アンスリウムの店頭での良い鉢・株の見分け方

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店頭での良いアンスリウムの見分け方

長く楽しめるアンスリウムですが、長く変化がないために、長期間店舗内で置きっぱなしになり、見た目にわかりにくくても劣化していることがあります。そういう鉢植えは購入後に調子を崩しやすいです。

ここでは花屋さんやホームセンターで良いアンスリウム(アンスリューム)の見分け方についてまとめています。是非参考にしてください。

葉っぱのポイント

葉っぱの色がよく、艶があるもの

アンスリウムの葉っぱは日光不足になると、色が薄くなったり、葉っぱが黄色くなったりしますし、艶も悪くなります。艶があって色が濃いものが良い株です。

ただ、葉っぱは時間と共に入れ替わるもので、その際は色が悪くなって黄色くなるのが通常で、これは病気ということでもないです。

品種が違えば

アンスリウムは品種が違えば、花の艶や鮮やかさは、かなり違うので、違う品種を比べても分からないです。ただし、同じ品種なら、艶が鮮やかな方が株の調子はいいです。これは間違いないです。

ワックススプレーで艶?

葉っぱにワックスをかけていることがある、らしい。観葉植物の葉っぱに使うワックススプレーを吹きかけるだけで花・葉がツヤツヤになります。ただ、アンスリウムってそこまでして手間をかけて売るほどの高額商品ではないので、そんなことしている店舗は現在はないと思います。
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葉っぱの茎がやたらと長くないもの

アンスリウムに限らず植物は日光不足だと、日光を求めて徒長して葉っぱの茎がひょろ長くなり、ダラっと広がってしまいます。生産者(農家)が育てているうちは、詰まっていたのに、店舗の日当たりの悪い室内で管理しているうちに、徐々に徒長してしまいます。

ただし、室内で管理する以上は多少はこうなりますし、徒長自体は植物の生理現象であり病気ではないので、ある程度は許容しましょう。

葉っぱの先が枯れていないもの

葉っぱの先が尖っていますよね。その先が茶色く枯れていたら、水切れを起こしているか、根詰まりしているか、根詰まりの直前です。

植物は根から水を吸い上げて、葉っぱに送っています。吸い上げる水が少ないと、どうしても葉っぱの先から茶色く変色してきます。詳細は以下のページを参考にしてください。

花のポイント

花が新しい

花が新しい
アンスリウムは花の中心に棒状のものがありますよね。アレを肉穂花序と言います。肉穂花序が黄色いと新しい。それが、徐々にボコボコが顕著になって、白くなり、最後には緑になります。なんとなく、緑の方が花が新しいような気がしますが、これが逆。

アンスリウムの花は非常に長く綺麗なのですが、肉穂花序が緑の花ばかりの場合は、持ちが悪いですので、気をつけましょう。

花の位置から考える

アンスリウムの花の位置を見てください。一番上に位置している花の肉穂花序が緑色で、下で咲いている花の肉穂花序が黄色や白の場合、そのアンスリウムは「徐々に株が弱っている」かもしれません。

古い花が咲いていた時は茎が長く伸びるほどに元気だったのに、現在は株が弱っているから茎が短いってことです。店舗で長く居座っていて、日光不足などが合ったんだと思われます。

ひとつ、参考にしてください。

その他のポイント

株元に花芽がある

株元に、アンスリウムの花を巻いたような、小さな花芽があると、次の花が咲きますからお得です。

葉っぱの裏が薄い

葉っぱを裏返して見て、色がマダラに薄くなっていたら「ハダニ」がいます。ハダニは葉っぱの裏側から植物の汁を吸うから、そういう症状になります。

おまけの判断材料

花の市場では鉢植えにシールを貼って、「どこの花屋が購入したか」を明確にします。小さな鉢は鉢を入れる黒いトレイに貼り付けるので、お客さんが見かけることはないんですが、大きな鉢には鉢にシールを貼り付けることがあります。

このシールが綺麗な色なら、その鉢は新しいです。
●泥がついていても、新しいシールなら新しいです。
●シールが付いてない場合もあります。

白い粉がついているのは問題ない

葉っぱに白い粉が吹いていることがあります。これは水やりの水垢で、病気ではないです。むしろ、水を好むアンスリウムに水やり・葉水をしてちゃんと管理している証拠でもあります。まぁ、生産者の水やりでついたのかもしれないので、店舗の管理とは関係ないかもしれませんが、ともかく、アンスリウムの株の健康とは関係ないです。

最後に…

以上がアンスリウムの見分け方です。

その後の栽培については
を参考にしてください。
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