやらず、その後はシッカリと水をやる。ブーゲンビリアに「アァ、乾季が終わったぞ!」と思わせます。

ブーゲンビリアを開花させるのは水を切るのが一番大事。このメリハリのある水やりをすることで、ブーゲンビリアにとって開花しやすい春〜秋に開花させられます。

肥料について

ブーゲンビリアと肥料の関係

ブーゲンビリアに限らずですが、植物は「自己保存」のために開花します。だから「危機感」を煽った方が開花しやすくなります。肥料(有機物)が多く、ブーゲンビリアの生育に適していると、枝や葉っぱがよく茂るんですが、開花はしなくなります。特に葉っぱの生育に必要な窒素が多い肥料だと余計に枝葉が茂りやすくなります。

リンの多い肥料を

開花するためには「リン」が必要です。リンの多い肥料をやるようにします。液体肥料で開花促進のために「リン」の多いものがありますので、それをやるといいです。

基本的に肥料は控えめ

開花させるためには、肥料は控えめにします。庭植えにする場合は、最初に漉き込む堆肥や腐葉土の量を減らします。すでに有機物・肥料が多いのであれば、根切をしてください。

日光について

日が当たれば開花する

ブーゲンビリアは日が当たった場所が開花します。よって、行灯仕立てなどで絡み合っている場所は開花しません。そこで、できれば枝を解いて広げて誘引して枝全体に日光を当ててあげます。

また、鉢植えの場合は株全体をまんべんなく日光に当てるために、鉢を回転させてください。じゃないと一方にだけ葉が茂り、花が咲いてバランスがおかしくなり、ひっくり返りやすくなります。ひっくり返る場合は、重い陶器鉢などの中に入れる二重鉢にして倒れないようにしましょう。

短日植物ではあるが…

ブーゲンビリアは本来は短日植物で、昼の時間が短くなると開花する性質があります。なので9月の秋分の日以降に戸外で「短日」を経験させれば開花するので、一般的には10月以降に開花します。このとき、街灯など人工の光でも昼と認識して開花しないことがあるので気をつけます。

他の季節に開花させるにはダンボールをかぶせて短日処理をするといいです。ただ、ブーゲンビリアは水やりの強弱だけでも十分開花する品種もあり、最近流通している品種は水やりの強弱で「雨期」と判断して開花するものがほとんどで、現在では絶対的な要因ではありません。つまり、現在は短日処理は必要ないです(古い品種を除く)。

雑記

花になれなかったのがトゲ

ブーゲンビリアというとトゲなんですが、このトゲはどうも「花になれなかった」ものらしいです。よって花をしっかりと咲かせることがトゲを減らすコツです。上記の「日光・水・肥料」を参考にして花を咲かせてください。

根切り

庭植えにした場合、土がそもそも豊かだと花が咲きづらいです。あまりに開花せず、枝葉ばかりが茂る場合は、根切りをします。ブーゲンビリアの周囲にスコップを刺して、適当に根を切ります。
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