ゴーヤの摘芯

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ゴーヤの摘芯

摘芯とは?摘芯の目的

摘芯とは?摘芯の目的
摘芯というのは、一番上の新芽を摘むことで脇芽を出させる園芸のテクニック。ゴーヤに限らず、ほとんどの植物で通用します。植物は、根と地上部の葉っぱが「連動」していて、葉っぱが減ると、根の余力が行き場を失い、どこかから出ようとします。それで、葉っぱの根本から「新しい芽」を出します。

ゴーヤの場合、この摘芯をしないと、一本のツルがまっすぐに上に伸びるだけで、全然広がらず、グリーンカーテンにはなりません。摘芯すると、葉が増え、花も増え、収穫量も少なくなります。

時期・回数

摘芯は苗を植えて、葉っぱが5枚以上になって以降に最初の摘芯をします。ゴーヤの植え付けは5月〜7月ですので、地域にもよりますが、大体は6月〜7月になります。

その後、脇芽が出てきますので、この脇芽の葉っぱが5枚以上になったら、同様に摘芯をして、さらに脇芽を出させます。

よくゴーヤの摘芯は2回とか3回といいますが、最近流通しているゴーヤは比較的、摘芯しなくても脇芽が出やすい方ですし、グリーンカーテンにしたいなら、適宜、3回と言わず、何度もするといいです。その摘芯も適当でも十分効果があります。

グリーンカーテンにせず収穫目的の場合は、1回か2回ほどすれば十分でしょう。
野菜として収穫するだけなら、何度も摘芯する必要はないですが、グリーンカーテンとして木陰を作りたいなら、摘芯+ネット誘引を6月以降にせっせとしないと7月に間に合わない。

摘芯の方法

摘芯の方法
種が発芽するとまず「双葉」が出ます。その後に形がちょっと違う本葉が出てきます。ゴーヤの苗の一番下には双葉が見られるので、これをカウントせず、本葉が5枚以上になったら…6枚か…できれば8枚から10枚になったあたりで、本葉5枚くらいを残してツルの先を切ります。
すると切ったところの下の葉っぱの根元から脇芽が出てきます。別に8枚残しても、9枚残しても、その下の葉っぱから芽が出るので、葉の枚数はそんなに気にしないでもいいです。

清潔なハサミで切りましょう。病気予防のためにも、ハサミは使用前に必ず消毒します。ガスバーナーで炙るか、園芸用消毒薬で消毒してからにします。ちなみにバーナーは手軽ですが、ハサミが傷みますので、バーナーで消毒するなら安いハサミを使うと気が楽です。
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その後、生えてきた脇芽(子ヅル)も5枚の葉を残して、摘芯します。するとまた、脇芽が出てきますので、これを同様に摘芯して、脇芽を出させれば、なお、大きく茂ります。これをただ繰り返します。

別に5枚にこだわる意味も特になく、適当に切っても、脇芽は出ます。よほど頻繁に摘芯でもしない限りは枯れることはないんですが、摘芯と摘芯は1週間ほど空けた方がいいですね。

グリーンカーテンに仕立てる

グリーンカーテンに仕立てる
摘芯+ネット誘引を繰り返してグリーンカーテンを作っていきます。
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ネットはホームセンターなどで販売しているので、大きなものを買い、屋根から吊るして、重石で引っ張って、地面に固定します。ゴーヤが伸びてきたら、ここに誘引します。グリーンカーテンにしないなら、フェンスやラティスに誘引します。

摘芯をしないとただ、一本の長いツルになるので、摘芯して横へ横へと広げて、ネット全体に行き渡らせます。ちゃんと摘芯して誘引しないと、ネットに行き渡らないので、誘引してくださいね。

必ず追肥を

摘芯すると、よく茂り、葉が増えるため、それに応じた多くの肥料を欲しがります。葉っぱが増えてきたら、必ず、化成肥料を追肥します。また、葉っぱが増えすぎると葉緑素の材料となるマグネシウムが不足して葉っぱが黄色く変色してくるので、苦土石灰をまくか、水に溶かしてまきましょう。
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詳細は以下のページを参考に。

水も欲しがりますよ

また、葉が増えれば水も欲しがるようになり、水切れが起きやすくなります。庭植えにしていても水やりが追いつかないことがありますので、その場合は自動水やり機を設置することも検討しましょう。
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最後に…

その後の収穫や、栽培については
を参考にしてください。
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