葉が落ちて枯れたらどうすればいいか?(ポインセチア栽培)
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ポインセチアの葉が落ちて枯れたらどうすればいいか
ポインセチアは熱帯の乾燥地帯の植物で、日本の気候…特に冬に合っておらず、冬越しは初心者には難しいものです。室内で管理して、温度も十分あって、水やりも控えているのに、どうも枯れてしまいがちです。このページでは枯れる原因と対処法をまとめていますので、ポインセチアの栽培環境や条件を見直して、改善していきましょう。
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本当に枯れてますか?
ポインセチアは冬に10度以下の寒さでどうしても落葉します。これは葉っぱを落として負担を減らす戦術であり、生理現象なので問題ありません。0度以下になると株全体が枯れますが、0度以下になっていないなら、落葉して丸坊主になっていても春になればまた、芽吹きます。これは別に問題ではありません。普通に、健康的に栽培していても1月〜2月は寒さでほぼ丸坊主になるものです。気温が上がって、芽吹いてもどちみち4月・5月あたりに地上から2節残して刈り込むか、半分に刈り込んでしまうので、落葉した2月3月に刈り込んでもいいくらいです。
問題ないなら、そのまま現在の管理を続けましょう。
枯れているか調べる
落葉して完全に丸坊主になっても枯れているとは限りません。枝をちょっと切ってみて、その枝の芯が「みずみずしい色」をしていたら、まだ枯れていません。今の所は大丈夫です。枯れてるかどうか確認できたところで、原因を探っていきましょう。候補はいくつもあります。
枯れる理由(水のやりすぎ)
ポインセチアは乾燥地域の植物で土が常時濡れていると根腐れを起こします。根腐れを起こすと葉っぱが黄色くなって落ちます。特に1月から3月は寒さで生育が鈍くなり、水を吸い上げにくくなります。また気温も下がりますから、水が蒸発する量も少なくて、なかなか土の中の水が無くなりません。この時期に水をジャンジャンやってると、根が窒息して根腐れを起こしやすいです。
水のやりすぎの対処法
水のやりすぎて根腐れを起こしてるようならば、すぐに水やりを止め、葉っぱが変色しているならば、取り除きます。冬は日光に当たる暖かい場所で管理します。春〜秋は風通しの良い半日陰で養生させます。指で土を触ってみて濡れていたら水はやりません。春〜秋は土が乾いたら水やりを再開します。冬は土の表面が乾いていてもまだ土の中に水が残っていますから、割り箸をさして、土の中が濡れていないか調べましょう。割り箸が濡れているようならば、水はやりません。もしくは土壌水分計で土中の水分量を測ってから判断します。
受け皿に水が溜まっていたら水を捨ててください。受け皿の水が鉢の中へ登って、根が窒息して根腐れします。夏はすぐに蒸発しますが、冬はいつまでも水が残ります。
店で売っているポインセチアの鉢の土は生産農家の水やりの手間を軽減するためにピートモスが多く配合され、そもそも水持ちの良い用土に植えられているので、なおのこと根腐れしやすいです。水はけの良い土に植え替えることで冬の根腐れはかなり予防できます。
枯れる原因(水切れ・水不足・葉焼け)
ポインセチアは乾燥に強い植物なのですが、水やりが少ないと葉っぱが垂れてしまいます。多少垂れたくらいなら、すぐに水やりをすればシャキっとしますので水をやってください。ポインセチアは10度以上で多少なりとも活動をしているため、暖房がかかっていると蒸発もあって水切れはおきますので注意しましょう。気温が20度を超えると本格的に生育し始めます。すると水切れが起きやすくなります。特に真夏になると生育と蒸発で頻繁に水切れしやすくなり、水分が不足したことで葉焼けが起きやすくなります。葉焼けは直射日光で葉緑素が抜ける症状で、回復しません。軽い葉焼けならば、葉っぱの一部が変色するだけですが、ひどいと葉っぱが枯れ込み、そのまま水不足が続くと、変色部分が増えていきます。夏は「水切れ=葉焼け」と考えてもいいです。葉焼けを予防するには
●水やりの頻度を上げる。
●半日陰に移動させる(日光に当てない)。
●大きな鉢に植え替える。
●半日陰に移動させる(日光に当てない)。
●大きな鉢に植え替える。
などがあります。春の植え替え時に大きな鉢に植え替えておくといいです。
枯れる理由(乾燥)
ポインセチアは乾燥地帯の植物ですが、それでも冷暖房の風の「乾燥」には耐えられません。冷暖房の風は非常に乾燥していて、この風が直接ポインセチアの葉っぱに当たると1日でカリカリになって落葉します。1日で、です。ポインセチアに直接、風が当たらないような場所に置いてください。
また、5月以降に気温が20度以上になると生育時期となり、水を吸い上げる勢いがよくなって水切れしやすくなります。あんまりに水が不足すると落葉することもあります。この場合は、水やりの頻度を増やし、可能であれば一回り大きな鉢に植え替えて水切れ対策をします。
枯れる理由(肥料のやりすぎ)
ポインセチアは1月から3月は生育が止まっていて、この時期は肥料を絶対にやらないでください。この時期に肥料をやると根が傷んでしまいます。傷んで、活動が衰えて、水が土に残りやすくなり、根腐れして落葉します。またポインセチアに限らずですが、弱っていたり、活動が止まっている時には肥料をやらないでください。もしも落葉した時も肥料はやらないでください。株に負担がかかって枯れることがあります。落葉している時期に肥料をやると「トドメを刺す」ことになります。
枯れる理由(日光不足)
ポインセチアは日光を好む植物で、日光が不足すると葉っぱが黄色くなって落葉します。日光不足ならば日光に当てれば復活します。でも、日光不足になると生育が鈍くなり、水を吸い上げる力が落ちて、根腐れも起きやすくなります。よって日光不足と根腐れはセットで発生することが多いです。根腐れもしているようならば、水やりを控えて乾燥気味に管理します。枯れる理由(寒さ)
ポインセチアは10度で葉っぱが傷み始めて、0度で枯れます。10度以下になって葉っぱが傷んでも、完全に枯死はしません。寒さで葉っぱが落ちても春には復活します。人が生活する場所(リビング)は昼間に暖房をかけているので、夜中になっても5度以下になることはほとんどありません。問題は0度以下になるような場所で管理している場合です。
出窓や窓のそばは外気に近く、寒気が強い時期だと0度以下になることがあります。「ポインセチアは日光が好き」なので明るい場所で管理した方がいいので窓の近くで管理する人が多いですが、意外と夜中に0度以下になって枯れてしまうことがあるので、寒気が強い時期は夜だけは窓から離して室内の暖かい場所で管理します。面倒だけど。
●購入した年、1年目のポインセチアは温室育ちで寒さに弱く枯れやすい。2年目以降は寒さにも強くなります。
枯れる理由(ものに当たる)
スカートの裾が当たったり、カーテンが揺れてポインセチアが擦れて、傷みます。擦れると白い汁が出てきて、滲んできます。滲むと見た目も悪いです。これで枯れるってことはないんですが滲んだあとに黒ずんでしまいます。またポインセチアの白い汁にはファルボールという成分が含まれていて、これが皮膚に触れるとかぶれることがあります。ポインセチアにペットや子供が当たるとポインセチアが傷むだけでなく、ペットや子供の健康にも害があるかもしれません。ペットや子供にぶつからないような場所で管理してください。
枯れる理由(根詰まり)
店売りのポインセチアは小さな鉢に植えられていて、根詰まり寸前か、ほぼほぼ根詰まりしています。小さな鉢に植えているのは「見た目がいい」というのが大きく、購入した年は植え替えをせず、そのままで管理したいです。ポインセチアのことを考えると、できれば植え替えをしたいです。根詰まりすると葉っぱが落ち始め、水切れしやすくなります。植え替えをして根を伸ばすスペースを作ってあげましょう。以下のページを参考にしてください。
最後に
環境や水やりの頻度などを見直すことで、改善するので、もう一度栽培のコツを見直してみましょう。を参考に。
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