3月の管理…暑さにも寒さにも注意(シクラメン)
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3月のシクラメンの管理・手入れ
3月は微妙な時期。気温が上昇して寒さ対策は不要になってきますが、今度は暑さでシクラメンが傷む可能性が出てきます。面倒ですよね。でも、ここでうまく切り替えれば5月あたりまで花を楽しむことができます。水やり
水やりはこれまで通り。3月にシクラメンを購入する人はほとんどいないでしょう。もっと涼しい旬の時期に購入して、それから継続して3月に育てているのがほとんどです。中には花屋やホームセンターでお安くなったものを買ってきた「シクラメン栽培の熟練者」もいるでしょうが。土が乾いていたら水をやり、濡れているなら水をやりません。水をやるときは鉢底から水が出るくらいにしっかりとやって、土の中の汚れを洗い流してください。底面給水が便利なので、底面給水になっている鉢は鉢底に絶えず水が溜まっているようにしてください。
水切れに注意する
3月は地域や管理場所にもよりますが、気温が10度から15度で日当たりが確保しやすい時期なので、シクラメンにとって生育しやすい時期でもあります。そのため、水を吸い上げる力が強くなるために、水切れが起きやすいです。水が切れないようにします。水が切れると葉っぱが黄色くなって落ちてきます。そうなると復活まで時間がかかるので、なるたけそうならないようにしましょう。底面吸水の鉢の場合は、ここに水が溜まった状態を維持しましょう。
水が十分にあると葉っぱがパリパリしています。不足するとブヨブヨになりますので、水が必要かどうかは葉っぱを触って判断できるようになっていると楽です。
肥料
シクラメンは葉っぱ一枚につき花が咲くので、よく花が咲く植物です。花が咲くと株が消耗しますので、今後も花を咲かせるためには肥料が絶対に必要です。12月前後にシクラメンを買ったり貰った場合、土の中に混ぜ込まれていた肥料は、とっくに切れていますから、購入後一月以上経ったら肥料を必ず追加してください。追加しないと花が止まります。肥料はシクラメン用の液体肥料というのがあるので、それをやるか固形肥料をやります。固形肥料は腐って臭うかもしれないし、4月以降は高温で生育が鈍くなり、今度は肥料が聞いていると球根が傷みます。ジワジワと効く固形肥料は調節が難しいので液体肥料が便利です。液体肥料なら二週間に一回か、一週間に一回。固形肥料ならば一ヶ月に一回程度の頻度でやってください。
植えかえ・種蒔き
鉢の植え替え
鉢植えの植え替えは、活動している現在はまだ早い。植え替えの適した時期は8月〜9月の休眠明け直前か、休眠に入る直前の4月下旬〜5月です。植え替えの詳細は以下のリンクを参考にしてください。
庭植えという選択肢
シクラメンはどちみち夏には掘り上げるのが通常ですから、春から初夏までは庭植えするというのも選択肢にあります。しかし、シクラメンは寒さに弱いですから、霜に当たれば枯れます。また5度以下になっても傷みますし、20度以上になると休眠します。そう考えると、3月に植えつけというのはビミョーなんですよね。用土は一般的な培養土か、そこに赤玉土か川砂を1割追加したものを利用します。それで株間を20cmほど開けて植えます。
管理場所・日当たり
日光に当てると次の花が咲きやすいので、できるだけ日光に当ててください。日光に当たらないと次の花が咲きません。日光に当てると日光があってる側だけが葉っぱが茂るので、定期的に回転させて、満遍なく日光を当ててください。
寒さと暑さに注意
3月は地域によってはまだまだ寒いのですが、非常に暖かい地域もあります。シクラメンの生育温度は10度から15度で、5度以下になると枯れるし、20度以上になると暑さで休眠しようとして、葉が枯れ始めます。3月は温度管理が微妙です。日当たりがいいと20度以上になるのに、深夜はまだまだ5度以下になる可能性も十分ある。
窓の近くに置いている場合は、20度以上になりそうならば、場所を変えましょう。
暖房の風に注意
シクラメンは室温が高いと休眠するので、暖房が効いている部屋で管理することはないんですが、一時的でもリビングなど暖房の効いている部屋に置く場合でも、暖房の風は直撃しないようにします。暖房の風は非常に乾いていて、直接当たるとすぐに枯れます。直接に当たらなければいいので、位置を変えてください。
終わった葉っぱや花は捻ってとる
しおれてきた花は放置していると種子を作ります。種子を作ると株が弱るので普通は摘んでやります。もしも種子を採取するのらば、放置して起きます。葉っぱも傷んできたら取ります。花も葉っぱも放置していると腐って病気の元になることがあるので摘んだほうがいいです。
摘む時は茎を摘んで、捻って抜きます。プチって音がします。ハサミで切除すると切り残しが腐って病気になりますから、必ず指でつまんでとってください。
来月は??
4月以降、涼しいところで管理すれば、まだ生育しますが気温が上昇し、株が休眠へと向かいます。花は咲かなくなり、葉っぱは黄変し、新しい葉っぱは出にくくなります。5月には休眠するかどうかを決めておかないといけません。スポンサーリンク