12月のポインセチアの管理

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12月のポインセチアの管理・手入れ

12月がポインセチアが最も流通する時期です。12月に流通するものだから寒さに強いと思っている人が多いんですが、ポインセチアは熱帯のメキシコ原産で寒さには弱いです。5度以下、0度近くになれば枯れます。理想は10度以上を保つことです。10度以下でも、ほとんど5度くらいの状態が続くと、徐々に落葉して、枝だけになりますが、枯れているとは限りません。根まで枯れていなければ、春になると新芽が出てきますので水やりは継続しましょう。

12月は寒さで生育が止まりますので、水やりは控えめ。肥料はやらない。植え替えは普通はしないもの。と、12月は特に作業もなく、管理するだけの月です。

最初に簡単なまとめ

●管理は普通。
●水のやりすぎに注意。
●肥料はやらない。
●植え替えは、基本しない。
●寒さに注意。
●室内で管理。
●擦れに弱いので、擦れそうな場所には置かない。

水やり

土が乾いたら水をやってください。受け皿にたまった水は捨ててください。根腐れの原因になります。

ポインセチアが生育するのは20度以上です。よって12月は生育する時期ではありませんから、ポインセチアはこれまでよりは水を吸い上げません。一方で、ポインセチアは暖房のかかった室内で育てますから、空気は乾燥しています。すると土の表面は乾いているのに、土の中は濡れているということがよくあります。

これまでは土を指で触ってみて、乾いていたら水をやる!でよかったのですが12月になると、それじゃ根腐れを起こします。土の中の状態を判断できるようにならないといけません。

そこで、毎日、鉢を持ち上げて重さで土の中の水分量が推測できるようになっていると便利です。水が切れるととっても軽くなります。

もしくは割り箸を突っ込んで、割り箸が濡れているかどうかで判断します。もしくは土壌水分計で計測して、「乾燥」してから水をやるようにします。
土壌水分計の商品画像
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できれば暖かい水を

できればポットのお湯で温かくしたもの…人肌程度…35度前後の水をやってください。水道水をそのままやると根を傷めます。あと、水やりは朝のうちにやります。

肥料

肥料は不要です。

肥料をやると、根が傷み、根が傷んだことで水を吸い上げる力が落ちて、水が土中に残り、根腐れを起こしますので、やらないでください。

植えかえ

12月はポインセチアの植え替えをしない時期です。

ですが、店頭に出ているポインセチアは地上部に対してかなり小さい鉢に植えてあります。冬は生育しないので、さしあたって問題はありませんが、軽い根詰まり状態ではあります。そこで、一回り大きな鉢に植え替えると、株が元気になります。

もしも12月に植え替えるのであれば、一回り大きな鉢に植え替えます。いきなり大きな鉢に植え替えると、土の中の水がなかなか無くならずに、根腐れを起こします。

また、この時期に植え替えるなら、古い鉢から抜き出した株の土は一切落とさないでください。古い根も捌かないでください。あと、春に植え替えるときは地上部をかなり刈り込むんですが、12月に植え替えるときは、地上部は剪定しないか、多少切る程度にします。その他の植え替えの詳細は を参考にしてください。

管理場所・日当たり

ポインセチアは寒さに弱く、5度以下になると枯れます。霜に当たれば一発で枯れます。できれば10度以上を維持したいですが、夜中はそれは無理です。ちなみに20度以上で生育します。

しおれてしまったら、以下のリンクを参考にしてください。

室内で管理

昼間はリビングなどの人が生活する…暖房をかける部屋で管理します。暖地は霜が降りないですから、戸外で管理することも可能ですが、暖地であっても戸外で管理していると寒さで葉っぱが落ちますので、室内で管理するのが普通です。
●窓の近くは、夜中は外気が近いために、温度がグっと下がります。寒波が来るときはポインセチアを室内の中心の方へ持っていきましょう。
●昼間に暖房をかけている部屋では、暖房を切る夜中でも5度以下になることはほとんどないです。

できれば日当たりへ

できれば日の当たる場所で管理します。ただし、この時期は「温かい」ことが優先です。寒いと一発で枯れますので。できれば日の当たる場所で管理する!程度です。

擦れないように

ポインセチアの葉っぱは布のような質感で、強そうですが、擦れるとそこが傷ついて、白い汁が出て枯れ込んでしまいます。カーテンやスカートの裾などに注意しましょう。カーテンの側は避け、人が通る場所も避けて起きましょう。
あと、白い汁は毒性があるので、ペットがいるところには置かないようにしましょう。

病害虫

オンシツコナジラミ・ハダニ
ハダニもコナジラミも、一旦発生すると大変です。毎日、観察して、葉っぱの裏も見て、虫が発生していないかチェックしましょう。オルトランを前もって撒いていると予防ができますが、一番は「毎日観察」です。

来月の管理は?

先月の管理をおさらいするなら

来月以降の管理は
を参考にしてください。
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