挿し穂で増やして庭中にビオラパンジーを咲かせる!

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ビオラ・パンジーの挿し穂で増やす

ビオラパンジーは10月から3月まで、定期的に切り戻すのが花を増やすコツです。切り戻すことで、風通しを良くして蒸れを防いで、脇芽を増やして花が増えます。ビオラ・パンジーの切り戻し・摘芯は絶対必須の作業となります。

切り戻しをするってことは、枯れていない部分を切るということです。枯れてもいないのに切って、それを捨てるのって何だか心が傷みますよね。そこでパンジー・ビオラの切り戻したものを土に挿し穂して増やすのも手です。

挿し穂の目的

ただ、ビオラ・パンジーを秋に挿し穂してある程度の大きさの株になるのが春で、やってもあんまり意味ないです(ペチュニアなどは春にやって一ヶ月以内で売ってる苗くらいになる)。あくまで、「こういうこともできますよ」程度のことと思ってください。やるのはガーデニング上級者で普通に育てるのに飽きた人です。

ビオラ・パンジーは夏に暑さで枯れるものです。そこで挿し穂で夏越しさせるという方法もあります。
ただし、ここで書いているのはあくまで、冬の間に株を増やすための挿し穂です。

挿し穂の手順

時期

10月〜4月に剪定などで出た葉・茎で挿し穂を作ります。ただし、あんまりに寒いと発根しにくいので真冬(1月2月)は避けましょう。
上にも書きましたが、10月に挿し穂で株を作っても十分な大きさになるのは春です。

挿し穂を取る

若い芽の方が発根しやすい。挿し穂で発根させるには4cm以上あるべきです。剪定した枝葉の中から適切なものを選抜しましょう。切り口はできるだけ鋭利なナイフで斜めに切ります。ハサミで切っても、改めてナイフで切り直しましょう。
ハサミはどんなに鋭利でも、茎を挟んで潰しているため、発根率が下がります。

水揚げ

切った茎をまずは水につけます。水を吸わせてシャキっとすればいいです。1時間から2時間、水につけておきます。これを水揚げといいます。葉っぱから水が蒸発しているので、葉っぱの先まで水を行き渡らせて、発根するまで持たせなくてはいけません。そのためには水揚げは必須の手順です。

葉っぱの先まで水があがって、シャキっとしなかったら、切り口を切って新しくしてから、もう一回水につけます。もしもシャキっとしなかったら、元気が足りないので別の挿し穂にしましょう。

水に発根剤の発根剤(ネメデール)を入れると発根しやすくなります。
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余計な葉と花を落とす

余計な葉と花を落とす
シャキっとしたら、大きな葉っぱと花を落として、葉っぱ数枚(3枚から5枚)ほどにします。この状態では根がありませんから、地上部が大きすぎると負担になって発根する前に萎れて枯れてしまいます。また、葉っぱをむしる際に土に挿す部分を1.5cm取るようにします。

花・ツボミ・新芽も負担になるので落とした方がいい。花芽(新芽)は葉っぱの根元にある小さな膨らみのこと。

発根剤をつける

冬のビオラは発根剤をつけなくても発根しますが、確率を上げたいならば発根剤を切り口に塗った方がいいです。発根剤(ルートンとか)はホームセンターで売ってますので、使用方法を読んで使ってください。
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土に刺す

土に刺す
ビニールポットに土を入れ、ここに挿し穂をします。用土はビオラ・パンジー用の培養土がいいでしょう。大事なのは「殺菌されている」こと。他の植物を育てた使い回しは使用しないでください。
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土に指を突っ込んで1.5センチほどの深さの穴を開けて茎を入れて、埋めます。これでしばらくして…一週間ほどで発根します。用土は何でもいいです。

発根までの管理

土に挿してからしばらくは強い日光には当てず、明るい日陰の強い風の当たらない場所で管理します。発根するまでは乾燥しないように水をしっかりとやってください。乾燥しないようにはするんですが、水が多いと発根しづらく、少し乾燥気味にした方が発根しやすいです。葉っぱが少し萎れてから水やりをする…くらいのペースを心がけましょう。

鉢や庭に植える

挿し穂を引っ張っても「抵抗」してくるなら発根しています。引っこ抜かずに大きく掘って庭やプランターに植え替えます。ここから先は一般的な育て方と同じです。

栽培についてはビオラビオラ・パンジーの用土と植え付け・植え替えのまとめを参考にするか、夏越しをしてみる場合は、ビオラ・パンジーの夏越しのコツを参考にしてください。
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